今週は「女性の社会進出」について考えます。SHE株式会社代表取締役CEO/CCOの福田恵里さんをお迎えして、コロナ禍における女性の働き方の変化や、Web3における今後の可能性などについてお話いただきました
【編集ノート 】
編集ノートには用語や固有名詞などの意味や内容をまとめています。また、ETHアドレスの取得方法やNFTの確認方法についても、まとめています。ぜひこちら をご参照ください。
【JOI ITO 変革への道 - Opinion Box 】
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【コミュニティ醸成実験について】
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今週のポッドキャスト配信について
Podcast Transcript
伊藤穰一: こんにちは伊藤穰一です。今日は株式会社SHE代表取締役、福田恵理さんと女性の社会進出についてお話をしたいと思います。福田さんよろしくお願いします。
福田恵里: よろしくお願いします。
伊藤穰一: 福田さんは、僕は知ってるんですけども、少しリスナーの皆さんに福田さんの自己紹介とどういう仕事をやってるか少し説明していただいてもいいですか
福田恵里: はい。みなさんこんにちは。SHE代表の福田恵理と申します。我々ですね、今創業5年目のミレニアル世代と呼ばれる二、三十代の女性向けにキャリア支援を行うスタートアップを運営しております。で、そのキャリアスクールSHElikesという名前なんですけれども、どんなスクールかというと、ウェブデザインやウェブマーケティングなどあのー本当に女性が在宅でもいつでもどこでも働けるスキルをですね、パソコン1台でどこででも働けるスキルの装着をサポートしているようなスクールでして。今、累計受講者数が4万名を超えています。で、その女性たちに自分らしい働き方の実現というところを、そういったスキルアップの面を仕事獲得の面そしてマインドの変革の面この三つで応援をいたしております。最近はそのキャリアの支援というSHElikes以外にもSHEbeautyやSHEmoneyというですね。美容や金融領域などにもドメインを展開しておりまして後女性の人生における課題解決すべてに伴走していくようなそういった会社を運営しております。よろしくお願いします。
伊藤穰一: よろしくお願いします。実は福田さんと話最初話したときに国の中でもいろいろDiversityだとか。英語で言うとGenderBalance、ま、女性の比率を上げるとか。僕のデジタルガレージって会社でもずいぶんこの話をしていて、そしてデジタルガレージもやっぱりトップには男性が多いので。で、福田さんにいろいろ相談してて。いやホントに女性はこういう大企業の中でどうのこうのとかいう話をしてたら、福田さんが、いやそれは男性の視点の女性の社会進出で、女性の視点の女性の未来聞いたらどうなんですかっていう話を聞いて。まさにそうだなと思って。やっぱり僕が何か勝手に、僕も含めた男性たちが勝手に想像する女性の未来よりもちゃんと女性の声が必要だよねっていうのは当たり前のことなんですけども。それで国のある勉強会で、やっぱりこの辺Diversityも含めていろいろ議論してる中で福田さんには、直接話をしてもらいたい、というのは、実は昨日の朝プレゼンとディスカッションにしてもらってすごく良かったので。そして、そういう意味でリーダーシップをどんどん女性に変えていくっていうことも含めて、ここに日本の社会で一番その女性のエンパワーメントだとか感じてる、今四万人のいろんなメンバーからの気持ちも反映して、何かボトルネックがどの辺でどういうふうに変わっていくべきかっていうのをちょっと話してもらっていいですか。
