今週のゲストは、アントレプレナーでありクリエイティブティディレクターの草野絵美さん。草野さんは、昨年夏に話題となった小学生NFTアーティストZombie Zoo Keeperのお母さん兼マネージャーであり、NFTプロジェクト「新星ギャルバース」も立ち上げるNFTの最前線を駆け抜けるスーパーギャル。
8888体のNFTを発売後およそ5時間で完売させるなど、NFTアートの最前線で戦う彼女にその極意を伺いました。
【編集ノート】
編集ノートには毎回番組で登場した難解な用語や固有名詞などの意味や内容をまとめています。また、ETHアドレスの取得方法やNFTの確認方法についても、まとめています。ぜひご参照ください。
https://joi.ito.com/jp/archives/2022/07/11/005805.html
番組では、リスナーの皆様からお便りを募集しています。番組に対する意見はもちろん、伊藤穰一への質問があればぜひ投函ください。先日からイーサリアムのアドレス記載欄も設けました。お便りを採用させていただいた方には、番組オリジナルのNFT会員証がmintできるリンクをお送りしています。
https://airtable.com/shrKKky5KwIGBoEP0
番組にご出演いただいた方々と聞いている方々を結ぶプラットフォームとして、ジョブマーケットを作ってみました。今、実は仕事を探している、なんてあなた!ぜひこちらを確認してみてください。ぴったりの仕事がみつかるかもしれませんよ。
https://joi-ito-podcast-jobs.super.site/
【コミュニティ醸成実験について】
これまで番組で小出しにお伝えしてきたコミュニティ醸成実験。ようやくその中身をお伝えできるようになりました。番組という枠を飛び出して、リスナーの方々同士が交流できる場となっています。詳しくは、下記リンクをご覧ください。
https://community.henkaku.org/ja
この実験に参加をご希望の方は下記リンクから参加メンバーの登録をお願いします。メンバーのダイバーシティを考慮しながら、徐々にメンバーを拡大していく予定です。参加時期がきましたら、スタッフから個別に連絡をさせていただきます。興味のある方、まずは登録だけでもしてみてはいかがでしょうか。
https://airtable.com/shrbDbYUBoFgkg0tY
シークレットキーワードの申請先は、HENKAKU COMMUNITYの[こちらのQuestサイトになります。新バージョンのNFT会員証をゲットした皆さん、頑張って聴いて、HENKAKUを稼ぎましょう。ちなみに!シークレットキーワードを申請できるのは新バージョンを持っている人のみとなります。まだお持ちでない方は、頑張ってコミュニティに入るかおたよりを採用されるまで送り続けましょう。
https://omise.henkaku.org/quests
https://recruit.garage.co.jp/fintech/
今週のポッドキャスト配信について
Podcast Transcript
伊藤穰一:こんにちは、伊藤穰一です。今日のゲストは、アントレプレナーとクリエイティブティディレクターの草野絵美さんです。今日はNFTの最先端でどう成功するかの秘密をお聞きしたいと思います。
伊藤穰一:絵美さんはZombie Zoo Keeper、小学生NFTアーティストのお母さんとして有名で、僕のPODCASTでちょっと登場してもらったんですけども、それ以降かなり伸びたと思うんですけど、ちょっとZombie Zoo Keeperの話のアップデートもらっていいですか。
草野絵美:以前はいつ頃でしたっけね。去年の10月とか11月とかでしたよね。いや、なんか本当にいろいろあって、まだNFT最初の作品をミントしてから、たしかもう本当にまだ9ヶ月とかしか経ってないと思うんですが、本当にありがたいことに、まず東映でアニメ化プロジェクトが始動したっていうことと、あとはサンドボックスっていうメタバース最大手と一緒にパートナーシップを組んでゾンビーメタバースをこれから作るっていうことだったり、あとはピコ太郎さんと一緒に楽曲を立ててピコズーというコレクションをやったり、いろんなコラボで色々やらせて頂いてます。
Zombie Zoo Keeperの作品自体は250作品で、大きなコレクティブではないのとあと、やっぱり本人が結構楽しんで描いてるのがいいから、それが義務になってきて、こう書かなきゃみたいになると。まあまだ小学生なので、それは大変だなと思って、とにかくその彼が作ったものを公共性をあげるっていう意味で、コラボレーションをたくさん仕掛けるっていう方法になってますね。
伊藤穰一:ピコ太郎のやつも本当にこないだニュースにはあっすごいよ。
草野エミ: すごい すごい 世界 観 が でき た な と 思う んで なんか 面白い です よ ね。 子供が描いた夏休みに描いたものが全部、いろんな大人によってはある種の二次創作みたいなことが生まれていて、それはすごいワクワクするし、息子も結構、これやりたいあれやりたいっていうのを順番に私が実現しようとしてるっていう感じですね。
伊藤穰一:何かマネージャー兼ママっていういい感じですね。
草野絵美:そうですね。ママジャー笑。
伊藤穰一:でも今度のプロジェクトがまた全然スケールが違うプロジェクトなんだけど、ちょっとそれを紹介してもらって良いですか?
