クリエイティブ・コモンズ Category Archive
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2008年4月21日

新生銀行、自社のビジネス手法をCreative Commonsライセンス下で公開

06:23 UTC » クリエイティブ・コモンズ

日本の大いなる成功例の一つである新生銀行は、旧い伝統を持つ日本の会社が、適切な経営と手法をもってして、いかに生まれ変わることができるかを表す好例とされている。ここでいう『手法』には、僕の尊敬するJay Dvivediによる『シンプル化に向けた大幅な改革』を含んでいる。Jayは自身のITに対するアプローチ、すなわち、多くはインターネットを利用し、一部マーケットにあるものを使用し、複雑なものは細分化していくという方法を用いた手法を提唱している。僕もJayの先見に与るべく何人かの友人を彼のところに行かせたりしているんだけど、それは従来の手法とあまりに異なるため、その手法が実際に機能するということを理解、確信するには会議室でのミーティングだけでは足りないことが多い。

我々はこれまでこれらのアイデアを共有する方法をいろいろと話し合ってきた。Virginia A. FullerとDavid UptonによるレビューがHarvard Business Review誌に掲載された。もちろんこれはこれで素晴らしいことなんだけど、残念なことに、それはHBRを読める読者にしか届かない。

そこで我々が思いついたのが、Creative Commonsライセンスの下で手法を公表し、大学機関がそれらの手法を元に公開の教育ソフトを開発するように協力するというアイデアだ。Jayと僕とで新生銀行の社長であるThierry Porte(ティエリー・ポルテ)氏に会いに行った。彼はこのアイデアを気に入り、事を進めるように言ってくれた(YouTubeに投稿した、Thierry Porteと僕が話している動画)。今週、Indian Institute of Technology Kanpurが、新生銀行の協力の下で新生銀行の手法に基づく教育ソフトを開発してCreative Commonsライセンス下で公開すると発表した

現在、他の大学にも働きかけているところだ。

企業にビジネスプラクティスや手法を教育ソフトの形で共有させるというこのアイデアは、万人にとって得るものが多いと考えている。すなわち、企業はその分野における専門家としての立場を確立できることになり、外部の人々はその手法を評価したり改善したりして貢献することが許され、ユニバーサルな改善・更新が常時迅速になされることになる。また直接的なフィードバック、およびそれを受けた素早い対応も可能になる。ビジネススクールや学術的な鍛錬の場は今後も存続されるものと思うけど、単なるケース分析よりも、教育ソフトの開発を協力して進めた方が、インターネット的な、「大まかなコンセンサス/運営の不文律」的な自然なやりとりは生じやすくなるはずだ。

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2008年4月 3日

Creative Commonsが新体制と新たな資金調達を発表

01:23 UTC » クリエイティブ・コモンズ

以下は正式発表されたばかりの内容だ。

Creative Commonsが新体制および新たな出資内容を発表

2008年4月1日、米国カリフォルニア州サンフランシスコ

一般の方々が合法的に共有し、使用できる創作物の範囲拡大を目的とする非営利団体「Creative Commons」は本日、体制の変更、およびWilliam and Flora Hewlett Foundationから活動資金400万ドルの出資を受けたことを発表した。同団体の創始者であるスタンフォード大学法学部教授のLawrence Lessigは「本日の2つの発表はいずれも、Creative Commonsが発足段階を脱し、デジタル時代における創作・教育・研究のための重要な支持基盤に発展したことを反映したものです」と語った。Creative Commonsは昨年12月に創設5周年を祝っている。

Lessigは自らの学術的な焦点が著作権問題から政治腐敗へと移行したこと表明をしており、米国政府の立法部門の透明性向上を目指す運動「Change Congress」を最近発足させている。Lessigはそちらの活動に集中するためにCreative CommonsのCEOを辞任し、起業家・投資家でありfree cultureの提唱者であるJoi Itoが後任となる。Lessigは理事の一員としてCreative Commonsに残る。

「焦点は移行したものの、私のCreative Commonsおよびfree cultureという大義に対する支持は変わりません」とLessigは語った。「Change Congressでこれからやっていくことは色々な意味でCreative Commonsの活動を補足するものなのです。どちらのプロジェクトも人々に力を与えて、より適切なシステムを構築できるようにしようと目指すものです。Creative Commonsのリーダーシップを、類い稀な情熱と資質をもつJoi Itoに引き継ぐことができるのは何よりもの喜びです。」

