2008年6月 Archives


初めてFlowgramを作ってみた。現在クローズドベータ中で、僕はアドバイザーであり、出資者でもある。リンクや写真を集めたものに音声ナレーションをつけられる、というもので、ブックマークつきのポッドキャストみたいな感じだ。

Flowgramを使っていて一つ気づいたのは、僕のマイクがいかにショボいかという点だ。実はこれは人にマイクを買い換えさせるいい機会になるのかもしれない。ほとんどの人にとって自分がスカイプ上でどれだけひどい音質で話しているかを聞く機会なんてまずないからだ。というわけで、初Flowgramの音質の悪さは大目にみてほしい。もっといいマイクを調達しておくよ。


Abhay Parekh
写真の彼はFlowgramの創設者、Abhayだ。Reidを通じて知り合った。この写真はオートフォーカスつきの新しいキャノンで撮った。オートフォーカスの利点は手軽だということで、難点はピントがしばしば僕が合わせたい目ではなく、鼻の頭に合ってしまうことだ。このカメラの使い方も学ぶ必要があるようだ。 :-P

追記:そうそう、Flowgramの各ページの内容は「現物」そのものなので、Flowgram上でポーズをかけて、ページ内のYouTubeのビデオをクリックして視聴したうえで、再びFlowgramを再生して僕の素晴らしいナレーションに戻る、なんてことできるわけだ。


ビデオコメントについてのFlowgram.


Seesmic Video about Seesmic Video comments

MT Seesmic Plugin

ちょっと先走った話しになるけど、皆さんに先にお伝えして支持を呼びかけたいと思ったのでこのエントリを書くことにしたんだ。

我々は去年の暮れから、僕がここ一年くらいで撮ったポートレートを元にした「Freesouls」と題した本の制作を進めている。これについては近々ブログで詳しく書くことを約束する。

以前からその本に載せるエッセイを寄稿してもらおうと、何人かの人たちにお願いしている。最近になって、Isaac Mao が「yeeyan」と呼ばれるすばらしいプロジェクトを紹介してくれた。yeeyan は翻訳コミュニティサイトで、Freesoulsに載せるエッセイを中国語に翻訳し始めてくれている。すごいよこれは。いま翻訳の進捗は30%くらいで、先方では翻訳の校正を手伝ってくれる人を募集している。中国語が堪能な方に手を貸してもらえれば、とてもうれしい。

Firefox はカラープロファイルに対応しているけれど、設定を手動で有効にしなければならない。

やり方を詳細に解説した素晴らしいブログ記事がいくつかあるので、詳しくはそちらを読んでもらうとして、この機能を使うことで色の正確さが大幅に向上するんだ。

カラープロファイルは、画像内の色がどのように見えるべきかをコンピュータに指示する地図のような役割を果たしてくれる。カメラ、モニター、プリンターにはいずれもカラープロファイルが設定されている。画像のカラープロファイルは、画像の色をプリンターやモニターのプロファイルにマッピングすることで、画像の色の正確なレンダリングを可能にする。

以前のFirefox(および、7以前のInternet Explorer)は画像のカラープロファイルを無視して、OSに対して、プロファイルが基本的なカラープロファイル(sRGB)であると伝えていた。大まかな話としては、大半の画像ファイルはsRGBなので問題ないはずだ。しかしこのことにより、しばしばインターネットに投稿した写真の見え方が画像エディタ内のそれと変わってしまう(色あせて、彩度が落ちてしまう)ため、iPhoto、Aperture、Lightroomなどで彩度やカラー・バランスを微調整する人にとっては、とても大きなフラストレーションを生む原因となっていたんだ。「sRBGとしてセーブ」を使うことでこれらの問題をある程度は回避できたものの、それでも問題が起こることが多かった。(僕がFlickrに投稿した写真の一枚に関する会話で、色関連のマニアの方々数名が解説してくれた。

