Recently in クリエイティブ・コモンズ Category

iCommons Summit 2008で会いましょう »

今年で第4回を迎える「iCommons Summit 」が2008年7月29日から8月1日にかけて札幌で開かれる。このサミットは元々、各国のクリエイティブ・コモンズの代表が集まることを目的に始まった。でもここ数年は、あらゆる活動に関してシェアしたり共同作業したりするオープンなモデルについて、社会、教育、ビジネス、技術、芸術、法律といった観点から興味を持つ人たちが集まる世界的なカンファレンスになっているんだ。この種のカンファレンスとしては、最も学際的かつ国際的だと思う。 この分野で重要な人たちが数多く参加する。今年は、札幌市に全面的な協力を得られたことで、とても興味深い文化的な内容のプログラムが加わるはずだし、地元の人たちが大勢参加してくれると思う。 ともかく、ぼくは来週みんなに会えるのを楽しみにしている。開幕まであと1週間だけど、まだ参加登録は間に合うよ。グローバルな視点を持っているひとは、札幌が遠いなんて言わないよね。...

クリエイティブ・コモンズが世界規模のケース・スタディ・プロジェクトを開始 »

クリエイティブ・コモンズ・プレス・リリース クリエイティブ・コモンズが世界規模のケース・スタディ・プロジェクトを開始 ジョン・フィリップス、2008年6月23日 2008年6月24日、オーストラリア・ブリズベンおよび米国・サンフランシスコ 本日、クリエイティブ・コモンズ(CC)は、クリエイティブ・コモンズ・オーストラリアと共同で、「ケース・スタディ・プロジェクト」のリリースを発表しました。ケース・スタディ・プロジェクトは、注目に値するCC関連の世界中の実例を多くの人に見てもらい、また投稿してもらうための、コミュニティレベルでの大規模な試みです。クリエイティブ・コモンズは、著作権保持者が創造的作品に関する権利を明示するための無料の支援ツールを提供しています。このプロジェクトでは、作家のCory Doctorow氏、ウェブ上の動画共有サービスのBlip.tv、公開映画プロジェクト「A Swarm of Angels」など、著名な利用者がCCライセンスを使用して成功を収めている様子を紹介していきます。 これは非常に重要な試みであり、皆さんがこのリソースに貢献し、使ってくれることを願っている。CCを十分に普及させるには、企業からの支持を得てツールやインフラに組み込んでいく必要がある。CCが社会や文化のみならず、ビジネス上でも合理的であることを証明しなければならない。これらのケース・スタディは、「共有」がいろいろな面で「よいこと」であるのに加え、ビジネス面でも利点があるということを人々にわかってもらうのに非常な重要な役割を果たすだろう。 共有はプロにとっても合理的なことだと、クリエイターの方々を説得するのにも役立つはずだ。...

クリエイティブ・コモンズと著作権レジストリ »

本日、我らがクリエイティブ・コモンズは著作権レジストリ(登録システム)実現の可能性を探っていくことを発表した。 レジストリが実現すれば、現在悩ませられている様々な問題点が解決できる可能性がある。例えば、作品を商業利用したい場合に誰に連絡をとればいいかがわからない、という"孤児作品"の問題が解決されるかもしれない。レジストリにより、クリエイティブ・コモンズの根幹を成す一要素である帰属の確認が容易になる。レジストリはまた、ユーザーによるコンテンツ投稿を可能にしているサイトが、権利を整理・明確化する一助となるかもしれない。 レジストリシステムを具体的にどのような構造にすべきかはまだはっきりとしておらず、かなりの検討と工夫が必要だ。モデルの一つとして、別途完全に新しいものを作り出すのではなく、著作権局が使っているような既存のレジストリを元にするというのがある。また別の案としては、複数のレジストリによる連盟体制とし、何らかの方法で相互に情報交換をするプロバイダのネットワークに管理させる手もある。僕らには機械読み取り可能なライセンスや、メタデータ、さらには互換性のあるライセンスの世界的ネットワーク構築に関する経験があるため、このようなレジストリシステムの設計や、もしかすると運用についても、僕らなら付加価値を付けることができるのではないかと考えている。 賢明なる読者の皆さんは、僕らがプレスリリースの中で、エイティブ・コモンズが収益性のあるサービスを提供する可能性を探っていくことに言及していることに気づかれるだろうと思う。この点に難色を示す方々もいると想像できるので、このあたりのことについて少し説明しておくのがよいだろうと思う。このことは我々が取り組んできたいくつかの問題に関わる話しだ。 去年クリエイティブ・コモンズについてPierre Omidyarと長話をした際に、彼の提案の一つに次のようなものがあった。非営利組織が一般大衆に対し敏感であるには、単に寄付金や財団などから出資を受けているよりも、課金を伴う何らかのサービスを提供していたほうが効果的だということだった。彼の説明によると、eBayが課金を開始した際には、コミュニティ側はフィードバックで彼らの希望をそれまでよりもはるかに声高に主張するようになり、彼もその要求に対し責任感を感じ、敏感に反応するようになったということだった。無料でサービスを提供できるのは素晴らしいことだが、課金サービスも含めることでサービスの品質と即応性について両者とも基準がより高まるということだ。僕はこの「課金型付加価値サービス提供による市場感応度向上」という概念についてこれまでかなり考えてきていて、僕らが今後も探求していくべき要素だと思っている。 僕らは現在、財団・企業・個人の方々からクリエイティブ・コモンズの使命にと寛大な寄付をもらっている。今後5年間のための重要な支援をとりつけることができており、それが僕らの強固な足場となる。しかし僕はこの支援体制を、付加価値のサービス提供により得た収益をもってさらに強化することを検討すべきだと考えている。 とはいえ、クリエイティブ・コモンズが貪欲な営利企業ではないからこそ手を貸してくれているユーザーおよび出資者たちのコミュニティによる、広範な支援に助けられているのも事実だ。無料かつ公開されたライセンシングツールの提供というクリエイティブ・コモンズの根幹的な使命に引き続き焦点を置きつつも、収益性のある追加サービスを提供することがクリエイティブ・コモンズの提供する無料かつ公開の共用インフラを維持する一助となるような可能性を探っていくことが僕には非常に重要に思える。その際に、バランスがとれた透明性の高い中立的組織という我々のポジションを弱めるような、もしくはそのようにとらわれかねない行動を避けることは基本だと考える。 プレスリリースの内容を繰り返すと、クリエイティブ・コモンズはこれからも無料でライセンスを提供し続ける。加えて、著作権レジストリもしくはレジストリのネットワーク構築という案を検討するなかで、何よりも技術的におよび運用上も堅固なシステムをデザインするプロセスに参加できるよう、最大限に努力していくつもりだ。クリエイティブ・コモンズはただ収益を得ようとシステム内に自らを含めようとするわけではない。考え方としては、仮に、システムの一部を運用するということであったり、ユーザーや企業が有料で利用したがるようなサービスをシステムに提供することであったりなど、クリエイティブ・コモンズがその役割を担うことが相応しいと我々が考えるものが出てきた場合には、僕らはそれについて課金モデルが合理的かどうか検討するだろうということだ。...