「Larryの管理下にて、Creative Commonsははじめの着想段階から、80を超える国の組織や人々に関わる技術的・社会的・法的環境の不可欠な一要素へと成長しました」とItoは語った。「それに伴い、組織の規模・複雑度が増してきています。私はさらに関わりを深め、この素晴らしい一団の舵取りをできることを喜ばしく思っています。Hewlett Foundationは当初から我々を強固に支援してくれています。将来的にも彼らの援助が得られるということは、我々にとって何よりもありがたいことなのです。」

創設時から理事を務めてきたデューク大学法学部教授のJames BoyleがItoに代わり理事長に就任し、Itoは理事として続投する。「JamesはCreative Commonsの創設時から尽力し続けてきてくれました」とLessigは語った。「彼は、我々の科学研究部門であるScience Commonsと、教育部門ccLearnの設立を指揮してくれました。Creative Commonsの理事長を務めるのに彼以上にふさわしい人物はいないでしょう。」

BoyleはCreative Commonsの未来について楽観的だ。「MITのオープンコースウェア、Public Library of Science、素敵な音楽、多数の写真やブログ、無料公開の教本など、我々のライセンス下に入っている数々の素晴らしいものを目にすれば、我々がLarryのリーダーシップのもとで実際に、世界中の何百万という人々がクリエイターやユーザーとして参加する万国共通の『創造的な共有の場』を形成する一助となったことが実感できるでしょう。私の仕事は当団体の理事会に名を連ねる傑出した人々の能力を活かし、このミッションを継続・発展させていくことです。(某Larry Lessigなる者もこれに含まれます。当面はどこにもいかないと約束してくれました)」

Hewlett Foundationからの出資は、5年間に渡ってCreative Commonsの活動全般を援助するための250万ドルと、公開教育リソースに焦点を当てたCreative Commonsの一部門であるccLearnを支援するための150万ドルからなる。「William and Flora Hewlett Foundationは情報の開放、とりわけ教育リソースの無料での開放を強く支持し続けてきました」とHewlett Foundationの公開教育リソース・イニシアチブの部長であるCatherine Casserlyは語った。「Creative Commonsのライセンスは、Creative Commonsにおける取り組みが拠って立つ開放のインフラの非常に重要な部分です。」Hewlett Foundationからの出資は、Omidyar Network、Google、Mozilla、Red Hat、およびCreative Commonsの理事会からの支持も見込んだ5年間に渡る出資プランの根幹を成すものであった。

Creative Commonsはまた、上級幹部の人事異動二件を発表した。Diane Petersが相談役として就任する。PetersはMozilla Corporationの出身で、Software Freedom Law Centerの理事を務めており、かつてはOpen Source Development LabsおよびLinux Foundationの相談役も務めている。様々な案件について、非営利団体・開発コミュニティ・ハイテク企業への助言や提携に関する豊富な実績をもっている。

Cravath, Swaine & Moore LLPから昨年Creative Commonsに加わった副会長兼相談役のVirginia Rutledgeが、副会長兼特別相談役として新しい責務を負うことになる。Rutledgeは新たな役割として開発および渉外に焦点を当てつつ、今後も特殊な法的プロジェクトの指揮も執り続けていく。


Creative Commonsについて

Creative Commonsは2001年に創設され、私有・公有を問わず、知的および芸術的創作物の創造的な再使用を推進している非営利団体です。Creative Commonsは著作権フリーのライセンスにより、「無断転載禁止」を旨とする従来の著作権を基盤にしつつ、任意による「限定的な使用許可」を可能にする柔軟な権利保護および使用許可事項を、作家・芸術家・科学者・教育者に選択肢として提供しています。Creative CommonsはCenter for the Public Domain、Omidyar Network、ロックフェラー財団、John D. and Catherine T. MacArthur Foundation、およびWilliam and Flora Hewlett Foundationを含む多数の組織、および一般の方々の寛大なる支援によって創設され、運営されています。Creative Commonsに関する詳細は http://creativecommons.org でご確認いただけます。


問い合わせ先

Eric Steuer
Creative Commonsクリエイティブディレクター
Eメール: eric(アットマーク)creativecommons(ドット)org


プレスキット

http://creativecommons.org/presskit

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2008年3月21日

「iCommons Summit」でのセッション案を募集中

04:40 UTC » クリエイティブ・コモンズ

今年の iCommons Summit は日本の札幌で開催される。このイベントについてはまた別に書くつもりだ。我々も馴染みの顔は皆出席するので、みんなも是非参加してほしい。