草野絵美:「新星ギャルバース」というコレクティブをジェネラティブなコレクションを4月の14日に発表しました。新星ギャルバースのコンセプトは、平成初期、大体90年代の少女アニメだったり、あとはサイバーパンクの少年アニメみたいなところの良いところを掛け合わせて、私たちが考えるようなかっこいい女性がいっぱい出てくるSFアニメを作りたいというモチベーションでスタートしたプロジェクトです。
8,888体の個性豊かなギャル達がいて、それぞれ目とか鼻とか口とかパーツがたくさんあって、それがジェネラティブで機械学習で組み合わさってできてるんですけど、その8,888体売った資金でアニメをオリジナルアニメを作りますというプロジェクトとしてやっています。
Web3の世界では、「We’re gonna make it WAGMI」っていうじゃないですか?私たちは「We’re gonna make an anime」ってスローガンを掲げてやっています。で、メンバーはクリエイティブディレクター、そしてプロジェクト発起人である私草野絵美と、まずアーティストLEADアーティストとして全ての絵を描いていて、世界観を私と一緒に作ってストーリーとか考えている。大平彩華というアーティストがいます。
で、彼女はもともとミュージックビデオのDIRECTORだったり、アニメを作ったりしている方なんですけど、ずっと私は仲良くていつか一緒に理想のSFアニメを作りたいねっていうことを言っていて、妄想でもいつも話してた、とても仲の良い友達です。
あともう二人いるんですけど、二人はオーストラリア人で一人はデヴィンという名前で、彼はクリエイティブテック担当でエンジニアを束ねたり、あとはそのNFTを持って、NFTのホルダーさんに向けたイベントだったり、AIR DROPだったり、NFTを新しいNFTを展開していくためのテクノロジーの施策を考える方がいます。クリエイティブテック担当のデビー、そしてマーケティングコミュニティ担当のジャックという方がいて、ジャックはあらゆるパートナーシップだったり、ソーシャルメディアの長期的な計画だったり。 そうですね。マーケティングの担当をしてます。
伊藤穰一:ずっとNFTアートって日本テーマのものがアメリカでもすごく多くて、で、今回初めてなのかな。初めてに近いなんか本格的な日本をちゃんと混ぜてて、やっぱり絵美さんの上手にアメリカのベストの人たちとコラボレーションしながら日本のトップ持ってくるので、なんとかなく今まで日本の人は海外のこと理解してなくて、海外に行くと日本を理解してなくて、今回、本当にそれの融合のような気がするけど。
草野絵美:まさに本当にありがたいことに発売から5時間くらいで8,888体すべて売れて、なんとオープンシーの世界ランキング1位になりました。すごくタイミングも良かったし、本当に結構運もあるんですけど、いやぁ非常にありがたいですね。なんかわりとウチのチームみたいなのも珍しいかなと思いますね。
Web3を熟知した英語圏の人とアニメが書ける人と、チームも私一人しかバイリンガルじゃないですんですよ。
伊藤穰一:そうなんだ。
草野絵美:そうなんですよ。だからずっとミーティングに関しては壁ももちろんあるし、たぶん会議も他のところよりは時間がかかったりはすると思うんですけど、それでもお互いにリスペクトを持って、web3のことはすごい、結構日本語だと入ってこない情報とかも彼らは詳しかったりするし、私たちは日本のアニメ会社とかそういうところとコネクションを張っていくっていうわりとなかなかないチーム編成かなと思います。
伊藤穰一:その言語の壁がすごく大きくて、でも真ん中に入ると、気持ちよく今朝も僕すごい大会議で気が付いたらバイリンガル僕だけで結局通訳させられて。よくあるでしょ。通訳させられる。
草野絵美:Joiさんが通訳するってすごいですね。
伊藤穰一:でも1日一回はありますね。 草野絵美:ありますよね。
伊藤穰一:僕がズームで通訳して。あるでしょ。
草野絵美:あります。あります。
伊藤穰一:ボスだと思ったら、通訳だった。
伊藤穰一:でアニメをテーマにしているプロジェクトって他にあるけど、アニメ作るのは初めてだよね。多分。
草野絵美:そうですね。作る作るって言って作ってないところも結構あるし。
伊藤穰一:ロードマップだけに載ってて。
草野絵美:作る作るって言ってパーティーしまくってるとか結構ありますね。
伊藤穰一:なるほど。で「FWB」って、フレンズオブベネフィットようなことをやってるDAOで、今ゾンビーズーキーパーのディスコードとかギャルバースのとかあるけど、コミュニティに参加するきっかけとかコミュニティーの中身ってどんな感じなの?