福田恵里: やはり今女性進出を阻む日本社会のボトルネックみたいなところは、女性のキャリア形成の難易度が高いっていうところがあると思うんですけれども。今、現場として第一子出産後の離職率の割合、皆さんどれぐらいだと思います。実はですね、47パーセントで半分ぐらいあるんですね。半分の女性が、子供を産んだら、仕事を諦めなければいけない現状にあるっていうところであったりとか。あとは就労人口は今、男女ほぼ変わらなくなっているのに対して男女の給与総額って実は3倍もの差があったりしていて。本当に。日本って今、出生率も労働人口も下がっている中で、子供を産んでも働き続けられる世の中を本気で作っていかないと、日本のGDPって下がり続ける一方だという危機感を覚えております。で、じゃあなぜこの現状が解決されないのかというと、もう結論から言ってしまうと、女性たちのスキルとマインドというところにあのー要因があるかなというふうに思っている。もちろん外部要因として環境が整備されていないっていうこととかは、もちろんある中で、女性側のもっと変えていかなければいけない課題としてこのスキルとマインドっていう面があると思っています。で、もう少し詳しくお話しすると、今、女性の非正規雇用比率って四十八パーセントっていうふうに言われていて、やっぱり女性たちが自立して働けるためのポータブルなスキルが不足しているというところがあります。でこれがスキル不足の面ですね。で、もう一つが実は日本の女性って自己肯定感が世界最下位というようなデータもありまして。「私なんか」と自信がない女性が非常に多いというところ。つまり自分らしく働き続けるためのスキルとマインドが圧倒的に不足しているという現状があるんですね。で、この二つはやはりキャリア形成を難しくしているというところは非常にあるのかなというふうに思っております。で、またそうですね。まず外部要因としては、やはり、社会からの一つの課題として、マミートラックみたいな言葉とかもよく言われるかなというふうに思うんですけれども。社会進出というか、会社で働く中でどんどん自分は上がっていきたいというか、仕事を持ってやっていきたいとか管理職に上っていきたいと思ってる女性がいても、Joiさんもおっしゃってましたけど男性側の視点で、「ああでも子どもを産みながら働くの大変そうだからちょっと管理職みたいなもう時間の制約があるような職じゃなくて、もっと自由に働けるようなそんなに責任がなくて時間の制約もないような職につけさせてあげよう」みたいな、そういう昇進トラックから外れるみたいなママのトラック、道筋を走らなきゃいけないっていうのをマミートラックっていうふうに一般的に言うんですけれども。そういったの本当に社会からの固定概念みたいな勝手に押し付けられたレッテルみたいなものも、この彼女たちのキャリア形成を阻んでいるなというふうに感じるので。女性たちの内面と外部のそういった固定概念を解放していく、何かこのふたつのアプローチが非常に重要だなというふうに感じています。
伊藤穰一: なるほど。さっきのマインドのところも、すごく聞いて、そうだなと思っていて。うちの妹も結構子どもの教育の研究もやっていて。で、彼女の結論とか仮説は、今、チャンスを与えるだけじゃ足りなくて、やっぱりその勉強する気持ちにさせなきゃいけないし、勉強するかどうかっていうのは、もちろん本人のマインドとそのマインドっていうのはやっぱり社会と自分のコミュニティーにどう期待されてるかとかっていう2つあると思うんですよね。だからその本人のマインドを変えながら周りのマインドも変えるっていう、コミュニケーションっていうのはすごく必要なような気がするし。それも何か福田さんみたいにExampleになるっていうのと、そしてそうそれまた周りにどうやって伝えていくかっていうのが、すごく重要だなと思うんですけども。もう少しマインドのところとか、特にどうやって今その本人たちとその周りを改革していくかっていう、その辺って何かヒントってありますかね。まぁ例えば僕らもデジタルガレージという会社で人事をやろうとしてマインドを変えようとしてるんですけどどういう風に考えたらいいんですかね?
