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今回のPodcastの理解度をより深めるための10のキーワード
存在の大いなる連鎖
Joiさんが話していた「神がいて、人間がいて、その下に道具や奴隷がいる」という西洋の階層的な世界観のこと。プラトンにさかのぼる考え方で、英語ではGreat Chain of Being。ラヴジョイの同名の本(ちくま学芸文庫)が古典です。
久多(くた)
樂さんが移り住んだ、京都市左京区の最北端にある集落。滋賀と福井に接する山の中で、平安時代の文書にすでに名前が出てくるそうです。バスは土日のみ、しかも停留所から徒歩数十分。「電話もテレビもない」という話にも納得ですね。
千利休の切腹
天正19年(1591年)、秀吉の命により70歳で切腹。大徳寺三門に自分の木像を安置させたことなどが罪状とされました。弟子たちが助命に動き、一言詫びれば済んだとも言われますが、利休は謝らなかった。番組の「自ら選んだ」はこの話です。
足るを知る(知足)
老子の「知足者富」(足るを知る者は富む)や、仏教の経典に出てくる言葉。京都・龍安寺のつくばいに刻まれた「吾唯足知」でも知られています。番組では、これもまた侘びの美意識のひとつなのだと語られていました。
ユヴァル・ノア・ハラリ
1976年生まれ、イスラエルの歴史学者。『サピエンス全史』が世界的なベストセラーになりました。Joiさんが番組で紹介していたのは、その上巻にある「認知革命」の議論です。近著は『NEXUS 情報の人類史』。
認知革命と「虚構」
『サピエンス全史』の中心にある考え方。国家も貨幣も企業も、実在しないのに大勢が信じることではじめて機能する「虚構」だ、という話です。目に見えないものを信じられるから、人間は何千人規模で協力できるのだそう。
ネアンデルタール人
ホモ・サピエンスと同時期に生きていた、別の人類。ハラリによれば、一対一なら負けなかったはずが、虚構を共有できず大人数で組めなかったために消えていった。番組で語られていたのは、この仮説です。
万葉集
8世紀後半に成立した、日本最古の歌集。実は「侘び」の最も古い用例もここにあって、巻四・644番の歌に「和備(ワビ)」という形で登場します。ただしその意味は、美意識ではなく「気落ちする」でした。
相模「恨みわび ほさぬ袖だに...」
番組で引かれていた百人一首65番。作者の相模は平安時代中期の歌人です。恨む気力も尽き、涙で袖が乾かず、その上に浮名まで立ってしまう、という嘆きの歌。ここでの「わび」も、やはり暗いほうの意味ですね。
侘び
辞書を引くと「動詞『わびる』の連用形から」とあります。つまり元は動詞。落胆する、思いわずらう、という意味でした。それが中世以降、簡素さのなかに美を見る言葉へと反転していきます。番組の締めの一言は、ここに掛かっています。
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