現在、どんなセッションを開くかについてアイデアを募集している。何か提案があれば以下の通り応募してほしい。

この度、iCommons iSummit 2008(札幌、日本)の各種セッションのための提案の募集を開始しました。オンライン応募システムで受付中です。

iSummit は世界のデジタル文化の探求を主題とした国際イベントです。世界各地のプロジェクトや、Creative Commonsと フリーカルチャーに関連する国際的な話題についてセッションを開く予定です。

現在募集しているのは、次のセッションについての提案です。
ワークショップ、パネルディスカッション、ポスターセッション、スプリント、プレゼンテーションボナンザ、ビデオ、スピードギーキング、ポディアム、ミーティング、その他提案された形式(iSummit チームに要相談)。各セッション形式の詳細はこちらでご確認いただけます。セッションの順番は、特定のテーマ、プロジェクト、メディア等により分類されたスペースである「ラボ」の割り当てによります。


スケジュール
・募集期間: 3月1日~3月31日
・提案内容の検討、フィードバック、採用通知: 4月1日~5月14日

詳しくは iCommons のウェブサイトをご覧ください。

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2008年2月 4日

Larry、フリーカルチャーに関する最終講義に臨む

09:30 UTC » クリエイティブ・コモンズ

Lawrence Lessig

Larryのブログから:

Last Free Culture lecture, first thought about what to do about political corruption

So this Thursday, January 31, at 1:00pm, at Memorial Auditorium on the Stanford Campus (directions) (map), I will be giving my last lecture about "Free Culture." The event is a bit staged (literally), as it is being sponsored by an entity making a film about these issues, and they want the lecture to use in the film. But the venue is beautiful, and I will also use the opportunity to map out one plan for addressing the problem of "corruption" (as I've described it) in politics. I've now finished a draft of the talk; for those who have seen me speak before, it is new (almost completely new -- maybe 1% are must have slides from the past). For those who haven't seen me speak before, it will be a nice map of where this debate has been, and where I think I want to go. Any questions about logistics, send an email here.

僕はその講義を聞く。君がもし近くにいるなら参加してほしい。とても重要ですばらしい講義になるはずだ。

Daily Kosは、Larryが下院議員選に出馬することを予想している。 そのブログで行った投票によると83%が出馬に好意的だった。 ;-)

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2007年12月10日

サンフランシスコでCreative Commonsの5周年パーティーが開かれる

08:35 UTC » クリエイティブ・コモンズ

参加できるなら,することを勧めるよ。

CC 5th Birthday Party in SF

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2007年12月 4日

WikipediaとCreative Commonsがさらに近くなった

02:33 UTC » クリエイティブ・コモンズ


Lessig Blog
Some important news from Wikipedia to understand clearly

As you'll see in this video, there has been important progress in making Wikipedia compatible with the world of Creative Commons licensed work. But we should be very precise about this extremely good news: As Jimmy announces, the Wikimedia Foundation Board has agreed with a proposal made by the Free Software Foundation that will permit Wikipedia (and other such wikis) to relicense under a Creative Commons Attribution-ShareAlike license.

That is very different from saying that Wikipedia has relicensed under a CC license. The decision whether to take advantage of this freedom granted by the FSF when the FSF grants it will be a decision the Wikipedia community will have to make. We are very hopeful that the community will ratify this move to compatible freedoms. And if they do, we are looking forward to an extraordinary celebration.

Read the Wikimedia Foundation resolution here.

My endless thanks to everyone who has helped make this possible, from Richard Stallman and the FSF board, to the important leaders within the Wikipedia community who say yet another legal obstacle to freedom that they could remove.

このプロジェクトに関わったみんなに感謝したい。これはWikipediaとCCの相互運用性をより良いものにするための,大きな一歩といえる。そして,フリーカルチャーのコミュニティのために,僕たちがどのように協力できるかを示すすばらしい例でもある。ありがとう。ありがとう。ありがとう。

Technorati Tags:

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2007年12月 3日

CCに対する訴訟が棄却された

05:18 UTC » クリエイティブ・コモンズ

Lessig Blog
From the Why-a-GC-from-Cravath-is-great Department: The lawsuit is over

We received this happy missive in the mail yesterday: The plaintiffs in the lawsuit about Virgin using a CC-licensed photo have dismissed CC from the case. This is not a settlement. It is not the product of negotiation. It is the recognition by plaintiffs counsel that the laws of Texas and the United States give the plaintiffs no cause to sue Creative Commons.

