2012年3月15日にシリアの首都ダマスカスのメッゼ地区で行われた一連の逮捕で、Bassel Khartabil(バセル・ハルタビル)が拘束されました。それ以後、家族には拘束の理由および彼の所在に関する公式な説明は一切されていません。しかし彼の家族は最近になって、ダマスカスにあるKafer Sousa(カフェル・ソウサ)の保安支部で拘束されていた人々から、Basselがそこに捕らわれていることを知りました。
Bassel Khartabilはパレスチナ生まれの31歳のシリア人で、オープンソースソフトウェアの開発、すなわちインターネットの基盤となるような貢献を専門とする一流のコンピュータエンジニアです。10年前にシリアでキャリアをスタートさせ、いくつかの地元企業のもとでパルミラの遺跡修復や、Forward Syria誌などの文化的プロジェクトにテクニカルディレクターとして従事してきました。
Basselの逮捕以後、シリアおよび世界各地における彼の価値あるボランティア活動は中断されてしまい、彼を頼るコミュニティにとって手痛い不在となっています。加えて、彼の家族、そして去る4月に結婚を予定していた婚約者は、人生そのものを中断されてしまっています。
Bassel Khartabilは4ヵ月近い期間、裁判も法的な訴因も一切ないまま不当に拘束され続けています。 freebassel.org より
ここに我々は『Support to Bassel』、Bassel氏とその家族、その友人たちを支持する旨、宣言します。
クリエイティブ・コモンズは、技術系コミュニティに対して大きく貢献し、リーダーシップを発揮しているBassel Safadi氏の釈放を求める活動を支援します。Bassel氏はその専門性とこれまでの実績のあらゆる面での献身で、無料で一般公開されるオープンソースのコンピュータソフトウェア・コードとその技術の開発を支えてきました。氏は、クリエイティブ・コモンズに対する支援としての価値あるボランティア活動のみならず、技術分野におけるあらゆる取り組みにおいてこの目標に向けて尽力しています。彼の取り組みは、無料で利用できるオープンな技術の品質と可用性を高め、技術の進歩をもたらしています。 freebassel.orgにある支援表明に署名することで、Bassel氏の解放を支援してください。(ツイッターのハッシュタグ: #FREEBASSEL )