新生銀行、自社のビジネス手法をCreative Commonsライセンス下で公開 »

日本の大いなる成功例の一つである新生銀行は、旧い伝統を持つ日本の会社が、適切な経営と手法をもってして、いかに生まれ変わることができるかを表す好例とされている。ここでいう『手法』には、僕の尊敬するJay Dvivediによる『シンプル化に向けた大幅な改革』を含んでいる。Jayは自身のITに対するアプローチ、すなわち、多くはインターネットを利用し、一部マーケットにあるものを使用し、複雑なものは細分化していくという方法を用いた手法を提唱している。僕もJayの先見に与るべく何人かの友人を彼のところに行かせたりしているんだけど、それは従来の手法とあまりに異なるため、その手法が実際に機能するということを理解、確信するには会議室でのミーティングだけでは足りないことが多い。 我々はこれまでこれらのアイデアを共有する方法をいろいろと話し合ってきた。Virginia A. FullerとDavid UptonによるレビューがHarvard Business Review誌に掲載された。もちろんこれはこれで素晴らしいことなんだけど、残念なことに、それはHBRを読める読者にしか届かない。 そこで我々が思いついたのが、Creative Commonsライセンスの下で手法を公表し、大学機関がそれらの手法を元に公開の教育ソフトを開発するように協力するというアイデアだ。Jayと僕とで新生銀行の社長であるThierry Porte(ティエリー・ポルテ)氏に会いに行った。彼はこのアイデアを気に入り、事を進めるように言ってくれた(YouTubeに投稿した、Thierry Porteと僕が話している動画)。今週、Indian Institute of Technology Kanpurが、新生銀行の協力の下で新生銀行の手法に基づく教育ソフトを開発してCreative Commonsライセンス下で公開すると発表した。 現在、他の大学にも働きかけているところだ。 企業にビジネスプラクティスや手法を教育ソフトの形で共有させるというこのアイデアは、万人にとって得るものが多いと考えている。すなわち、企業はその分野における専門家としての立場を確立できることになり、外部の人々はその手法を評価したり改善したりして貢献することが許され、ユニバーサルな改善・更新が常時迅速になされることになる。また直接的なフィードバック、およびそれを受けた素早い対応も可能になる。ビジネススクールや学術的な鍛錬の場は今後も存続されるものと思うけど、単なるケース分析よりも、教育ソフトの開発を協力して進めた方が、インターネット的な、「大まかなコンセンサス/運営の不文律」的な自然なやりとりは生じやすくなるはずだ。...

Creative Commonsが新体制と新たな資金調達を発表 »