これはいいニュースだ。CCコミュニティーの何人ものボランティアを含め,この件について尽力したチームのすべての人に,おめでとうと言いたい。

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2007年11月 6日

北京で過ごした一日

10:03 UTC » BlogにまつわるBlog - Photo - クリエイティブ・コモンズ

Jump-1
JUMP系列 Photographer:老0

ロサンゼルス発のフライトで昨日の午前5時に北京に到着して、今日の午後1時にニューヨーク向けて発つ予定だ。ロジスティックスおよび環境的な観点からは、今回はこれまでの旅行の中でもかなり無鉄砲な部類に入るだろう。けれども、その内容は,僕の人生で指折りのものだった。たった一日のうちにこれだけ大勢の面白い人たちに出会い、面白いものを目にして、面白い会話を交わしたのは本当に久しぶりだ。

昨日の朝一番のイベントは、Isaac Mao 氏が主催した cnbloggercon での講演だった。共有経済について話し、中国というコンテキストにおけるシェアリングについて面白い質疑応答や講演前後の雑談をすることができた。名前しか知らなかった中国系ブロガーの面々にも大勢会うことができた。この素晴らしい会議を年一回開催してくれている Isaac 氏率いるスタッフに感謝すると同時に、今まで足を運べなかったことを申し訳なく思う。

その後、北京にある中国国家図書館で開かれた Creative Commons China(知识共享)の写真コンテストの受賞式に出席した。様々なCCライセンス下のプロ・アマ作品が1万点も応募されていて、「社会人文」「自然環境」「人物肖像」の3つのカテゴリに分かれていた。受賞作品は有名な写真家、教授などの著名人を含む選考委員会によって選出された。写真の出来はいずれも素晴らしいものだった。受賞作品の紹介ページがこちらにある。優勝作品のすぐ下に次点作品の紹介コーナーがリンクされているので、見逃さないでほしい。

欧米諸国に「Flickr に無料写真が1枚追加されるたびにプロの写真家が1人失業する」なんて見当違いなことを主張する人もいる一方で、中国ではプロの写真家たちがCCライセンス下で傑作を世に出している。僕の見た限りでは、アマとプロが連携をとり、お互いを支え合っているようだった。

受賞式の後にはワークショップも実施され、高名かつ興味深い講演者の面々によるプレゼンがあった。総じて画期的で、手際良く実施されたイベントだった。Chunyan と CC China のスタッフに賛辞をおくりたい。

旅行の写真はまとめて Flickr にアップロードしているFirefox のプラグインを使えば、Flickr に適用されている、中国系ドメインからのアクセスブロックを回避できることを昨日知った。そうでなくちゃ!

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24/7 Video Summitに注目

02:39 UTC » クリエイティブ・コモンズ - シェアリング・エコノミー - ビデオ

24/7 Video Summitには、最近開かれたどのカンファレンスよりも多くの友人たちが参加する。盛り上がること間違いなしだ。つまらない人間になりたくなかったら、参加した方がいいよ。

24/7: A DIY VIDEO SUMMIT

February 8-10, 2008 School of Cinematic Arts, University of Southern California

[Howard says] I'm thrilled to moderate a session on Feb 9 that will include Yochai Benkler, John Seely Brown, Joi Ito, Henry Jenkins, and Lawrence Lessig. I don't think this particular group has ever been on stage together.

Conference web site: http://www.video24-7.org
Blog: http://diy.video24-7.org/

Spaces are limited for attendance at the academic panels and the workshops. The video screenings are free and open to the public.

24/7: A DIY Video Summit will bring together the many communities that have evolved around do-it-yourself (DIY) video:artists, audiences, technology providers, academics, policy makers and industry executives. The aim is to discover common ground, and to chart the path to a future in which grassroots and mainstream, amateur and professional, artist and audience can all benefit as the medium continues to evolve.

This three-day summit features:

SCREENINGS OF DIY VIDEO

On February 8 and 9, there will be screenings of DIY video that are
open to the public. These will feature curated programs on design video, activist documentary, youth media, machinima, music video, political remix and video blogging. The video program will culminate in an evening program and reception on February 9 that will draw from all of these video genres.

ACADEMIC PROGRAM
Registered attendees will have access to the academic program on February 8 and 9 that features panels on The State of Research, The State of the Art, DIY Media: The Intellectual Property Dilemma andDIY Tools and Platforms. Featured speakers include Yochai Benkler,
John Seely Brown, Joi Ito, Henry Jenkins, Lawrence Lessig, and Howard
Rheingold.

