本日はシナダがお届けいたします。 キュートな桑村さんの声を聞くだけで癒されるこのシリーズ。実は96回、97回の伏線回収にもなっておりますので、併せてお聞きいただけるとよいかなと思います。

番組は各種ポッドキャストプラットフォームからお聞きいただけます

今回のPodcastの理解度をより深めるための 10のキーワード

煎茶(せんちゃ)

茶葉にお湯を注いで飲む、あのお茶のこと。抹茶の茶の湯とは別に「煎茶」の世界があり、詩や書画を持ち寄って語らう文人趣味の色が濃いのが特徴だそうです。大阪の一茶庵などが知られています。

予定調和

もとはライプニッツの哲学用語で、独立した無数のモナドが神によってあらかじめ調和するよう定められている、という説のこと。今では「想定どおりの落としどころ」くらいの意味で使われていますね。

いけず

京都弁で「意地悪」のこと。とはいえ本気の悪意というより、直接言わずに遠回しに刺す、あの独特の距離感を指します。番組で語られる「直接言わない文化」の話とも、地続きな気がします。

一神教

唯一絶対の神を信じる宗教のこと。ユダヤ教・キリスト教・イスラム教が代表格。「正解はひとつ」という世界観になりやすい点が、この回では日本的な感覚と対比されて出てきます。

廓然無聖(かくねんむしょう)

禅語です。『碧巌録』の第一則で、達磨大師が梁の武帝に「仏法の第一義とは?」と問われて返した言葉。晴れ渡った空のようにカラリとして、聖なるものなど何もない、という意味だそうです。

老子『道徳経』

中国古代の思想書。第二章の「有無相生」が有名で、有と無、難と易のように、対立するものは互いに支え合って生まれると説きます。善悪をきっぱり分けない発想の、源流のひとつですね。

アノイキス

細胞が本来いるべき足場から離れると、自ら死を選ぶ仕組みのこと。ギリシャ語で「宿なし」の意味だそうです。がん細胞はこれを回避できてしまうため、他の組織へ転移していくのだとか。

棗(なつめ)

薄茶用の抹茶を入れておく、漆塗りの蓋物です。植物のナツメの実に形が似ているのが名前の由来。記録では1564年の茶会にすでに登場していて、広く使われるようになったのは江戸時代からだそう。

取り合わせ

茶会で、掛け軸・茶碗・棗といった道具をどう組み合わせるかということ。季節や客に合わせて亭主が選びます。Joiさんの「この道具とこの道具は気が合うか」という話は、まさにこれですね。

表情フィードバック仮説

笑顔の形を作ると本当に楽しくなる、という心理学の仮説。ペンを咥える実験が有名ですが、2016年に17の研究室で行われた追試では効果が確認できず、再現性論争の代表例にもなっています。