草野絵美:ゾンビーズーキーパーのディスコードに関しては、ちょっとやっぱり人数が少ないので、数も少ないから常に配布しているわけではないので、イベントがある時に書き込みしてくださる。ゾンビーズーのホルダーさんが、割とアートが好きなピュアな。
伊藤穰一:1点ものとコレクションものって全然違うよね。 タイプちゃんと両方が持ってる人もいるけど、文化は違うよね。
草野絵美:文化が違って。ギャルバースに関しては、わりとアニメ好きの人だったり、シティポップとかそういうカルチャーが好きな人たちが多くて、4000人くらいホルダーさんがいるので、常に盛り上がってますね。
伊藤穰一:これって本当の古典的なアート業界に似てるよね。口コミで知る人は知って、だんだん盛り上がって、アートバジルとかで、みんなの前でやってで、最初盛り上げてた人は、そこから売り出したいみたいな。
伊藤穰一:アートっていうのはもうコミュニティで盛り上げるっていうのがすごく重要で、それ株の場合はそれやっちゃいけないんだよね。本来、株っていうのはこれが価値があって、その価値を合わせるために会話するのであって、価値以上、元々の価値以上の価格になっちゃいけないという原則があるけど。アートって、そうなの。みんなが思う価値が価値だから。だからアートコミュニティっていうのは、むしろその最初のネットワーキングがマーケティングってすごく重要で、文化がつながっている。買っている人たちの同士の文化。で株なんかそんなのないじゃん。だからたぶん株の感覚でアート見ちゃいけなくて、最初ローンチするときのプロセスって結構そこにすごくキーなところがあるような気がするんだけども、なんかアドバイスっていうのかわかんないけども、やっぱり何となくこうブランドは今なんか転売のサイトにっててただピンとしたけど売れなかったっていう人たちって結構出てきていると思うんだけど、絵美さんはものすごいエネルギーかけて、すごいいろんな人たちとフルスピードであれをやったから成功したわけで、簡単じゃないよね。
草野絵美:簡単じゃないですね。ありがとうございます。結構そのピュアな、ピュアっていうか暗号資産権利的な感じの人から叩かれたりとかしたんですよ。ホワイトリストを配っていることに対して、ミントリストを配っていることに対して叩かれてしまいました。 伊藤穰一:ミントリストをちょっと説明してもらっていいですか。
草野絵美:ミントリストは先行販売枠ですね。先行販売枠をすごいお金持ちのところばかり狙って、それで価値を上げるっていうことが、ずるい。ずるいというかコインでやったらダメですよね。
伊藤穰一:コインでやっちゃダメだけど、サザビーズやっていいわけじゃない。お金持ちは集めて転売してみんな前から口コミしてるわけなので、ちょっとそこはアートの文脈とトークンとか、株の文脈でこれを分けたほうがいいし。
草野絵美:そうですね。
伊藤穰一:僕はよく、みんなNFTはとりあえずミントしてみなっていうのは、その行動を理解するためだけども、ただミントするだけで売れるわけじゃないんで。で、そこからたぶんギャルバースみたいになるのにはすごい学びがたくさんあって。であれだよね。 ゾンビズーキーパーやってたことが、かなりギャルバースの学びになってるわけだよね。
草野絵美:まさに本当に生かされてましたね。あと、やっぱり私たちがうまく完売できたのは、 本当に好きなことでやってたっていうのがすごく重要で。
伊藤穰一:それ重要だね。
草野絵美:なんかやっぱりトレンドってアーティストのクレジットもないみたいなものとかって結構あるんですけど、なんかこれアズキに似てるか売れそうだなみたいな感じで買う人がほとんどだとしたら、すぐにたたき売りされちゃうんですよ。だから、ちゃんとそのわりと心を込めて、しかも彩華も私もフリードッグスで今までの作品とかも見れるから、ずっとこの人が好きなことやっててんだなっていうことと、あと、これからも創作を続けてくれるっていうところに多分価値を感じてくれたのかなと思います。