WORKSHOPS AND BIRDS-OF-A-FEATHER MEETINGS

On February 10, the day will be devoted to practical and hands-onworkshops for registered attendees on topics such as intellectual property, media creation, distribution and new-media design tools.
Attendees will also have the option of organizing their own birds-of-a-feather meetings to connect with other attendees.

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2007年10月18日

利他主義について話し合った

06:27 UTC » クリエイティブ・コモンズ - シェアリング・エコノミー - 知的財産権

Philippと利他主義に関して話し合った。彼がiCommons.orgのサイトに投稿した,一連の記事でのやりとりに続くものだ。最後はとりとめがなくなって,彼に話す時間を十分あげられなかったけれど,とても楽しかった。サイトにある他の記事もチェックして,利他主義に関する僕の理論についてどう思うか教えてくれるとうれしい。;-)


philipp (South Africa) on iCommons.org
The role of altruism in the digital commons

Listen to Joi Ito and Philipp Schmidt discuss altruism, the economic man, the difference between happiness and pleasure, carriers of compassion, and that being a happy sharer yourself, is the best way to get others to share as well.

The conversation starts off with an overview of Marcel Mauss' The Gift, and the Dalai Lama's The Art of Happiness, which address the issue of sharing from very different directions. The Gift provides a historical framework for sharing that is non-financial, and sets out a clear process of sharing that runs counter to our economies' urge to commoditise. The Dalai Lama develops a theory of happiness that is grounded on compassion, and the ability of human people to learn happiness. Why is it that we learn Maths and Sciences in school, but don't seem interested in learning and teaching how to be happy?

Joi then sets out a profoundly optimistic model for collaborative citizenry that will help us identify, and ultimately address, global challenges like climate change. He makes a convincing argument that happiness comes from things like community and a well functioning family, where more is not necessarily better, and that the best way to bring others into this movement is to let them participate in our functional communities of sharing, and to be happy.

Note: The book mentioned by Joi is Scott Page's The Difference: How the Power of Diversity Creates Better Groups, Firms, Schools, and Societies.

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2007年9月11日

Ars Electronica 2007

02:57 UTC » Joiの日記 - Photo - アート&音楽 - クリエイティブ・コモンズ - 著作権

Gerfried Stocker
Gerfried Stocker

気温が7℃で雨続きだったことを除けば、今年のArs Electronicaはとても楽しかった。今週は、5つの会議と10件のメディアインタビューがあって大変だったけど、SandraとElizabeth、それにFumiのおかげですべてうまくいき、どうにか切り抜けることができた。残念ながら、全部のインスタレーションを見て回る時間も、話をしたかったいろんなアーティストとそうする時間もなかったけれど、十分すぎるほど面白い話ができたので、今回はとても良かった。

今年は、MOGAというユニット(稲蔭教授の研究室、FumiがメインのJoi's lab、中野裕之氏のPeacedelicチームのコラボユニット)と一緒にArs Electronicaへ行った。 MOGAは、Linzに『Jump』というインスタレーションを立ち上げていた。 また、稲蔭研の勝本雄一朗氏が雨刀(あまがたな)を紹介していた。 Ars Electronicaのコンテクストでは、今まで一緒にやってきた学生達と会えて楽しかった。

ほとんどの会議の内容がオンラインのどこかで公開されることになるんだろうと思うけど、それがどこかなのかよく知らない。;-) 以前、あるビデオインタビューをArtivi.comで見たことがあるけどね。

Ars Electronicaの今年のテーマはプライバシーだ。

僕が最初に参加したセッションは、Austrian Associationとその審査員、それにArs Electronicaコミュニティーのメンバーによるセッションだった。 そこで僕は、まずジェネレーションギャップについてざっくりと話をし、それから、インターネットの新規ユーザ間で、その技術のもたらす影響や技術の使われ方がいかに違うか、また、新しいメディアを若い世代がどのように利用するかを年配の世代が理解することがいかに難しく、しかしまたいかに重要かについて話した。僕は、何人かの審査員との対談で、彼らがとても前向きであることに非常に感銘を受けた。僕はまた、将来の地球規模での民主化にはGlobal Voiceが重要であることも話した。僕は、政治家たちよりも連邦判事たちのほうが、民主主義やプライバシーの犠牲といったことについて、もっと長期的な視点で考えられるんじゃないかと思っている。 アメリカの10th Circuit Courtによる最近の判決が示すように、すぐれた判事がいることは素晴らしいことだ。