以下は正式発表されたばかりの内容だ。 Creative Commonsが新体制および新たな出資内容を発表 2008年4月1日、米国カリフォルニア州サンフランシスコ 一般の方々が合法的に共有し、使用できる創作物の範囲拡大を目的とする非営利団体「Creative Commons」は本日、体制の変更、およびWilliam and Flora Hewlett Foundationから活動資金400万ドルの出資を受けたことを発表した。同団体の創始者であるスタンフォード大学法学部教授のLawrence Lessigは「本日の2つの発表はいずれも、Creative Commonsが発足段階を脱し、デジタル時代における創作・教育・研究のための重要な支持基盤に発展したことを反映したものです」と語った。Creative Commonsは昨年12月に創設5周年を祝っている。 Lessigは自らの学術的な焦点が著作権問題から政治腐敗へと移行したこと表明をしており、米国政府の立法部門の透明性向上を目指す運動「Change Congress」を最近発足させている。Lessigはそちらの活動に集中するためにCreative CommonsのCEOを辞任し、起業家・投資家でありfree cultureの提唱者であるJoi Itoが後任となる。Lessigは理事の一員としてCreative Commonsに残る。 「焦点は移行したものの、私のCreative Commonsおよびfree cultureという大義に対する支持は変わりません」とLessigは語った。「Change Congressでこれからやっていくことは色々な意味でCreative Commonsの活動を補足するものなのです。どちらのプロジェクトも人々に力を与えて、より適切なシステムを構築できるようにしようと目指すものです。Creative Commonsのリーダーシップを、類い稀な情熱と資質をもつJoi Itoに引き継ぐことができるのは何よりもの喜びです。」 「Larryの管理下にて、Creative Commonsははじめの着想段階から、80を超える国の組織や人々に関わる技術的・社会的・法的環境の不可欠な一要素へと成長しました」とItoは語った。「それに伴い、組織の規模・複雑度が増してきています。私はさらに関わりを深め、この素晴らしい一団の舵取りをできることを喜ばしく思っています。Hewlett Foundationは当初から我々を強固に支援してくれています。将来的にも彼らの援助が得られるということは、我々にとって何よりもありがたいことなのです。」 創設時から理事を務めてきたデューク大学法学部教授のJames BoyleがItoに代わり理事長に就任し、Itoは理事として続投する。「JamesはCreative Commonsの創設時から尽力し続けてきてくれました」とLessigは語った。「彼は、我々の科学研究部門であるScience Commonsと、教育部門ccLearnの設立を指揮してくれました。Creative Commonsの理事長を務めるのに彼以上にふさわしい人物はいないでしょう。」 BoyleはCreative Commonsの未来について楽観的だ。「MITのオープンコースウェア、Public Library of Science、素敵な音楽、多数の写真やブログ、無料公開の教本など、我々のライセンス下に入っている数々の素晴らしいものを目にすれば、我々がLarryのリーダーシップのもとで実際に、世界中の何百万という人々がクリエイターやユーザーとして参加する万国共通の『創造的な共有の場』を形成する一助となったことが実感できるでしょう。私の仕事は当団体の理事会に名を連ねる傑出した人々の能力を活かし、このミッションを継続・発展させていくことです。(某Larry Lessigなる者もこれに含まれます。当面はどこにもいかないと約束してくれました)」 Hewlett Foundationからの出資は、5年間に渡ってCreative Commonsの活動全般を援助するための250万ドルと、公開教育リソースに焦点を当てたCreative Commonsの一部門であるccLearnを支援するための150万ドルからなる。「William and Flora Hewlett Foundationは情報の開放、とりわけ教育リソースの無料での開放を強く支持し続けてきました」とHewlett Foundationの公開教育リソース・イニシアチブの部長であるCatherine Casserlyは語った。「Creative Commonsのライセンスは、Creative Commonsにおける取り組みが拠って立つ開放のインフラの非常に重要な部分です。」Hewlett Foundationからの出資は、Omidyar Network、Google、Mozilla、Red Hat、およびCreative Commonsの理事会からの支持も見込んだ5年間に渡る出資プランの根幹を成すものであった。 Creative Commonsはまた、上級幹部の人事異動二件を発表した。Diane Petersが相談役として就任する。PetersはMozilla Corporationの出身で、Software Freedom Law Centerの理事を務めており、かつてはOpen Source Development LabsおよびLinux Foundationの相談役も務めている。様々な案件について、非営利団体・開発コミュニティ・ハイテク企業への助言や提携に関する豊富な実績をもっている。 Cravath, Swaine & Moore LLPから昨年Creative Commonsに加わった副会長兼相談役のVirginia Rutledgeが、副会長兼特別相談役として新しい責務を負うことになる。Rutledgeは新たな役割として開発および渉外に焦点を当てつつ、今後も特殊な法的プロジェクトの指揮も執り続けていく。 Creative Commonsについて Creative Commonsは2001年に創設され、私有・公有を問わず、知的および芸術的創作物の創造的な再使用を推進している非営利団体です。Creative Commonsは著作権フリーのライセンスにより、「無断転載禁止」を旨とする従来の著作権を基盤にしつつ、任意による「限定的な使用許可」を可能にする柔軟な権利保護および使用許可事項を、作家・芸術家・科学者・教育者に選択肢として提供しています。Creative CommonsはCenter for the Public Domain、Omidyar Network、ロックフェラー財団、John D. and Catherine T. MacArthur Foundation、およびWilliam and Flora Hewlett Foundationを含む多数の組織、および一般の方々の寛大なる支援によって創設され、運営されています。Creative Commonsに関する詳細は http://creativecommons.org でご確認いただけます。 問い合わせ先 Eric...

「iCommons Summit」でのセッション案を募集中 »

今年の iCommons Summit は日本の札幌で開催される。このイベントについてはまた別に書くつもりだ。我々も馴染みの顔は皆出席するので、みんなも是非参加してほしい。 現在、どんなセッションを開くかについてアイデアを募集している。何か提案があれば以下の通り応募してほしい。 この度、iCommons iSummit 2008(札幌、日本)の各種セッションのための提案の募集を開始しました。オンライン応募システムで受付中です。 iSummit は世界のデジタル文化の探求を主題とした国際イベントです。世界各地のプロジェクトや、Creative Commonsと フリーカルチャーに関連する国際的な話題についてセッションを開く予定です。 現在募集しているのは、次のセッションについての提案です。 ワークショップ、パネルディスカッション、ポスターセッション、スプリント、プレゼンテーションボナンザ、ビデオ、スピードギーキング、ポディアム、ミーティング、その他提案された形式(iSummit チームに要相談)。各セッション形式の詳細はこちらでご確認いただけます。セッションの順番は、特定のテーマ、プロジェクト、メディア等により分類されたスペースである「ラボ」の割り当てによります。 スケジュール ・募集期間: 3月1日~3月31日 ・提案内容の検討、フィードバック、採用通知: 4月1日~5月14日 詳しくは iCommons のウェブサイトをご覧ください。...

Larry、フリーカルチャーに関する最終講義に臨む »

Larryのブログから:Last Free Culture lecture, first thought about what to do about political corruption So this Thursday, January 31, at 1:00pm, at Memorial Auditorium on the Stanford Campus (directions) (map), I will be giving my last lecture about "Free Culture." The event is a bit staged (literally), as it is being sponsored by an entity making a film about these issues, and they want the lecture to use in the film. But the venue is beautiful, and I will also use the opportunity to map out one plan for addressing the problem of "corruption" (as I've described it) in politics....

WikipediaとCreative Commonsがさらに近くなった »

Lessig BlogSome important news from Wikipedia to understand clearly As you'll see in this video, there has been important progress in making Wikipedia compatible with the world of Creative Commons licensed work. But we should be very precise about this extremely good news: As Jimmy announces, the Wikimedia Foundation Board has agreed with a proposal made by the Free Software Foundation that will permit Wikipedia (and other such wikis) to relicense under a Creative Commons Attribution-ShareAlike license. That is very different from saying that Wikipedia has relicensed under a CC license. The decision whether to take advantage of this...

