2024年11月 Archives

お茶のオタク論は続きます。僕はかなり楽しんでます。この楽しみにお付き合いいただき本当にありがとう。

- Joi

番組は各種ポッドキャストプラットフォームからお聞きいただけます

ああ、もっと聞いていたかった...

藤田美術館の館長によるお話。これにて完結です。 いやー、なんだか藤田さんと話してるJoiさん、とっても楽しそうでずーっと聞いていたい気持ちになりました。藤田館長も茶道が大好きなことがよく伝わってきましたね。 今後、茶道はどう進化を遂げるのか...。とっても気になります。 定期的に藤田さんには番組に出ていただき、経過を教えていただきたいなと思っています。

今回のエピソードを理解するための6つのキーワード

藤田美術館

明治時代の実業家、藤田傳三郎と息子の平太郎、徳次郎によって築かれた美術工芸品コレクションを収蔵した私設美術館。1954年に開館。国宝9件、重要文化財53件を含む世界屈指の日本・東洋美術のコレクションを所蔵。コレクションの4割はお茶道具が占めるそうです。

大師会

三井物産の創立者で、茶道の世界でも著名な益田鈍翁が1896年(明治29年)に始めた茶会。弘法大師の命日である3月21日に開催され、弘法大師が書いた『崔子玉座右銘』が披露される特別な機会となりました。著名人が多数参加するこの茶会は、当初は三渓園、畠山美術館、護国寺などで開催されていましたが、1974年(昭和49年)からは根津美術館に場所を移し、現在も毎年春に継続して行われています。

今年の様子はこちらでご覧になれます。

法隆寺金堂天蓋附属飛天像

世界最古の木造建造物といわれる法隆寺金堂の天蓋に飾られる24体の飛天像のうちの一つ。それがなぜ藤田美術館にあるのか...。廃仏毀釈の影響なんですかね...。

JAPAN HOUSE

日本の影響力を強化するために、外務省が文化の発信拠点として作った施設。原研哉さんが総合プロデューサーを務めています。ギャラリーやショップ、レストランはもちろん、図書室やホールなども併設。現在はサンパウロ、ロサンゼルス、ロンドンの3都市で運営されています。

MOMA

1929年にNYで設立された近代美術館。日本でもたびたび展示が行われていますよね。来場者数は年間数百万人!実はこの美術館設立の背景には、ロックフェラーなど有力パトロンたちの声がけによって始まったんですって。

Mathesar

データベースを表計算ソフトのように簡単に扱える無料の管理ツールです。専門知識がなくても、データの入力や分析、まとめなどの作業を、ブラウザ上で手軽に行えます。自分のサーバーに導入して使うため、データを安全に管理できるのが特徴です。アメリカの非営利団体が開発していますが、誰でも自由に使えるオープンソースとして公開されています。

今週のおさらいクイズの申請先

「おさらいクイズ」の申請先は以下の通りとなります。

番組オリジナルNFTを無償で配布中!

こちらのMintRallyのJoi Ito's Podcast特設イベントページでゲットしてください。正解された方には、NFTをプレゼントします。NFTは無料です。NFTを取得するにはウォレットアドレスをゲットする必要があります。

NFT受け取りのひみつの「あいことば」と書かれた部分に今日の問題に対する答えを記入してください。

ヒント:大文字半角英数字で入力ください。

KAMONホルダーには引き続き100HENKAKUをプレゼント

KAMONホルダーの方はHENKAKU COMMUNITYのこちらのQuestサイトから申請してください。正解した方には100HENKAKUをプレゼントします。こちらのサイトは新バージョンのポッドキャスト会員証を持っている人のみが対象となります。Kamonをゲットしたい方は、頑張ってコミュニティに入るか、おたよりを採用されるまで送り続けましょう。

デジタルガレージ/次世代戦略事業とweb3のコア人材を探しています

Joiさんが取締役を務めるデジタルガレージでは、新しい人材を募集しています。新しいことに挑戦したい方、こちらから問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