Summer Watson
Summer Watson

次に参加したセッションは、将来のトレンドに関する、企業の役員達とのディスカッションだ。興味深いプレゼンがたくさん行われた良いセッションだった。僕が一番面白いと思ったのは、イギリスのソプラノオペラ歌手、Summer Watsonによるプレゼンだった。彼女は、北極点へのlast degree(北緯89度から90度まで)をスキーで滑り、環境問題への行動を呼びかける目的で、北極点でアリアを歌うと宣言した。

僕はこの後、彼女と一緒にコーヒーを飲み、Creative CommonsやオンラインIDについてたくさん話をした。そして、僕は Summer WatsonのWikipedia記事を書こうと思い立った。

僕はまた、WoW(World of Warcraft)のセッションも行った。これについては詳しく説明するまでもないよね。

Volker Grassmuck
Volker Grassmuck

それから、Leonard Dobuschとセッションを行い、Free NetworkやFree Knowledgeの重要性について話をした。 重ねて言うけど、僕は、このブログを読んでいる皆さんが、僕のポジションがどういうものであったか想像できると確信している。LeonardはLinz市長の息子でもあるんだけど、彼は、公共アクセスのサポートに関して市政が果たすべき役割について面白い考えを持っている。彼は最近、ある本を共同編集で出版したんだけど、その本では、公共アクセスに関する様々な議論が行われているんだ。彼はVolker Grassmuckの論文を引用したのだけど、Volkerはその論文の中で、コンテンツを提供する公共スペースをWeb上に設けることが重要であると主張しているんだ。

最後に僕は、パネリストとして授賞式とFair Musicの発足会に参加した。 Fair Musicの背景となったアイデアは、音楽にもFair Trade markに相当する何かを作ろうというものだったんだ。Fair Trade markが、Fair Tradeの要求基準を満たしている製品を特定しようとするものであるのに対し、Fair Music markは、アーティストや消費者を公正に扱っている企業やプロジェクトに与えられたものなんだ。ここで言う「公正」とは、報酬を公正に配分してもらっているアーティストのことや、音楽ビジネスの「Northern dominance」への偏向に抵抗して多様性を促進するプロジェクトなど、いろいろなことを意味している。

Fair Musicに関して、僕は、新しいビジネスモデルの必要性や、Creative Commonsの果たす役割を中心に話をしてきた。

Ars Electronicaで僕が撮影した写真をFlickrにアップしておく。

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2007年7月18日

ローレンス レシッグの新しいこと

05:50 UTC » クリエイティブ・コモンズ

LarryがiCommonsサミットで話したように彼はIP関連のことから、汚職との戦いに仕事を移すことに決めたんだ。だからって彼がいままでやってきたムーブメントを捨てるっていう訳ではなくて、彼がブログで説明したようにフォーカスを移すっていうだけなんだ。 彼はCreative Commonsでこれからも働いてくれるんだけど、でも彼の研究する分野が変わるんだ。彼のブログを読むともっと詳細がわかるよ。

FumiがLarryのトークをYouTubeに載せてくれたよ。

2007/6/19 Joiの英語版ブログより
訳:Taiichi Fox

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2007年7月10日

FreesoulとPhoto Commons

00:09 UTC » Photo - クリエイティブ・コモンズ

先月、僕は僕のあたらしいミッションについてブログしたんだ。ミッションっていうのは他の人の写真をとってあげて、CC-BYのライセンスでWikipediaに使ってもらったり、記事を書いてもらうときに写真をつけてもらうのに使ってもらうんだ。
Googleのイメージサーチしてもわかるけど、ほとんどの人が自分の良い写真を持ってないからね。それで、僕はこの写真を撮ってシェアすることについてLarryと話してたんだけど、Larryが提案するには"freesouls"のムーブメントを展開して、他の人に自分の写真をフリーライセンスで発行してもらうおうっていう考えなんだ。

早速、僕はFlickrにある僕の撮ったなかなかいい写真に"freesouls"っていうタグをつけ始めたよ。もしあなたも興味あるなら、同じタグを使って欲しいな。

iCommons Summitで僕は写真のワークショップをやってfreesoulsについて話したよ。ここでは写真をとる上での肖像の著作者人格権とか、モデルリリースとか、プライバシーとかが議論になっていた。それで僕達はこの写真にまつわる議論をiCommonsにおいて固定的なものにすることを決めて、この議論をする上での拠点としたい考えなんだ。
もしあなたもこの議論について興味があるなら僕がこれから設定するメーリングリストに参加してほしいな。とりあえず今は僕のWikiとかFlickrのグループで議論ができるね。

