# 第３シーズン第37回目のポッドキャスト配信："侘び寂び"AIの実現は可能か？日本的視点で人間と技術の対話を再構築する｜暦本純一 x 伊藤穰一

- Date: 2024-10-29T02:00:00Z


暦本さんのことは何十年も前から知っている人だけど、こうしてじっくり話したのは実は初めてのことでした。

こうした 「縁」がどう巡り巡って、最終的に 話す「時」が熟すのか、とても興味深い。


\- Joi 


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## 西洋人、そんなコントロールしたいんだ...

ここからはシナダがお届けしてまいります。

私、アメリカで生活したことが何年かあるのですが。アメリカってめっちゃ自然多いじゃないですか。私なんてアパラチア山脈の山頂に住んでたんです。めっちゃ森のど真ん中に住んでました。その時に思ったのは、めっちゃ自然のど真ん中に住んでるのに、自然感全くない！！ということです。

部屋の中はあったかいし、全然土を感じない。地下室とか掘るからかもしれないんですが。日本の一軒家って、もっとなんというか大地に近いというか。東京に住んでても、めっちゃ土を感じるんですが、まるでビルの中で暮らしてるのかぐらいの異空間が広がってました。

その時に、そうか西洋の人は自然を支配してるんだなと。日本は共に生きてる感が強いなとなんだか実感したのを覚えています。

きっと同じことがAIでも言えるんでしょうね。それが普通なんだろうなと思います。でも暦本さんのお話しに出てきた「イルカ」の話。なんとなく聴き進めてたら「要は海洋生物をコントロールすることが...」みたいなくだりが出てきて。そうか、イルカもコントロールしたいのか！！！となんか感動さえしたのを覚えてます。

そう考えると私はつくづく日本人だなあと思います。どちらかといえば、イルカとお話しして、親友なりたい派です。シナダは。


## 今回のエピソードを理解するための10のキーワード



### Scott Fisher
1980年代はNASAの研究者として宇宙でバーチャルな書斎なんかを作ろうとしたVirtual Environment Workstationを開発していたそう。[Joiさんと出会った当時はバーチャルリアリティの会社を設立し、Joiさんも手伝ったとか](https://joi.ito.com/weblog/2007/07/18/scott-s-fisher.html)。そしてJoiさんの義理の弟でもあります。

### [フェノメノロジー](https://diamond.jp/articles/-/328085)
日本語では、現象学というそう。一人称の視点から経験される意識の構造についての研究のことを指すそう。存在論、認識論、論理学、倫理学など、哲学の主要な学問分野とはすこし異なる分野なんだそうで、20世紀初頭、フッサール、ハイデガー、サルトル、メルロ＝ポンティなどが確立したんだそうです。 意図性、意識、クオリア、一人称視点などが議論されるそうです。


### ハイデガー
ドイツの哲学者で、1927年に出版した『存在と時間』で現象学的な存在論を展開した人物なんだそう。20世紀最大の哲学者と呼ばれるそう。



### [栗原先生](https://www.st.keio.ac.jp/tprofile/ae/kurihara.html)
慶應大学理工学部管理工学科の教授の栗原聡先生のこと。AIが人と共生できる社会を考え、日本ならではの「おもてなし」との関係性を論じている方。こちらの動画はそれに関連した授業を見ることができます。



### [不気味の谷](https://cir.nii.ac.jp/crid/1573950400130549120)
日本語では、「不気味の谷現象」。1970年に日本のロボット工学の森政弘博士が命名した現象で、ロボットが人間に近づけば近づくほど、「あれ、なんか気持ち悪い」と思うことが多くなることを指すそうです。1970年にエッソ・スタンダード石油の広報誌「Energy（エナジー）」にて提唱されたのが最初だとか。[こちら](https://www.getrobo.com/getrobo_home/)で当時の記事が転載されています。


### 森先生
フルネームは森政弘先生。は、日本を代表するロボット工学の権威であり、東京工業大学名誉教授、工学博士です。ロボットコンテストの創始者として「ロボコン博士」と呼ばれ、オートメーションや生物工学的手法に基づく先駆的な研究を行ったそうです。また、仏教にも深い造詣があり、科学技術と宗教に関する著作や講演活動も積極的に行っています。非まじめに関する本は、[こちら](https://amzn.asia/d/5Ton2JP)ですかね。



### クランツバーグ
フルネームはメルビン・クランツバーグ。ジョージア工科大学の技術史教授であり、Technology and Cultureの創刊編集者としても知られているそうです。クランツバーグはテクノロジーの6つの法則を掲げていて、そのうちの第二の法則として挙げているのが、「すべての技術革新は、それを完全に有効にするために、さらなる技術的進歩を必要とするようである。＝発明は必要の母」というものになります。


### [利休百首](https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%88%A9%E4%BC%91%E7%99%BE%E9%A6%96)
千利休が茶道の精神や作法を歌にしてまとめたとされる百首の和歌。「利休道歌」とも呼ばれているそうです。利休が詠んだ説と、弟子が詠んで利休が詠んだことにした説があるそうで、後者が濃厚なんだそう。





### Thad Starner
コンテクスチュアル・コンピューティング・グループ（CCG）のディレクターであり、グーグル・グラスで最も長くテクニカルリード／マネージャーを務めた技術者。ウェアラブル・コンピューティングやユビキタス・コンピューティングなどで、人工知能やヒューマン・コンピュータ・インタラクション（HCI）を組み合わせたインターフェースの開発に取り組んでいます。また、ろう者コミュニティ支援にも尽力し、アメリカ手話の学習支援ゲーム「CopyCat」を開発するなど、幅広い分野で活躍しているそう。



### [ジャロン・ラニアー](https://www.jaronlanier.com/)
バーチャルリアリティのゴッドファーザーと呼ばれる人物。コンピュータ科学者、作家、作曲家、アーティストであり、バーチャルリアリティの先駆者として知られています。彼はテクノロジーが社会や人間に与える影響に関心を持ち、ヒューマニズムの視点から技術批評を行っています。代表作「You Are Not a Gadget」や「Who Owns the Future?」で高い評価を受け、複数の国際的ベストセラーを著しています。また、彼はマイクロソフトの科学者としても活躍し、多くの革新的プロジェクトを牽引しています。





## 今週のおさらいクイズの申請先  
「おさらいクイズ」の申請先は以下の通りとなります。   


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