福田恵里: ありがとうございます。あのーやはりですね。今、SHElikesに通われれている方々累計で4万人いるみたいな話もしていたんですけれども。そこにしているアプローチとしては、やっぱりコミュニティーというものを活用するというところと、あとコーチングというものを我々提供させていただいているので、このふたつのアプローチがあるかなと思っています。と、であとひとつコミュニティのお話をすると、やっぱりマインドを変えるとか、自信をつける自己肯定感を上げるみたいなところで、自己効力感を形成する3つの大きな変数というところが、「直接的成功体験」と、あと、身近な誰かが成功している姿を見るっていう「代理体験」とあと、「あなたならできるよ」って誰かから言ってもらう「言語的説得」っていうこの3つの要素が重要と言われているんですけれども。これが非常にコミュニティーが効果を発するなというふうに思っておりまして。SHEのコミュニティーってやはり、同じ20代、30代の同世代の悩みとか、楽しさだったりとか、価値観を共有できる方々が集まっているので。何かそういった方々と、今度、斜め上のロールモデルですよね。自分とちょっと同じような年代で同じような悩みを抱えているんだけど、でも成功している先輩たちの事例を見ることで。あ、私ならできるかも、っていうようなそういった自身の場。そうですね。段階的に自信をつけていくそういうようなコミュニティーがあるっていうところが、ひとつ大きいのと。あとはコミュニティーの中でもルールというものを課していて、「私なんか」は禁止です。っていうコミュニティールールが、かなり私たち、SHE会員さんのことSHEmateさんって呼んでるんですけど。すごく皆さん、使っていただいている言葉でやはり「私なんか」とか「私にはできない」っていう自己肯定感の低さとかレッテルを自分自身に呪いとして貼ってしまっている方っていうのがね、入会時は非常に多かったりするので、まずはそれを取っ払う言葉としてもう「私なんか」っていうことは絶対にコミュニティーの中で言っちゃいけないよっていう話とか。自分の夢を口に出して言う。人の夢も自分の夢も絶対に否定しない。というような。何かそういったルールを設けることで、心理的安全性を担保しながら、本当に自分の心に素直に挑戦できるというような土壌を作っていくというところがあります。とあとは、コーチングなんですけれども。通常のスクールって普通にスキルアップのためのスクールなので、Javaプログラミングスキルとか英語スキルとかっていうスキルが習得できたら以上終了っていうパターンが多いかなと思うんですけど。私たちのしているアプローチとしてはやはりまずは理想の生き方とか働き方の定義から考えるというアプローチをしていて。そこがないとちょっと何かトレンドだからプログラミングを学んでみようっていう手段から入ってしまうと、やはりそれが自分に合ってるかどうかもわからないので。挫折してしまったりとか。結局仕事に活かすみたいなことができなかったりするんですけれど。やはり、その自分の幸せの形っていうところから考えることで、それに必要な身につけるべきスキルっていうものが定義されていくとモチベーションも続きますし。本当にその人のそのスキルを学ぶことで、その人の幸せにつながっていくっていう一貫性が生まれてくるので。そのコーチングというプロセスを自分の理想の生き方を考えるというプロセスを非常に大事にしています。
伊藤穰一: なるほど。そういう意味で僕もずっとアメリカにいて、日本よりもアメリカの方がコーチングとかセラピーも含めてすごい多いですよね。もうほとんどの人はセラピストかコーチ持ってて。で、僕も自分の周りの教授たちにも必ずコーチングを勧めていて。また僕が自分でコーチされた先生を紹介すると結構みんなやってくるんです。いや僕、この人すごくお世話になったので。っていうと、受けてくれるので。で、そういう意味でいろんなコーチといろんな話を何年間ずっとやってきたんだけど。すごい役に立つので。たぶん自分のマインドを変えるのも、また大切だと思います。んで、それは何かもっともっと日本にもSHEだけではなくて、を普及してくれるといいなと聞いてと思いました。それとちょっと、このご時勢なんで、ちょっとトピックとしてそのコロナの影響っていうのはこのSHEのビジネスそのものとその女性のコミュニティとか、これどういうふうに影響して何かいい面とか悪い面とか何かあったんですか。