僕達が議論するのは主に法的なこととか、規範的なこととか、写真を撮ってシェアする上でのテクニックとか、ツールとかイベントとかだよ。僕達はオンラインでこのチュートリアルを載せていく予定だよ。また来年の札幌でのiCommonsサミットでもこの話題を議論する予定です。

更新:Photo Commonsのメーリングリストはここから参加できます。
http://labml.ito.com/mailman/listinfo/photo-commons_labml.ito.com

2007/6/18 Joiの英語版ブログより
訳:Taiichi Fox
コメント:どんな議論が出ているのかもっと知りたいな。日本とアメリカでは考えが若干違うような感じも受ける話題だな。

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2007年6月25日

Evevioとビデオウォークマンのシンク

16:09 UTC » クリエイティブ・コモンズ

Eyevio
Dialog box asking you to agree to CC license before downloading to Video Walkman
昨日、ソニーのMasakiTakeshiと会った。彼らはSonyのビデオシェアサイト、Eyevioの責任者なんだ。 EyevioはCCのライセンスをシェアするファイルに対して使ってるんだ。 Kiraiがレポートしてるように、PSPとかビデオウォークマンとシンクできるんだ。それにVideo iPodでも使うことができる。彼らはDRMなしのH.264を使ってて、CCのライセンスの付いているコンテンツだけをシンクできる。Takeshiが見せてくれた中でもでお気に入りなのは、Eyevioとビデオウォークマンをシンクしようとすると、ポップアップ画面に”クリエイティブコモンズの使用許諾に同意しますか?”っていう表示がでるんだ。本当にすごいね。

使用例:目隠しをしてバッティングセンターに入ってるビデオ。BY-NC-NDのライセンス。
2007/6/4 Joiの英語版ブログより
訳:Taiichi Fox

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2007年5月29日

Lessigが共和党と民主党に対してフリースピーチの働きかけ

18:23 UTC » Emergent Democracy - クリエイティブ・コモンズ - ビデオ

Lessigは共和党と民主党に対して政治のディベートをする時に制限された著作権を使わないように働きかけるっていう内容の記事を書いたんだ。もっともっと政治討論が映像で行われるようになってくるごとに、映像における自由なスピーチの重要性を考えなければいけないんだ。
映像は文章に比べてリミックスしたりするのにもっと強い著作権保護が与えられがちだよね。だから政治家と政党がCCの定めてるCC-BYのライセンスを使うことによって、世間の人とか団体がもっと政治の映像に参加できるようになるはずなんだ。

最新情報:LessigはNBCが定めているクレージーなルールについて記事を更新してるよ。

2007/4/30 Joiの英語版ブログより
訳:Taiichi Fox
コメント:日本でもテレビでの党首討論とか重要になりつつあるから近いうちに考えなければならない問題だよね。

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2007年4月 3日

WEB2.0の未来~ザ・シェアリングエコノミー

10:27 UTC » クリエイティブ・コモンズ

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WEB2.0の未来〔ザ・シェアリングエコノミー〕のムック本がインプレスより発行されました。この本は昨年東京で行われたデジタルガレージ、ニューコンテクストカンファレンスがベースになっています。この本に監修されている内容として、ミッチェル・ベーカー、ジョン・バックマン、タンテック・セリック、デービッド・アイゼンバーグ、ローレンス・レシッグ、村井 純、中野裕之、コーリー・オンドレイカ、(敬称略)を初めとする各氏のプレゼンテーションの内容が使われています。僕の出した内容もいくつか監修されています。それは僕のDBA(Doctor of Business Administration:経営学博士)に使う論文とかから抜粋したりした内容とかも使われています。

本当にクールな事はインプレスはこの本をCC BY-NC(v 2.1 JAPAN)のライセンスで発行してくれた事です。インプレスのサイトからこの本の各セクションのPDFバージョンがダウンロードできます。

2007/4/2 Joiの英語版ブログより
訳:Taiichi Fox

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2007年3月15日

2人のCCの友人達がオスカーを受賞

16:24 UTC » クリエイティブ・コモンズ - 本&映画

Lessigのブログより

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2名のCreativeCommonsの友人達がオスカーを受賞した。 DavisGuggenheimのドキュメンタリー"An Inconvenient Truth(和名:不都合な真実)" とFlorian Henckel von Donnersmarckの作品のThe Lives of Othersの2作品。

CooksAndLiarsのページにDavisの受賞のビデオクリップがある。
YouTubeにはFlorianのビデオがある。

友人達には感化されられるよ。

ブラボー!