伊藤穰一:値段とか全部見ると結構長い間じりじりと上がっていくものの方が、最終的な価値は高くて、結構プロジェクトしたら短期的に上げて売り抜けてっていうのが昔はすごく多かったんだけども、だんだん買う人もそういうのよりもずっとやってくれそうなプロジェクト。特に今値段って言うかトークンの値段が下がってきているから、すごくロングタームをみんな見るようになってきたと思うので、やっぱりそういう意味でロードマップもあって、それちゃんとこんなしそうな人たちをみんな探しているような気もしますよね。
草野絵美:そうですね。多分、色々プロジェクト立ち上がり過ぎて、そこをちゃんとやってないところが淘汰されていって、より何かちょっとビジネスもちゃんとやってて、なんかアーティストも情熱があってっていうところが多分評価される時代になってきてますよね。
伊藤穰一:フレッシュなアートができるっていうのが良さでもあり。でも、本当は今まで何したかって知りたいっていうのは難しいよね。
草野絵美:いやでも結構多額のお金を集めるわけだから、本当そこはホルダーさんに対して責任持って、次の創作物にちゃんと使うっていうのは。クラファンでアルバムを作りますって言って、そのお金で豪遊してたら怒るじゃないですか。
伊藤穰一:だからそういう意味で多分web3のいろんな偽名だとか色んな今までカッコ良い特徴だったのが、だんだんやっぱり違うよねって言って進化していくよね。
草野絵美:そうですね。いや、本当に手探りなんですよね。 私もやり方。このホワイトリストこうやって、先行販売枠を配って、DISCORDでコミュニケーションを取って、着いたスペースでインフルエンサーと知り合ってみたいなのを方法論として打ち出したとしても、多分同じことやっても、もう2ヶ月後には古くなっている可能性もあるし、ライバルもすごく指数関数的に増えてると思うし。難しいところですよね。何か本当にキープビルディングしてくるしかない。
伊藤穰一:そういう意味でいうと、いろいろ教えてもコピーされると多分成功しないから逆に教えてもいいんだよね。
草野絵美:そうですね。
伊藤穰一:どっちかというと感覚だよね。感覚とあとはさっき言ってたオーセンティック。本気に本気で好きだっていうこととあと、やっぱりあとインフルエンサーといっても結局、そのインフルエンサーたちも目利きがあるから、インフルエンサーの人も結構いるから。だからやっぱり本物だということが重要で。そうすると、ルールブックよりも自分の本当のファッションをどうやって見つけて表現するかっていうのが、結局根っこになってくるんじゃないかのですね。
草野絵美:そうですね。もう日々イノベーションが生まれているので、Galverseは例えばトレーズの数もすごく多かったりして、通常Azukiが一回500くらい、400ぐらいで、クローンエピソードが500くらいでギャルバースは2300ぐらいのトレーズがあるんです。
伊藤穰一:すごいね。
伊藤穰一:8888だっけ?で2000トレーズあるの。すごいね。
草野絵美:それで、しかもそれをかわいく見せるために4000ルール書いてるんです。
伊藤穰一:すごいね。
草野絵美:それでも彩華はまだひたすら書いてて、あと1万くらいかけたみたいなこと言ってて、そこの情熱も非常に強くて、そういうのもあってわりとそのレアリティにかかわらず、結構自分が好きっていうものを見つけたら、みんなそのダイヤモンドハンデット、絶対売らない手放さない人がすごく多いっていうのも特徴かなと思ったりと、あと一つ一つの名前も全部違うし、決めゼリフとか入ってるし、そういうテクノロジーの部分でも何か必ず新しいことを取り入れたいなっていう思いがありましたね。
伊藤穰一:なるほどギャルバースも含めて、これからどういう風にアニメでアニメが出てどうやって今のコミュニティとかNFTと関係するのか。