CCに対する訴訟が棄却された »

Lessig BlogFrom the Why-a-GC-from-Cravath-is-great Department: The lawsuit is over We received this happy missive in the mail yesterday: The plaintiffs in the lawsuit about Virgin using a CC-licensed photo have dismissed CC from the case. This is not a settlement. It is not the product of negotiation. It is the recognition by plaintiffs counsel that the laws of Texas and the United States give the plaintiffs no cause to sue Creative Commons. これはいいニュースだ。CCコミュニティーの何人ものボランティアを含め,この件について尽力したチームのすべての人に,おめでとうと言いたい。...

北京で過ごした一日 »

JUMP系列 Photographer:老0 ロサンゼルス発のフライトで昨日の午前5時に北京に到着して、今日の午後1時にニューヨーク向けて発つ予定だ。ロジスティックスおよび環境的な観点からは、今回はこれまでの旅行の中でもかなり無鉄砲な部類に入るだろう。けれども、その内容は,僕の人生で指折りのものだった。たった一日のうちにこれだけ大勢の面白い人たちに出会い、面白いものを目にして、面白い会話を交わしたのは本当に久しぶりだ。 昨日の朝一番のイベントは、Isaac Mao 氏が主催した cnbloggercon での講演だった。共有経済について話し、中国というコンテキストにおけるシェアリングについて面白い質疑応答や講演前後の雑談をすることができた。名前しか知らなかった中国系ブロガーの面々にも大勢会うことができた。この素晴らしい会議を年一回開催してくれている Isaac 氏率いるスタッフに感謝すると同時に、今まで足を運べなかったことを申し訳なく思う。 その後、北京にある中国国家図書館で開かれた Creative Commons China(知识共享)の写真コンテストの受賞式に出席した。様々なCCライセンス下のプロ・アマ作品が1万点も応募されていて、「社会人文」「自然環境」「人物肖像」の3つのカテゴリに分かれていた。受賞作品は有名な写真家、教授などの著名人を含む選考委員会によって選出された。写真の出来はいずれも素晴らしいものだった。受賞作品の紹介ページがこちらにある。優勝作品のすぐ下に次点作品の紹介コーナーがリンクされているので、見逃さないでほしい。 欧米諸国に「Flickr に無料写真が1枚追加されるたびにプロの写真家が1人失業する」なんて見当違いなことを主張する人もいる一方で、中国ではプロの写真家たちがCCライセンス下で傑作を世に出している。僕の見た限りでは、アマとプロが連携をとり、お互いを支え合っているようだった。 受賞式の後にはワークショップも実施され、高名かつ興味深い講演者の面々によるプレゼンがあった。総じて画期的で、手際良く実施されたイベントだった。Chunyan と CC China のスタッフに賛辞をおくりたい。 旅行の写真はまとめて Flickr にアップロードしている。Firefox のプラグインを使えば、Flickr に適用されている、中国系ドメインからのアクセスブロックを回避できることを昨日知った。そうでなくちゃ!...

24/7 Video Summitに注目 »

24/7 Video Summitには、最近開かれたどのカンファレンスよりも多くの友人たちが参加する。盛り上がること間違いなしだ。つまらない人間になりたくなかったら、参加した方がいいよ。 24/7: A DIY VIDEO SUMMIT February 8-10, 2008 School of Cinematic Arts, University of Southern California [Howard says] I'm thrilled to moderate a session on Feb 9 that will include Yochai Benkler, John Seely Brown, Joi Ito, Henry Jenkins, and Lawrence Lessig. I don't think this particular group has ever been on stage together. Conference web site: http://www.video24-7.org Blog: http://diy.video24-7.org/ Spaces are limited for attendance at the academic panels and the workshops. The video screenings are free and open to the public. 24/7: A DIY Video Summit will bring together the many communities that have evolved around...

利他主義について話し合った »

Philippと利他主義に関して話し合った。彼がiCommons.orgのサイトに投稿した,一連の記事でのやりとりに続くものだ。最後はとりとめがなくなって,彼に話す時間を十分あげられなかったけれど,とても楽しかった。サイトにある他の記事もチェックして,利他主義に関する僕の理論についてどう思うか教えてくれるとうれしい。;-) philipp (South Africa) on iCommons.orgThe role of altruism in the digital commons Listen to Joi Ito and Philipp Schmidt discuss altruism, the economic man, the difference between happiness and pleasure, carriers of compassion, and that being a happy sharer yourself, is the best way to get others to share as well. The conversation starts off with an overview of Marcel Mauss' The Gift, and the Dalai Lama's The Art of Happiness, which address the issue of sharing from very different directions. The Gift provides a historical framework for sharing that is non-financial, and sets out a clear process of...

Ars Electronica 2007 »