色の深遠なる機微に関する話題が興味深いのは確かだけれど、大半の人々にとっては「Firefox 3でカラープロファイル対応を「有効(on)」にすれば、多くの画像が元の色に格段に近い状態で表示され、色あせの度合いが弱まる」ということだ。やり方はこうだ。Firefox 3のアドレスバーに「about:config」と入力して、確認ページを進んでいく。「find: gfx.color_management.enabled」で設定項目を見つけたら、有効(true)と表示されるまでダブルクリックする。最後にFirefox 3を再起動すればいい。

Eye One Matchなど、モニターの色を調整するためのガジェットやソフトウェアのパッケージを使えばモニター(およびカメラやプリンター)の色調整ができる。万人が実際にその手間暇をかければ、皆同じ色を目にすることになるはずだ。問題は、未調整のモニターの多くで(たとえ同じシリーズのモニターであっても)色の映り方が違ってしまうことなんだ。これはつまり、未調整のモニターを使っている場合、写真の作者が色の「ずれた」画像を作ってしまい、それが別の未調整のモニターで表示された時にさらに「ずれて」しまうということを意味する。以前はブラウザ側でさらに「ずれ」が加わっていたわけだけど、カラープロファイル対応により正確な発色に一歩近づいたことになる。全部やろうと思う人はモニターの色調整が必要になるわけだ。

MozillaはどうしてSafariのようにデフォルトでカラープロファイルに対応するようにしていないのだろうか。(IE 7でもデフォルトでは無効になっている。)10~15%ほどパフォーマンスに悪影響が出るということはあるらしい。でも僕も手元で有効にして使っているけれど、体感できる違いはないように思える。いずれにせよ、最適化したうえで将来的にデフォルトで有効にする動きはあるそうだ。でも現時点では、保証を破棄してFirefoxをハッキングするしかないということだね。


デジタルガレージの関連会社CGMマーケティングが開発したブロガーと企業を結ぶ広告配信システム「アドバタフライ」をこのブログに組み込んでみた。サイドバーの一番下にあるバッジがアドバタフライを使って配信している広告だ。アドバタフライは、商品の広告・プロモーションにブログなどCGMを活用したい広告主とをマッチングし、広告を配信するサービス。ブロガー自身が自分の好みにあった広告を採用できるという特徴がある。


Mike Arringtonによる動画・詳細記事はTechcrunchで

Technorati
の創設者であるDave Sifryが、「Offbeat Guides」の運用を開始した。一般公開されている様々な情報を元に、印刷版もしくはダウンロード可能なPDF版の旅行ガイドを作り出す旅行ガイドサービスだ。利用者が予定している旅行について利用者に質問が与えられ、それに対する答えによって内容がカスタマイズされるという仕組みだ。

僕の今の方法では、旅行に出る前は、アシスタント(いつもありがとうね、Mika!)が毎回、その旅行で知っておくべきいろいろな内容をまとめたSocialtextのwikiページを用意してくれている。僕はだいたい出発当日に、そのページの他、天気、電源コンセントに関する情報、為替レート、地図をプリントアウトしている。Offbeat Guidesはこの作業の手間を70%ほど軽減してくれる見込みで、これでMikaも、天気、地図、レストランガイドや訪問国のチップの習慣などの心配をすることなく、仕事の書類に集中できるだろう。ありがたい!

今後Dopplrなどとの統合化がさらに進めば、旅行に関してはすべて一ヵ所にまとめられるだろう。楽しみだ。

もう1つ嬉しいのは、DaveがTravel Content Curatorという肩書きでWikipediaWikitravel専用の人材を2人置くことにしたことだ。Offbeat Guidesはインターネット上の無料コンテンツをかなり広く利用しているため、Daveは今その恩恵をコミュニティにいかに還元できるかということに取り組んでいるのだそうだ。彼側のコンテンツは可能な限りフリーにできるよう調整しているところだと、心強い言葉が聞けた。

運営開始おめでとう、Dave!

情報開示しておくと、僕はTechnorati、SocialtextとDopplrに投資している。