ロンドンにいるときにCoryから新著「Little Brother」をもらい、大部分を機内とロンドン・香港・マカオの移動中、成田の通関手続き中に読んだ。小説の舞台は未来。サンフランシスコがテロ攻撃に遭い、米国のDHS(Department of Homeland Security=国土安全保障省)の行動が過熱し、職権を濫用し始めるというものだ。主人公はティーンエイジャーのハッカーで、自身の市民権を取り戻すためにDHSに戦いを仕掛ける決意をする。

ティーンエイジャー、ネット文化、セキュリティ、行動主義、政治を取り扱ったすばらしい物語で、読んでいてとても楽しかった。Xboxの改造や代替現実ゲームなど、現実社会の要素が出てきたりして、Coryテイスト満載の作品だった。

小説はまもなく発売のはず。この手の話が好きな人にはお勧めだし、我々のテロリズムとの今の対決姿勢が未だに多少とも合理的なものだと信じ込んでいる人たちに勧めたい。

発売のタイミングも選挙前となかなかよく、アメリカ国民が「安全保障か市民権か」の争点に関して誰に投票すべきかを迷った場合の参考になるかもしれない

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