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今回のPodcastの理解度をより深めるための11つのキーワード

利休の竹花入

千利休は1590年の小田原攻めの陣中で、韮山の竹を使って花入を自ら作ったと伝わります(表千家不審菴の解説)。なかでも銘「園城寺」は正面の割れ目から水が漏れる一作。「そこが命です」と言い切ったそうで、なかなか痺れますね。

作為(さくい)

ひらたく言えば「狙ってやった感」のこと。茶の湯では技巧の跡が見えてしまうことを嫌い、作為のなさが尊ばれてきました。桑村さんの「デザインされた跡があると飽きる」は、まさにこの感覚のことですね。

丹後のカニ

京都府北部・丹後半島で獲れるズワイガニのこと。なかでも間人(たいざ)港のものは、わずか5隻の小型船が日帰り漁で獲るだけなので「幻のカニ」と呼ばれます。それを炭で焼くだけ、というのが痛快です。

しつらえ

その日の器や花、掛物などで空間を整えることで、「室礼」とも書きます。季節やお客に合わせて毎回組み替えるので、料亭にとっては料理と並ぶ表現の場。番組で言う「文脈」は、ここに仕込まれているわけです。

龍安寺(りょうあんじ)

京都市右京区にある臨済宗妙心寺派の寺院。白砂に15の石を配した石庭で知られ、1994年に世界遺産「古都京都の文化財」に登録されています。番組では、Joiさんの妹さんが若い頃に修行した場所として登場します。

テンジン・プリヤダルシ師

10歳で仏門に入り、ハーバードなどで哲学を学んだという異色の僧侶。MITではダライ・ラマ14世の名を冠する倫理研究センターの創設ディレクターを務めています。Joiさんが授業を共に立ち上げた相手ですね。

Principles of Awareness(気づきの原則)

MITメディアラボでJoiさんとテンジン師が始めた授業のこと。毎日の瞑想と読書、グループでの共有が柱で、学ぶ対象は外の何かではなく自分自身だけ、という変わった設計になっています。Joiさん自身も当時のブログで、この授業と「ゴールにしないこと」について書いています。

執着(アタッチメント)

仏教で、ものや考えにしがみつく心のこと。苦しみの原因とされ、手放すことが説かれます。ただ「手放そう」と力み過ぎると、それ自体が新しい執着になってしまう。番組で語られたのは、その落とし穴の話でした。

大徳寺(だいとくじ)

京都・紫野にある臨済宗大徳寺派の大本山。一休宗純が住持を務め、村田珠光や千利休といった茶人が深く関わったことから「大徳寺の茶面(ちゃづら)」と言われるほど、茶の湯とゆかりの深いお寺です。

ヴィパッサナー瞑想

古代インドに由来する瞑想法で、パーリ語で「ものごとをあるがままに観る」という意味だそうです。呼吸や身体の感覚をひたすら観察し続けます。10日間ずっと沈黙して過ごす合宿コースが、世界各地で開かれています。

ノンデュアリティ(非二元)

「自分」と「自分以外」を分ける境界は、本当は無いのではないか、という捉え方。インド哲学や仏教に流れる考え方で、瞑想の中で体感として訪れることがあるそうです。それが数学に化けた、という話には驚きました。