ブッシュ政権はついに、大統領がイラク攻撃を指示するのに議会の承認は必要とされていないと主張し始めた。当然これは憲法に基づく議論になっている。しかしそこにはたぶん、もう一つ見落としてはいけないことがある。実際の軍隊は、StarWars映画のようにクローンやドロイドが構成しているのではない。戦地に向かわなければならない兵士は、正当でない理由の戦闘に疑問を持つだろう。

アメリカ海軍大学院で働いてる友人といっしょに、ある陸軍大佐のリタイアメント・セレモニーに行ったことがある。その人、Joseph Andrade大佐は1969年に軍に入り2002年の4月に定年を迎えた。新人の教育にも励んでいたので、たくさんの生徒もセレモニーに参加していた。大佐は、特殊部隊やグリーンベレーにも所属した経験があり、命令に必ずしも従わない軍人としても知られていたという。そして大佐が自身のスピーチの中で「上からの命令に盲目的に従ってはならない。何がアメリカにとっての本当の自由を守ることか、常に自分で判断しなさい。」と語ったことはとても印象的であった。

このメッセージは、軍隊の中にも戦争の理由に疑問を持つ者が存在することを示している。そして軍で働く人たちには、国を守るという純粋な理由で志願している人も多い。前線で危険にさらされる彼らは、利権に基づく判断で戦闘に送られることには当然疑惑と失望を持つであろう。そして、アメリカにはすでにTimothy McVeighという例がある。彼は90年の湾岸戦争で前線で優秀な兵士として戦ったが帰還後に反政府的な考え方に転向しオクラホマ爆破事件を実行、最後まで謝罪せずに昨年処刑された。今新たな湾岸戦争を始めることは、第2、第3のTimothy McVeighの出現につながるだけかもしれない。

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