藤田さんとお茶会について話すのは本当に楽しいですが、ちょっとオタクっぽいかなと心配しています。今回のトークに付いてきていただき、お茶会の楽しさや面白さを一緒に感じてもらえると嬉しいです。

- Joi

番組は各種ポッドキャストプラットフォームからお聞きいただけます

OpenとClosedのちょうど良いバランス

ここからは制作のシナダがお届けしてまいります。 今日のトーク、Joiさんも藤田館長も本当に楽しそう。クスクス笑いながらお話されてるのが、なんとも素敵でしたね。お茶愛がトークから滲み出ていましたね。

数寄者としての藤田伝三郎の出自や革新性を知るたびに、茶道にのめり込むJoiさんの姿を重ねずにはいられません。明治維新の波にのり西洋的ビジネスモデルを日本に持ち込みつつ、一方で日本文化を見つめ、そこから学び取りつつ文化自体を変容させていこうとする姿はまさに令和におけるJoiさんの活動に通じるものがありますよね。 そして、今回のトークを聞いて学んだのは、お茶会とは意外にみんなお話してるということでした。もっと真剣にお茶立てて、禅問答みたいなのをしてるのかと思ってました。全国各地のお茶室で、どんな歴史上の人物がこれまで密室トークを繰り広げてきたのかというロマン、こちらが聞いてるだけでもなんだか熱くなってきました。 さて、Joiさんといえば、オープンソースな方であるというのはご存知の通り。MozillaやWikipediaなどさまざまなオープンソースプロジェクトに関わってきています。でも一方で、クラブに代表されるような限られたメンバーでの集まりも大好き。そうOpenとClosed、それぞれの楽しみを知ってるからこそタイミングといい点悪い点などがわかるんでしょうね。でも、私はこの密室トークこそ盗み聞きしたいですけどね。そして歴史のアーカイブにしていきたい...。

今回のエピソードを理解するための5つのキーワード

藤田美術館

明治時代の実業家、藤田傳三郎と息子の平太郎、徳次郎によって築かれた美術工芸品コレクションを収蔵した私設美術館。1954年に開館。国宝9件、重要文化財53件を含む世界屈指の日本・東洋美術のコレクションを所蔵。コレクションの4割はお茶道具が占めるそうです。

藤田美術館の展示方法

藤田美術館では、展示にいろいろな工夫がなされています。番組中におっしゃられてるように、茶碗や硯箱などは実際の使用時の高さを想定した低い台に配置してまるで手に取るような距離感で作品を鑑賞できるよう設計されてることはもちろんですが、展示室は黒い壁と抑えられた照明で統一し、作品に集中できる空間を演出。また、ポスターやチラシなどの掲示物を一切排除していることも特徴だそう。

曜変天目茶碗

世界で僅か4点だけ現存する曜変天目茶碗の中の1つであり、国宝に指定されているお茶碗のこと。茶碗の内側には、群青色の広大な宇宙空間に星が瞬くかのような、息をのむような美しさが広がっている。びじゅチューン的には「お茶碗オブザ・ディスコ」らしいです。

北野大茶会

京都の北野天満宮で豊臣秀吉が1587年11月1日に行った茶会のこと。身分に関係なく大勢の人を呼び、1000人あまりが集まったそうです。秀吉自身がお茶を立て、高い茶器でもてなしたそうな。

麒麟が来るに合わせたお茶会

もっくんこと本木雅弘さんをお呼びして行われたお茶会のこと。なんだかキリッとしてかっこいいわあ。みなさん。

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NFT受け取りのひみつの「あいことば」と書かれた部分に今日の問題に対する答えを記入してください。

ヒント:大文字半角英数字で入力ください。スペースはいりません。最後のUはいりません。

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デジタルガレージ/次世代戦略事業とweb3のコア人材を探しています

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私にとって、藤田さんとの出会いは茶道という長い道の中の重要なステップだったように思います。茶の湯における数寄屋について大いに学ぶことができました。

ここから数回、テクノロジーから少し離れて、お茶と日本の歴史に飛び込んでいきますが、そんな私にお付き合いいただければ幸いです。

- Joi

番組は各種ポッドキャストプラットフォームからお聞きいただけます

イノベーションはどこから生まれてくる?