Gerfried Stocker 気温が7℃で雨続きだったことを除けば、今年のArs Electronicaはとても楽しかった。今週は、5つの会議と10件のメディアインタビューがあって大変だったけど、SandraとElizabeth、それにFumiのおかげですべてうまくいき、どうにか切り抜けることができた。残念ながら、全部のインスタレーションを見て回る時間も、話をしたかったいろんなアーティストとそうする時間もなかったけれど、十分すぎるほど面白い話ができたので、今回はとても良かった。 今年は、MOGAというユニット(稲蔭教授の研究室、FumiがメインのJoi's lab、中野裕之氏のPeacedelicチームのコラボユニット)と一緒にArs Electronicaへ行った。 MOGAは、Linzに『Jump』というインスタレーションを立ち上げていた。 また、稲蔭研の勝本雄一朗氏が雨刀(あまがたな)を紹介していた。 Ars Electronicaのコンテクストでは、今まで一緒にやってきた学生達と会えて楽しかった。 ほとんどの会議の内容がオンラインのどこかで公開されることになるんだろうと思うけど、それがどこかなのかよく知らない。;-) 以前、あるビデオインタビューをArtivi.comで見たことがあるけどね。 Ars Electronicaの今年のテーマはプライバシーだ。 僕が最初に参加したセッションは、Austrian Associationとその審査員、それにArs Electronicaコミュニティーのメンバーによるセッションだった。 そこで僕は、まずジェネレーションギャップについてざっくりと話をし、それから、インターネットの新規ユーザ間で、その技術のもたらす影響や技術の使われ方がいかに違うか、また、新しいメディアを若い世代がどのように利用するかを年配の世代が理解することがいかに難しく、しかしまたいかに重要かについて話した。僕は、何人かの審査員との対談で、彼らがとても前向きであることに非常に感銘を受けた。僕はまた、将来の地球規模での民主化にはGlobal Voiceが重要であることも話した。僕は、政治家たちよりも連邦判事たちのほうが、民主主義やプライバシーの犠牲といったことについて、もっと長期的な視点で考えられるんじゃないかと思っている。 アメリカの10th Circuit Courtによる最近の判決が示すように、すぐれた判事がいることは素晴らしいことだ。 Summer Watson 次に参加したセッションは、将来のトレンドに関する、企業の役員達とのディスカッションだ。興味深いプレゼンがたくさん行われた良いセッションだった。僕が一番面白いと思ったのは、イギリスのソプラノオペラ歌手、Summer Watsonによるプレゼンだった。彼女は、北極点へのlast degree(北緯89度から90度まで)をスキーで滑り、環境問題への行動を呼びかける目的で、北極点でアリアを歌うと宣言した。 僕はこの後、彼女と一緒にコーヒーを飲み、Creative CommonsやオンラインIDについてたくさん話をした。そして、僕は Summer WatsonのWikipedia記事を書こうと思い立った。 僕はまた、WoW(World of Warcraft)のセッションも行った。これについては詳しく説明するまでもないよね。 Volker Grassmuck それから、Leonard Dobuschとセッションを行い、Free NetworkやFree Knowledgeの重要性について話をした。 重ねて言うけど、僕は、このブログを読んでいる皆さんが、僕のポジションがどういうものであったか想像できると確信している。LeonardはLinz市長の息子でもあるんだけど、彼は、公共アクセスのサポートに関して市政が果たすべき役割について面白い考えを持っている。彼は最近、ある本を共同編集で出版したんだけど、その本では、公共アクセスに関する様々な議論が行われているんだ。彼はVolker Grassmuckの論文を引用したのだけど、Volkerはその論文の中で、コンテンツを提供する公共スペースをWeb上に設けることが重要であると主張しているんだ。 最後に僕は、パネリストとして授賞式とFair Musicの発足会に参加した。 Fair Musicの背景となったアイデアは、音楽にもFair Trade markに相当する何かを作ろうというものだったんだ。Fair Trade markが、Fair Tradeの要求基準を満たしている製品を特定しようとするものであるのに対し、Fair Music markは、アーティストや消費者を公正に扱っている企業やプロジェクトに与えられたものなんだ。ここで言う「公正」とは、報酬を公正に配分してもらっているアーティストのことや、音楽ビジネスの「Northern dominance」への偏向に抵抗して多様性を促進するプロジェクトなど、いろいろなことを意味している。 Fair Musicに関して、僕は、新しいビジネスモデルの必要性や、Creative Commonsの果たす役割を中心に話をしてきた。 Ars Electronicaで僕が撮影した写真をFlickrにアップしておく。...

ローレンス レシッグの新しいこと »

LarryがiCommonsサミットで話したように彼はIP関連のことから、汚職との戦いに仕事を移すことに決めたんだ。だからって彼がいままでやってきたムーブメントを捨てるっていう訳ではなくて、彼がブログで説明したようにフォーカスを移すっていうだけなんだ。 彼はCreative Commonsでこれからも働いてくれるんだけど、でも彼の研究する分野が変わるんだ。彼のブログを読むともっと詳細がわかるよ。 FumiがLarryのトークをYouTubeに載せてくれたよ。 2007/6/19 Joiの英語版ブログより 訳:Taiichi Fox...

FreesoulとPhoto Commons »

先月、僕は僕のあたらしいミッションについてブログしたんだ。ミッションっていうのは他の人の写真をとってあげて、CC-BYのライセンスでWikipediaに使ってもらったり、記事を書いてもらうときに写真をつけてもらうのに使ってもらうんだ。 Googleのイメージサーチしてもわかるけど、ほとんどの人が自分の良い写真を持ってないからね。それで、僕はこの写真を撮ってシェアすることについてLarryと話してたんだけど、Larryが提案するには"freesouls"のムーブメントを展開して、他の人に自分の写真をフリーライセンスで発行してもらうおうっていう考えなんだ。 早速、僕はFlickrにある僕の撮ったなかなかいい写真に"freesouls"っていうタグをつけ始めたよ。もしあなたも興味あるなら、同じタグを使って欲しいな。 iCommons Summitで僕は写真のワークショップをやってfreesoulsについて話したよ。ここでは写真をとる上での肖像の著作者人格権とか、モデルリリースとか、プライバシーとかが議論になっていた。それで僕達はこの写真にまつわる議論をiCommonsにおいて固定的なものにすることを決めて、この議論をする上での拠点としたい考えなんだ。 もしあなたもこの議論について興味があるなら僕がこれから設定するメーリングリストに参加してほしいな。とりあえず今は僕のWikiとかFlickrのグループで議論ができるね。 僕達が議論するのは主に法的なこととか、規範的なこととか、写真を撮ってシェアする上でのテクニックとか、ツールとかイベントとかだよ。僕達はオンラインでこのチュートリアルを載せていく予定だよ。また来年の札幌でのiCommonsサミットでもこの話題を議論する予定です。 更新:Photo Commonsのメーリングリストはここから参加できます。 http://labml.ito.com/mailman/listinfo/photo-commons_labml.ito.com 2007/6/18 Joiの英語版ブログより 訳:Taiichi Fox コメント:どんな議論が出ているのかもっと知りたいな。日本とアメリカでは考えが若干違うような感じも受ける話題だな。...