2007/2/27 Joiの英語版ブログより
訳:Taiichi Fox

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2007年2月22日

クリエイティブ・コモンズ インドで誕生

14:36 UTC » クリエイティブ・コモンズ

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僕は今、CC(クリエイティブ・コモンズ)のインドでの誕生発表のイベントから戻ってきた。

インドはCCのライセンスを採用する35番目の国になったんだ。おめでとう!そしてCCの世界にようこそ。

インドはCCにとってはとても興味のある国なんだ。それにはいくつか理由がある。まずはじめにインドは大きくて成長を遂げてる国だっていうこと。大きいっていうのは知識の分野だったり、経済、文化、ITだったり、アートなどの分野の事。それにまだあまりインドは他の国の会社が必死に守っている著作権の「読むだけのインターネット」病に感染していないんだよね。これはブラジルにも良く似ている。それはインドにとって、他の著作権が法律でがんじがらめに守られた国よりも、もっと自然にCCを採用する事ができるっていうことにつながるね。

この誕生発表イベントの時に聞いた話はとっても素晴らしかった。特にインドの映画製作者のAnurag Kashyapの話がとても印象に残っているよ。彼は小さな村に生まれ育って、映画を見ることができなかった。でも海賊版の映画を通じて彼は教育されたり喚起させられた事で彼は映画産業にとって重要な人物になっていったんだ。インドでは映画について支払いのシステムがなかったり配布のチャネルが無い事が多いから、海賊版を得ることしか入手する方法が無い場合も多いみたいだね。

Deepak Phatakは彼のやっているKReSITについて話してくれた。これは彼と彼の生徒が多量のコースウェア(教材データ)をCCのライセンスを付けて貢献してくれていることを説明してくれた。

Nandu Pradhan(Red Hat Indiaのプレジデント)と、Lawrence Liang(CC IndiaのLegalLeadでiCommonsのボードメンバー)とCatharina Maracke(CCiのトップ CCi:CCの国際ライセンスのポーテリングとコーディネーション)のオープニングでのスピーチはすべて素晴らしいもので、CC誕生の発表は大成功だった。

このイベントを組織してくれたShishir K. Jhaの素晴らしい仕事に感謝してるよ。そしてRed Hat IndiaのVenkatesh Hariharanはプレスに対しての仕事をしてくれたし、僕にインドのVCとITスタートアップについての理解を深めさせてくれてありがとう。Iti Boseとボランティアで仕事をしてくれた生徒達にも感謝してるよ。そして最後にこのイベントに参加してくれた人全員に感謝の気持ちを伝えたい。

もっともっと素晴らしい事がインドで起きるように期待してるよ。

2007/1/28 Joiの英語版ブログより
訳:Taiichi Fox

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2006年4月29日

初めてのMXTVのビデオ

03:30 UTC » クリエイティブ・コモンズ

今、デジタルガレージプロデュース・中野裕之さん監修で作ったMXTV(とネット)の50分の特番のビデオをアップしました。このコンテンツは全て、クリエイティブコモンズの「帰属」(Attribution2.5)ライセンスに基づいています。ファイルは308MBのMOV / iPod Video file。この50分の番組は僕が7月から毎週やる予定の30分番組のウォームアップ。マスターはHDフォーマットで、どこかのタイミングでアップしようと思っています。

この番組はクリエイティブコモンズについてのもので、僕が話しているだけのシーンがたくさんあります。僕の家を紹介したりしていてちょっとJoi中心な感じでごめんなさい。;-P 番組は日本語ですが、英語字幕バージョンも作ると思います。手伝いたいという方はお知らせください。また、コンテンツはCC-BY(ク
リエイティブコモンズ-帰属ライセンス)なので、好きなように使っていただいて結構です。

中野裕之さんは有名なディレクターで、DEEELITEのミュージックビデオやサムライフィクションをはじめ多くの素晴らしい映像作品を作った方です。今回ご一緒できて、また彼がCCの意義を理解してくれて非常に嬉しく思っております。映像作品で帰属を明らかにする(作者の特定ができるようにする)ためにはどうやったらいいか、工夫しました。アイコンやフォーマット等について、是非ご意見をください。

放映予定は4月29日(土)の午後9時00分~9時55分
東京MXテレビ(UHF14ch、地上デジタル9ch)です。

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