ここからは番組スタッフのシナダがお届けして参ります。 いやー、今回のトークいかがでしたでしょうか。今回の藤田館長、シナダ的にはリサーチでめちゃめちゃテンションが上がってしまいました。なんてったってその歴史が面白い...。 明治時代の実業家の藤田伝三郎。番組でもご紹介しましたが、靴のリーガルに南海電鉄、大成建設、関西電力、毎日新聞などなど数々の企業のファウンダー!おまけに椿山荘や小涌園で知られる藤田観光の藤田は、藤田伝三郎からきてるんですって。(つまりは椿山荘や小涌園は藤田伝三郎のお家だった...)それ以外にも、私たちがよく聞く大企業の創始者等も、たくさんの人々が茶の湯にハマり、そして密室でいろいろなトークを繰り広げていた...。ビジネスという側面でしか知らなかった財界人たちが、近代数寄者として茶の湯という文化と混ざり合い、経済だけでなく新たな文化を作っていたという事実を知ったとき、「そんなパラレルワールドが存在していたのか!!!」とかなり体が熱くなってしまいました。

Joiさんがここまでのめり込むのも、わかってきました。これは、面白いです!!!

ちなみに、ここで付け焼き刃のシナダが知り得たビジネスと近代数寄者そして美術館をつなぐプチ情報をお届けします。

表参道にある根津美術館は根津嘉一郎のコレクションを集めたもの。根津嘉一郎とは、東武鉄道や南海鉄道など、当時経営がうまくいかなかった鉄道会社を次々と再生させた人物で「鉄道王」と呼ばれた人物。

野村證券、大和銀行などのファウンダーである野村徳七は、別名野村得庵。野村美術館にコレクションが収められています。

朝日新聞の創業者、村山龍平も藤田伝三郎とともに大阪で活躍した近代数寄者。中之島香雪美術館にコレクションが収められています。

こんなにもたくさんの実業家が、お茶にハマりそして新しい文化を築いていたんですね。Joiさんや藤田さんの言う通り、何十年、何百年前に茶室でクスクス笑いながらいろんな話をしてたのかと思うと、とっても面白い...。しかも藤田さんのお話聞いてても、なんか尖ってておもしろいですよね。いやー、これ復興しないかなあ。楽しすぎる...。

今回のエピソードを理解するための8つのキーワード

大師会

三井物産の創立者で、茶道の世界でも著名な益田鈍翁が1896年(明治29年)に始めた茶会。弘法大師の命日である3月21日に開催され、弘法大師が書いた『崔子玉座右銘』が披露される特別な機会となりました。著名人が多数参加するこの茶会は、当初は三渓園、畠山美術館、護国寺などで開催されていましたが、1974年(昭和49年)からは根津美術館に場所を移し、現在も毎年春に継続して行われています。

今年の様子はこちらでご覧になれます。

法隆寺金堂天蓋附属飛天像

世界最古の木造建造物といわれる法隆寺金堂の天蓋に飾られる24体の飛天像のうちの一つ。それがなぜ藤田美術館にあるのか...。廃仏毀釈の影響なんですかね...。

クリスティーズのオークション

番組中にも登場したクリスティーズのオークションにかけられた作品と結果はこちらでご覧いただけます。

今週のおさらいクイズの申請先

「おさらいクイズ」の申請先は以下の通りとなります。

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デジタルガレージ/次世代戦略事業とweb3のコア人材を探しています

Joiさんが取締役を務めるデジタルガレージでは、新しい人材を募集しています。新しいことに挑戦したい方、こちらから問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

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時間:5:30「悠遠」
軸 :西田幾多郎 「悠遠」
茶碗:大樋9代
茶:星野抹茶「宝授」

西田幾多郎は京都哲学の創始者であり、千葉工業大学の創立メンバーの一人でもある。この掛け軸にはと書かれています。時間的、空間的に、はるかに遠いこと。また、そのさまを表す。永遠という意味もあります。