Evevioとビデオウォークマンのシンク »

Dialog box asking you to agree to CC license before downloading to Video Walkman 昨日、ソニーのMasakiとTakeshiと会った。彼らはSonyのビデオシェアサイト、Eyevioの責任者なんだ。 EyevioはCCのライセンスをシェアするファイルに対して使ってるんだ。 Kiraiがレポートしてるように、PSPとかビデオウォークマンとシンクできるんだ。それにVideo iPodでも使うことができる。彼らはDRMなしのH.264を使ってて、CCのライセンスの付いているコンテンツだけをシンクできる。Takeshiが見せてくれた中でもでお気に入りなのは、Eyevioとビデオウォークマンをシンクしようとすると、ポップアップ画面に”クリエイティブコモンズの使用許諾に同意しますか?”っていう表示がでるんだ。本当にすごいね。 使用例:目隠しをしてバッティングセンターに入ってるビデオ。BY-NC-NDのライセンス。 2007/6/4 Joiの英語版ブログより 訳:Taiichi Fox...

Lessigが共和党と民主党に対してフリースピーチの働きかけ »

Lessigは共和党と民主党に対して政治のディベートをする時に制限された著作権を使わないように働きかけるっていう内容の記事を書いたんだ。もっともっと政治討論が映像で行われるようになってくるごとに、映像における自由なスピーチの重要性を考えなければいけないんだ。 映像は文章に比べてリミックスしたりするのにもっと強い著作権保護が与えられがちだよね。だから政治家と政党がCCの定めてるCC-BYのライセンスを使うことによって、世間の人とか団体がもっと政治の映像に参加できるようになるはずなんだ。 最新情報:LessigはNBCが定めているクレージーなルールについて記事を更新してるよ。 2007/4/30 Joiの英語版ブログより 訳:Taiichi Fox コメント:日本でもテレビでの党首討論とか重要になりつつあるから近いうちに考えなければならない問題だよね。...

WEB2.0の未来~ザ・シェアリングエコノミー »

WEB2.0の未来〔ザ・シェアリングエコノミー〕のムック本がインプレスより発行されました。この本は昨年東京で行われたデジタルガレージ、ニューコンテクストカンファレンスがベースになっています。この本に監修されている内容として、ミッチェル・ベーカー、ジョン・バックマン、タンテック・セリック、デービッド・アイゼンバーグ、ローレンス・レシッグ、村井 純、中野裕之、コーリー・オンドレイカ、(敬称略)を初めとする各氏のプレゼンテーションの内容が使われています。僕の出した内容もいくつか監修されています。それは僕のDBA(Doctor of Business Administration:経営学博士)に使う論文とかから抜粋したりした内容とかも使われています。 本当にクールな事はインプレスはこの本をCC BY-NC(v 2.1 JAPAN)のライセンスで発行してくれた事です。インプレスのサイトからこの本の各セクションのPDFバージョンがダウンロードできます。 2007/4/2 Joiの英語版ブログより 訳:Taiichi Fox...

2人のCCの友人達がオスカーを受賞 »

Lessigのブログより 2名のCreativeCommonsの友人達がオスカーを受賞した。 DavisGuggenheimのドキュメンタリー"An Inconvenient Truth(和名:不都合な真実)" とFlorian Henckel von Donnersmarckの作品のThe Lives of Othersの2作品。 CooksAndLiarsのページにDavisの受賞のビデオクリップがある。 YouTubeにはFlorianのビデオがある。 友人達には感化されられるよ。 ブラボー! 2007/2/27 Joiの英語版ブログより 訳:Taiichi Fox...

クリエイティブ・コモンズ インドで誕生 »

僕は今、CC(クリエイティブ・コモンズ)のインドでの誕生発表のイベントから戻ってきた。 インドはCCのライセンスを採用する35番目の国になったんだ。おめでとう!そしてCCの世界にようこそ。 インドはCCにとってはとても興味のある国なんだ。それにはいくつか理由がある。まずはじめにインドは大きくて成長を遂げてる国だっていうこと。大きいっていうのは知識の分野だったり、経済、文化、ITだったり、アートなどの分野の事。それにまだあまりインドは他の国の会社が必死に守っている著作権の「読むだけのインターネット」病に感染していないんだよね。これはブラジルにも良く似ている。それはインドにとって、他の著作権が法律でがんじがらめに守られた国よりも、もっと自然にCCを採用する事ができるっていうことにつながるね。 この誕生発表イベントの時に聞いた話はとっても素晴らしかった。特にインドの映画製作者のAnurag Kashyapの話がとても印象に残っているよ。彼は小さな村に生まれ育って、映画を見ることができなかった。でも海賊版の映画を通じて彼は教育されたり喚起させられた事で彼は映画産業にとって重要な人物になっていったんだ。インドでは映画について支払いのシステムがなかったり配布のチャネルが無い事が多いから、海賊版を得ることしか入手する方法が無い場合も多いみたいだね。 Deepak Phatakは彼のやっているKReSITについて話してくれた。これは彼と彼の生徒が多量のコースウェア(教材データ)をCCのライセンスを付けて貢献してくれていることを説明してくれた。 Nandu Pradhan(Red Hat Indiaのプレジデント)と、Lawrence Liang(CC IndiaのLegalLeadでiCommonsのボードメンバー)とCatharina Maracke(CCiのトップ CCi:CCの国際ライセンスのポーテリングとコーディネーション)のオープニングでのスピーチはすべて素晴らしいもので、CC誕生の発表は大成功だった。 このイベントを組織してくれたShishir K. Jhaの素晴らしい仕事に感謝してるよ。そしてRed Hat IndiaのVenkatesh Hariharanはプレスに対しての仕事をしてくれたし、僕にインドのVCとITスタートアップについての理解を深めさせてくれてありがとう。Iti Boseとボランティアで仕事をしてくれた生徒達にも感謝してるよ。そして最後にこのイベントに参加してくれた人全員に感謝の気持ちを伝えたい。 もっともっと素晴らしい事がインドで起きるように期待してるよ。 2007/1/28 Joiの英語版ブログより 訳:Taiichi Fox...