草野絵美:ギャルバースについて?ギャルバースについては今アニメ化を進めるためにスタジオの選定をしているところで、また今週も1つスタジオに行くんですけど、毎週2、3個くらい今訪問してピッチして本当にギャルバースと組みたいっていう大きい規模のスタジオ小さい規模のスタジオ中くらいの規模のスタジオいろいろ回ってるんですけど、やっぱりその2次創作とかコミュニティドリブンでアニメ制作することに対して寛容であることを必ず必須としていろいろお話しさせていただいているんですけど、そういう一回アニメがスタートしたら、そこから例えば制作会議だったり、あとこんなラフ描いたよっていうのがあったりっていうそういうプロセスをできるだけコミュニティに見せていきたいっていうこともありますし。あとはそうですねスピンオフの漫画だったり、その世界観を楽しめるコンテンツ。まだちょっと言えないものも多いんですけど、アニメってやっぱ時間かかるんですよね。1年以上かかる中、そこをいかにキープハイピングしていくかっていうこと。だってあとアニメが予告編に出たら、そこで一番ピークになって売ろうみたいな人が売りたくないようにしたいなと思ってるので、ちゃんと続いていくために、やっぱりキャラクタービジネス的な視点も持ってやっていきたいなと。
伊藤穰一:上場企業の社長みたいだよね笑。
草野絵美:いやでも本当に調達ですよね。本当に起業がスタートしたっていう感じですよね。ただ、そのアニメもね。話をもっていくと、もう予算はあるんですけど、どうですかって言うとすごく驚かれますね。
伊藤穰一:そうだよね。 僕映画業界一時期いたんだけども、映画業界と会社が違ったのは、映画業界がうわっとて集まってガーって作ってて売って、そしてその後はもうだいぶ人数を減らしてジリジリと著作権を消化していくみたいな感じで、こういうカーブで多分10何年かかるんだけども。なんかどうなんだろうね。例えばギャルバースもそういう感じでどんどんどんどん盛り上げて色んなものをやって、その後こういう感じになるのと、ずっと伸びていくイメージなの?
草野絵美:そうですね。でも継続して多分他のコレクションを出していたりとかするのかなと思ったりもします。
伊藤穰一:ガンダムとか、そういうのって結構どんどんシリーズで出ていたけど、ただ普通の映画と違うよね。
草野絵美:そうですね。シリーズで出てたらいいなって、やっぱりそのユニバース志向というか。マーベルのいろんな世界があってっていう、そういうちょっと女性版マーベルみたいになれたらいいなとか思ったりしてます。
伊藤穰一:そういう意味でなんかボアードエイプなんかPROFILE PICで始めて、それでなんか犬だしたり、ミュータント出したり、今度メタバースやってゲーム作ってってどんどんどんどん広がってなんかミッキーマウスからディズニーランドになっていくような感じでうまくいけばそんな感じですか?GALVERSEがホントにUNIVERSEみたいになっちゃうみたいな感じですか?
草野絵美:そうしたいですね。
伊藤穰一:でも、それにはもう経営者のメンタリティーじゃないとダメだよね。なんかマネージャーっていう感じじゃないよね。
草野絵美:そうですね。そこはもう頑張って成長していかなきゃいけないしなと思うし、今まで私はずっと自分のことを器用貧乏だと思っていて、ミュージシャン活動もしてたけど、私楽譜読めないんですよ。で鼻歌で作曲してて一人じゃ作れない。で絵もそんなに上手じゃないけど、世界観作るのはすごい得意だけど、なんか私の肩書き何なんだろうってずっと考えてたんですけど、この器用貧乏がこのweb3の世界だと輝けるんですよね。 いろんなことをちょっとずつできて、あらゆるタレントを集めることができてで、まあアートも分かってて経営もちょっと分かってるみたいな。なんかやっと自分が輝ける場所が見つかったっていう思いが。
伊藤穰一:すごいね。うんでもそれはパーフェクトじゃないから。僕も最初インターネットができた時に自分に一番合った素材がちょうどいいタイミングでてきて、自分はこれがなかったら多分大学出なかったか。クラブDJ、まあクラブDJでもいいんだけど、クラブDJで終わってたかなと思ったのが何か色々できたのと同じで、たぶん今一番この変革にあったなんか性格とスキルセットでピッタリだよね。
草野絵美:いやー。だといいですけどね。もうそのまま頑張っていけたらいいなと思います。はい。
伊藤穰一:でもやっぱりそういう意味で日本人女性色々web3わかってるっていうので、なんとなく日本のクリプトとトークンのイメージから、本当に次のweb3のイメージに切り替わるために、すごく一番いい事例なのような気がするので。
草野絵美:ありがとうございます。
伊藤穰一:本当に頑張っていただきたいと思います。
草野絵美:ありがとうございます。