私たちが使っている道具の多くは何百年も前のものであり、掛け軸や使っている道具は何百年も使われ続けるだろう。古代の茶碗を手にすれば、それがいつ作られたのか、それを扱った人々、そして彼らを取り巻く社会や歴史を想像することができる。そして、その茶碗を未来に置き、そこに住む人々や社会を想像することは容易である。そして、永遠を思い描くまで、過去と未来の時間を引き伸ばし、押し続けるのだ。

番組は各種ポッドキャストプラットフォームからお聞きいただけます

イノベーションはどこから生まれてくる?

本日はシナダがお届けしてまいります。京都ってテクノロジー企業もあるし、京大もあるし、おまけに伝統文化もあるし、それに新しい文化を包摂する包容力もある。街として強強だよなっていつも思います。いいなあ暦本さん。ポッドキャストも京都支部作らないかなあ。

今回のエピソードを理解するための8つのキーワード

寂隠

数寄屋建築の思想・技法とデジタル技術が融合した茶室のこと。SF小説のJack Inをもじったもの。

祇園祭の絨毯

祇園祭ではペルシャ絨毯が山鉾の左右にに飾られているそうです。 それ以外にも祇園祭では様々な調度品が山鉾に使われているそうで、動く美術館と呼ばれているそうな。なぜか、という問いに回答してくれる文献はなかったのですが、この回答が一番納得感がありました。

ボブ・ランガー

MITで化学工学と医用生体工学を教える教授で、Sontra Medical社やMicroCHIPS社などの企業役員も兼任しているそう。2002年には工学界のノーベル賞とも呼ばれるドレイパー賞を受賞。また1998年には、医療分野で最も革新的な発明家として知られる研究者の一人として、レメルソン-MIT賞を授与されています。

ドラッグデリバリー

日本語では薬物輸送(送達)システムと呼ばれるもの。お薬を飲んでも、お薬は体の中の消化器官を通り、さまざまな酵素や胃液などの攻撃に耐えながら治療したい器官まで到達しないといけません。これをどう効果的に到達させるのか?というのは長年の課題。これに取り組んだのがランガー氏なんだそう。近年ランガー氏が開発しているのは、体内に埋め込むタイプのシステムだそうです。皮下に埋め込み外部からワイヤレスでコントロールするんだそうな。ハイテク!

アーサー・C・クラークが言ってたこと

SF作家アーサー・C・クラークが定義したクラークの三法則のうちの一つ挙げられているもの。「高名で年配の科学者が「これは可能だ」と言えば、その主張はほとんど正しい。しかし「これは不可能だ」と言えば、その主張は大抵間違っている。」原文は"When a distinguished but elderly scientist says something is possible, they are almost certainly right."

ジョンケイジ 4分33秒

アメリカの音楽家ジョン・ケージが1952年に発表した作品。演奏時間だけ定められていて、演奏者に対する指示はないらしいです。つまりは完全な無ではなく音は出してもいい。。。らしい。

いけずステッカー

裏がある京都人の本当の心の心情を表したステッカーのこと。Joiさん大好きみたいで、その愛を語ったブログがあります。

レベッカ・サックス

MITに在籍している認知神経科学者で、言語や道徳など人間特有の認知機能を研究しているそうです。彼女の研究は、紛争解決などでも応用されているそう。2009年には、米国の若手科学者の中でトップ10に選ばれる「ブリリアント10」にも選ばれているそうです。

今週のおさらいクイズの申請先

「おさらいクイズ」の申請先は以下の通りとなります。

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こちらのMintRallyのJoi Ito's Podcast特設イベントページでゲットしてください。正解された方には、NFTをプレゼントします。NFTは無料です。NFTを取得するにはウォレットアドレスをゲットする必要があります。

NFT受け取りのひみつの「あいことば」と書かれた部分に今日の問題に対する答えを記入してください。

ヒント:大文字半角英数字で入力ください。

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