初めてのMXTVのビデオ »

今、デジタルガレージプロデュース・中野裕之さん監修で作ったMXTV(とネット)の50分の特番のビデオをアップしました。このコンテンツは全て、クリエイティブコモンズの「帰属」(Attribution2.5)ライセンスに基づいています。ファイルは308MBのMOV / iPod Video file。この50分の番組は僕が7月から毎週やる予定の30分番組のウォームアップ。マスターはHDフォーマットで、どこかのタイミングでアップしようと思っています。 この番組はクリエイティブコモンズについてのもので、僕が話しているだけのシーンがたくさんあります。僕の家を紹介したりしていてちょっとJoi中心な感じでごめんなさい。;-P 番組は日本語ですが、英語字幕バージョンも作ると思います。手伝いたいという方はお知らせください。また、コンテンツはCC-BY(ク リエイティブコモンズ-帰属ライセンス)なので、好きなように使っていただいて結構です。 中野裕之さんは有名なディレクターで、DEEELITEのミュージックビデオやサムライフィクションをはじめ多くの素晴らしい映像作品を作った方です。今回ご一緒できて、また彼がCCの意義を理解してくれて非常に嬉しく思っております。映像作品で帰属を明らかにする(作者の特定ができるようにする)ためにはどうやったらいいか、工夫しました。アイコンやフォーマット等について、是非ご意見をください。 放映予定は4月29日(土)の午後9時00分~9時55分 東京MXテレビ(UHF14ch、地上デジタル9ch)です。...

CCJP Symposium »

僕はICANNの会議で日本にいませんが、今月末Creative Commons Japanのシンポジウムがあります。興味のある方是非参加してください。≪「3/27 CCJPシンポジウム」 3月27日10:15-12:00 主催:Creative Commons Japan≫  「誰でも簡単に使える著作権に関する表示方法」を全世界に普及させ、現在の著作権制度を尊重しながら自由で活発な文化活動や情報発信を実現しようとする運動が、クリエイティブ・コモンズの活動です。米国スタンフォード大学のローレンス・レッシグ教授によって2003年に提唱されました。 クリエイティブ・コモンズでは、誰でも分かる簡単なアイコンを多数用意しており、これを、音楽、小説、写真、映像など、自分が作り出した作品と一緒に掲示しておくだけで、他人がその作品をどのように使用してもよいのかを一目で分かるようにすることができます。この、「アイコン」と、その後ろにある「ライセンス」と、検索のための「メタ・データ」がクリエイティブ・コモンズの基本構造となっています。 今回のシンポジウムの主催団体である我々クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(CCJP)は、これまでも日本の著作権法に準拠した日本語対応版の作成などの活動を行ってきましたが、4月以降、組織を改正し更に積極的な活動を行っていく予定です。 今回のシンポジウムには、提唱者であるローレンス・レッシグ教授をはじめ、新体制でCCJPを率いる東京大学の中山信弘教授、更には、CCライセンスを利用している芸術家、サービス・プロバイダー、そのほか、著作権制度に深くかかわる人達をお招きして、日本における文化や著作権と、その中におけるCCライセンスの未来を考えます。レッシグ教授とともに、一緒に日本の未来を考えてみませんか? 記 1 日 時  平成18年3月27日(月) 10:15-12:00 (10:00開場) 2 会 場  一橋記念講堂(東京都千代田区一ツ橋2-1-2 学術総合センター2階) 地図:http://www.nii.ac.jp/help-j.html#map 3 テーマ  『誰でも簡単に使える著作権表示』の未来について考える                 ~Creative Commons Japan の次なる発展と課題~ 4 講 師  ローレンス・レッシグ氏(スタンフォード大学教授)、中山信弘氏(東京大学教授)、ほか (詳細は別紙プログラムをご参照ください。) 5 参加費  無料 6 申込み  下記Creative Commons Japan(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン)事務局まで、氏名・所属・メールアドレスを明記の上、「シンポジウム」とタイトルに記入してE-mailにてお申し込み下さい。 7 お問合せ Creative Commons Japan 事務局 E-mail: info@creativecommons.jp *なお、同日午後に、同じ会場で開催の国立情報学研究所のシンポジウム「知的情報の流通と学術・文化の発展にむけて」でLessig教授が基調講演をされます。是非ご参加ください。詳しくは、http://www.nii.ac.jp/intsympo/05/top.html をご覧下さい。別紙 「CCJPシンポジウム」プログラム □ 10:15-10:30 開会・ご挨拶 東京大学大学院法学政治学研究科 中山信弘教授 □ 10:30-10:40 「みんなで作ることの喜び~CC的教科書の作り方~」 NPO法人FTEXT 理事長 吉江弘一氏 □ 10:40-10:50 「想像力は何処から来る?」 アーティスト 鴻池朋子氏 (w/ドミニク・チェン氏) □ 10:50-11:00 「DBの新しい価値を引き出す情報サービスについて」 国立情報学研究所 高野明彦教授 □ 11:00-11:10 「著作者の選択とJASRACの音楽著作権管理」 社団法人 日本音楽著作権協会 送信部 部長 渡辺聡氏 □ 11:10-11:20 「CCを活用したショートムービー創作の可能性」 ニフティ株式会社 MOOCSビジネス部 音楽・映像プロジェクトチーム 黒田由美氏 □ 11:20-11:50 パネルディスカッション(コメンテーター:ローレンス・レッシグ教授) □ 11:50-12:00 閉会 スタンフォード大学ロースクール ローレンス・レッシグ教授 【タイトルと概要】 ◇「みんなで作ることの喜び~CC的教科書の作り方~」 FTEXTは"みんなの知恵を集めてつくる本"の実現を目指し活動しているNPO法人で、インターネット時代だからこそできる、本の執筆スタイルを研究・実践しています。今回は、私たちが実践してきた「高校数学教科書」の執筆の方法の紹介や、ネット時代の文章執筆方法に関する提案などをお話します。 ◇「想像力は何処から来る?」 作品提供のきっかけ、作家にとって知的財産って一体何なのか、想像力とは何処から来るか、作品が使われるという感じはどのようなものなのか等をお話するとともに、皆さんからのご質問にもお答えします。 ◇「DBの新しい価値を引き出す情報サービスについて」 報道写真DB、新聞記事DB、専門辞典などの情報資源に新しい価値を与える情報サービスの可能性についてお話します。 ◇「著作者の選択とJASRACの音楽著作権管理」 JASRACにおける音楽著作権管理において、委託する権利の範囲の選択、利用開発のための自己利用、権利者情報開示の重要性などの現状をお話し、加えて、JASRACからみたCCについてお話します。 ◇「CCを活用したショートムービー創作の可能性」 「NeoM rePublic(ネオンリパブリック)」はアマチュアのクリエーターを支援するショートムービー発掘サイトです。クリエーターの創作活動を助ける一環として、プロのクリエーターの映像や音楽にCCLをつけて公開し、アマチュアのクリエーターがそれを自分の作品に利用し、二次作品を発表できるネット上の場を提供しています。 どのように一次作品から二次作品が派生していくのか、こういった試みにどのような可能性があるのか、実際にアマチュアの映像作品をお見せしながらお話します。...