福田恵里: 私たちの事業サービスの話からすると、非常にこの中で受講生の方々増えましたというところがあります社会情勢みたいなところが悪化したときにやはり皆さんキャリアのことを考えたりであるとか、手に職であったり、スキルスキルを身につけて、これから来る何て言うんですかね、時代変化に備えようというような心理が働くというところはあるので。その意味でスキルアップだったりとか転職キャリア、キャリア変化みたいなところに意識を向けられたことは非常に増えたなというふうに感じています。あとはやはり、オンライン化ですよね。コロナによってすべての教育もですし、働き方もすべてがオンライン化したことによって、我々も実はもともとは通学型のスクールで、表参道とか銀座に通える方々だけだったんですけれども。このコロナ禍になる1年前ぐらいに完全オンライン化していたこともあって、それによって本当に全国各地から受講生の方々受けていただけるようになったので、そこはサービスとしては非常に追い風の部分だったなというふうに思っています。ただ一方で、やっぱり女性たちへの影響みたいなところは、もう非常に大きかったなというふうに思っておりまして。やはり主に、女性雇用者が多い宿泊とか飲食とか生活網サービス業ですよね。サービス業の女性の方々はもう壊滅的なダメージが生じて、失業が長引く女性が急増したなというところはあのSHEmateさんの中でもそういったサービス業に従事されている方多かったりするので。そこはすごくあったなというふうに思っています。と、あとやはり先程女性の非正規雇用比率日本高いっていうふうに話したんですけれども。ニュースにもよくなっていたかと思いますが、不況時にはやはりそこが雇用調整の対象になりやすい傾向があったりですとか、あとはコロナ禍でやはり保育園の休園だったりとか、小学校の休園みたいなところが相次いだ時に、あの家事負担が増加したりでありますとか、仕事か家庭かもどちらかを選ばなきゃいけないみたいなそういった二者択一を迫られてる女性も増えたなというふうに思っているので。コロナは一つそうですね。一時的にはその女性の社会進出みたいなところには非常に影響があったなと思っております。 ただ一方で、この中で良いこともあったなというふうに思っていて。就業上は女性の就業観は非常に変化し良い方向に変化したなっていうふうに思っています。と、やはり社会的なテレワークの推進によって時間や場所にとらわれない働き方への憧れが高まったりであるとか、自社で2021年にこの中で変わった就業観の調査をしたんですけれども、副業に興味ある方が95パーセントというところで非常に関心が高まっている様子が見られたりとか。あとね、去年とANAの副業解禁とかもあったかと思うんですけれども。ああいった、本当に大企業が女性の副業解禁に乗り出すみたいなところとかも、非常にあったかなというふうに思っています。あとやはりその調査の中でもう1つわかった事実として、自己実現への投資意欲がこの中で高まったというところで、やはり企業にずっと属していて「もうダメなんだ」というところに気づいて企業に依存しない生き方を身につけたい人っていうのがコロナ前27パーセントだったところから、53パーセントに増加していて。もう、約2倍ですよね。で、スキルアップの意欲が高まった人っていうのも、85パーセントに上っているので。いったところで、さっきの自律的なスキルを身につけるというところへの非常に意識関心の高まりというのは良いポジティブな側面としてあったなというふうに感じています。とあと何かもう1点を付け加えると、リンダ・グラットンさんのライフシフトという本みなさんも読まれたことはあるかなと思うんですけれども、人生100年時代における、リスキリングの重要性の高まりというところもコロナ禍でよりより増えたなというふうに思っていまして。今までってリカレント教育、学び続けることが素晴らしいという概念からはまリスキリングですよね。学ぶだけではなくて、きちんと、それを働く仕事につなげるという意味でのそのスキル装着というところがが急務になってきたなというふうに思っているので。きちんと我々も今仕事を斡旋するっていうところまでサポートをしているんですけれども、あくまで学んで終わりではなくて学んで仕事にできるまでのサポートをするそういった役割が非常に世の中でも求められてきているなと感じております。
伊藤穰一: なるほどなるほど。まあ、コロナがもうそろそろなくなるといいと思うんですけども。どういうふうに今後変わって、もしプラスになるかどうかちょっと見てみたいなとちょっと思ってまして。それでちょっと僕らは僕このポッドキャストでは最近Web3、NFTとかの話をよくしていて。そしてコロナの影響もあり多分そもそもNFTをもう勝手にきてたと思うんですけども、NFTとかWeb3の面白いのはやはりオンラインコミュニティがすごく重要で。それでそのコミュニティーの中でみんな仕事をして。で、結構オンラインでできる仕事がどんどん増えてきてるんですよね。それでそこに特に僕らも興味を持ってるんですけども。1つ面白い特徴が結構Web3のプロジェクトって、支払いもトークンでできるし、プロジェクト自体もほとんどオンラインだし。でこのトークンのエコノミーが面白いのは働いてるみんなにトークンを配るとそのトークンそのものが株でもあり、あとガバナンストークンだとその経営者の権利でもあり。でも報酬でありっていうので今までみたいにテンプだとか。その正社員だとかストックオプションもらえるストックとかっていうこの壁がなくなって、やっぱり資本と労働が混ざってきてるのでででいちいち会社作んないでプロジェクト型になっているんです。だけど映画みたいですねこの映画にはどういう人が必要で誰がアベイラブルでそれで集まって作ってバンっていてまだみんなで分けるみたいなパターンが増えてきてるので。でそれが何かちょっと福田さんとも話聞いたときにもウェブデザイナーもいるしで結構じゃ子育てをしながらとかオンラインでやるとかそういう今の福田さんの4万人の中でもこういうWeb3のプロジェクト型の職業のやり方っていうのは何か向いてるんじゃないかなと思ってたんですけども何かどどど可能性ありますかね。
福田恵里: 非常にこの今の若いコミュニティプロジェクトごとの働き方だったりとかこのコミュニティの中で熱狂的に感情のやりとりが生まれているコミュニティとこういうWeb3の相性みたいなところはすごくあるなっていう風に思ってるので私たちも今興味関心を持って取り入れていきたいと思っている分野ではあるんですけれども。やはりこうして我々の今やってるSHElikesのコミュニティってもともと創業当初からWeb3の概念実は取り入れていたなと思っていて。コミュニティーってその当時5年前とかですよね。もうオンラインコミュニティオンラインサロンみたいなものがめちゃくちゃ流行っていた時で、もうやはりピラミッド型構造になりがちなんですよね。カリスマ的なリーダーの方がいて、その方々にその方々から情報を得るためにフォロワーの方がいるみたいな。そういった構造だったので。そういうピラミッド型のコミュニティーってすごく脆いなと思っていて。やっぱりそのリーダーの方が抜けたらもう瓦解してしまうような雰囲気だったんですけど。私がそのSHEを立ち上げた当初、すごく意識していたのはを球体型のコミュニティーっていうコンセプトで上下関係がなく自律的でフラットでオープンで例えば初心者の人コミュニティに入ってきた初心者の人でも初心者だからこそを提供できる価値みたいなものがどんな立場の人でもそれぞれあると思っていて。それをお互いにギブし合うことでどんどんそのコミュニティーのコミュニティを自分たちで自律的に拡張していくみたいなそういった世界観を作りたいなと思っていたので。結構Web3の思想みたいなところとかを非常に中央集権型から自律分散型へみたいな話とかって通ずるものがあるなっていう風に思っています。とあとはやはり先ほどもその女性の働き方みたいなところでやはり在宅でもとかプロジェクト型で自分もいつでもどこでも好きな時間に好きな場所で働けるようになるっていうところが女性の社会進出を本当の意味で変革していくキーだなというふうに思ったときに、Web3みたいな要素って本当にデジタルの世界だけで完結する。クリエイターの仕事であったりとかが増えていく方向だなっていうふうに思っているので。そうですねこのプロジェクト型の仕事の流通みたいなものを加速させていくだろうなとは思いますね。さっき私何か自分のありたい姿をもっと定義していくことが必要だみたいな話をコーチング文脈で話していたんですけれども。Web3とかメタバースの概念ってやっぱり本当のありたい自分でいられるみたいなところもあるかなと思っていて、女性でいうと本当に外見みたいなところとか女だからみたいな性別による役割のとらわれであったりとかそういったところがやっぱり非常にまだまだ社会に置いてあるなとなったときにそこをすべて取っ払って本当のありのままの自分でデジタルの世界で生きていける仕事をしていける自分自身を構築できるというところが非常に魅力的な要素なのかなと思います。