世界に広がるクリエイティブコモンズ »

Wisdom: 世界に広がるクリエイティブコモンズ...

NECで僕の翻訳ブログが始まる »

僕のブログでは、クリエイティブ・コモンズ (Creative Commons: CC) ライセンスのバージョン "2.0" を採用しています。つまり、その帰属が僕となっている限り、誰でも僕のブログから許可なしにコピーまたは派生著作物を作ることができます。 NECがブログを開始するにあたり、僕のブログコンテンツの使用について相談を受けました。 ただ残念ながら、僕の書く内容はほとんどが英語です。掲載内容の翻訳を僕自身で試みたり、何名かのボランティアに頼んで翻訳してみてもらったこともありますが、翻訳作業というのはあまり楽しいものではなく、僕としては、翻訳に時間を費やすくらいなら、その時間を使って英語の記事をもう 1 本書きたいのです。 今回は、僕のブログに対する NEC の熱意と、クリエイティブコモンズ・ライセンスの概念のコンビネーションにより、NECブログへの掲載が実現されることになりました。NECは翻訳費用を負担する形で自由に僕のブログを翻訳して掲載する。一方、僕はお金は払われないけど、その代わりに僕の文章が日本語でも提供されることになる。 さらにNECは、半年たったコンテンツについては、非営利目的の利用を認める帰属ライセンス(Creative Commons by-nc-sa/2.0/jp)で再びクリエイティブコモンズに提供してくれるので、僕は自分のブログに再びコピーすることもできるのです。 翻訳は文化間の架け橋として不可欠ですが、大きな問題となるのは、時として翻訳は元の記事を書くより費用がかかる点です。今回のようにクリエイティブコモンズを利用して、翻訳費用を負担して成り立つビジネスモデルを構築するのは、非常に良いアイディアだと思う。NECさん、ありがとう! NECのJoi Ito's Web...

ガチガチの著作権の息苦しさ »

Ableton Liveにハマってから、今の時代にデジタルな音楽をやることの難しさがだんだんわかってきた。DJをやっていたこともあるので、僕の頭の中には大量の楽曲が「どの曲のどのパートがほかのどの曲のどのパートに合うか」というような分類方法で収まっている。でも、クラブのターンテーブルでならやっていいことも、音楽をつくるとなるとダメなんだよね。アメリカのレコード会社は楽曲にサンプリングを使ったミュージシャン相手の裁判に何度も勝っているし。お金を出して買ったループやクリエイティブ・コモンズにある音素材を使ったり、あるいは自分で音を作るのはOKなんだけど、DJ時代によく使っていたメロディやらドラムトラックやリフを使うのはNG。昔好きだった曲のフレーズが喚起する、その時代の思い出とかイメージとかってあると思うんだけど。なんというか、自分で曲を作って表現するには、DJをやっていた数年間を記憶から消去しなきゃいけないみたいだ。 間のいいことに、クリエイティブ・コモンズのライセンス下にある音源はどんどん増えつつある。サンプラーやシーケンサーが登場した頃に普通にやっていたような、音楽をシェアしてサンプリングする音楽作りのカルチャーを、ゼロから築き直さなきゃいけないってことだ。アーティストのみなさん、お願いします。曲を発表するときには、クリエイティブ・コモンズのサンプリング・ライセンス を使うことを考えてみてください。未来のアーティストやDJのクリエイティビティから隔絶された孤島にならないためにも。 訳注:とても訳しきれませんが、コメントの方も相当面白いことになっているのでのぞいてみてください。 オリジナル:The stifling feeling of tough copyright...

無料の本『Free Culture』が売れている? »

Joiのポスト「Freely downloadable Free Culture going into third printing」: クリエイティブコモンズのブログによると、レッシグ教授の新刊『Free Culture』はCCライセンスのもとで無料でダウンロードできるんだけど、それでも売れているという話。 Joi CCライセンスと無料ダウンロードが、『Free Culture』の売上に貢献しているかどうかを証明するのは難しい。だけど、無料ダウンロードが売上を妨げるものではないのは確かだろう。電子版の無料提供と本の売上増の関係を示すことは可能だろうか? いろいろコメントで議論が続いていますね。タレントなり音楽なり、露出すればするほど売れるようになるというのは、レコード会社が、ラジオでかけてもらうためにDJにレコードを渡していた時代から変わらないと思います。本の場合、無料の電子版を持っている人が、途中から紙で読みたくなって本を買うというパターンもありそうです。...

クリエイティブ・コモンズの記念日Flashアニメ »

クリエイティブ・コモンズの一周年記念パーティーでは彼らの活動主旨と最近の状況をわかりやすく説明する素晴らしいアニメーションが上映された(7MBのFlashファイル) 。クリエイティブ・コモンズのサイトには、これのもうちょっと小さなバージョンが掲載される予定。昨日のパーティーに来られなかった人のために、ちょっとお知らせしとこうと思って。 アニメーションのエンドロールには、関わった人の名前が連ねられている。みんな、ご苦労様、それからありがとう! via ラリー オリジナル:Joi Ito's Web: Creative Commons Anniversary flash animation...

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Creative Commonsの理事になりました。Blog entry on the CC site
Whiplash by Joi Ito and Jeff Howe
Freesouls by Joi Ito

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