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Cory Doctorowの小説「Little Brother」 »

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ロンドンにいるときにCoryから新著「Little Brother」をもらい、大部分を機内とロンドン・香港・マカオの移動中、成田の通関手続き中に読んだ。小説の舞台は未来。サンフランシスコがテロ攻撃に遭い、米国のDHS(Department of Homeland Security=国土安全保障省)の行動が過熱し、職権を濫用し始めるというものだ。主人公はティーンエイジャーのハッカーで、自身の市民権を取り戻すためにDHSに戦いを仕掛ける決意をする。 ティーンエイジャー、ネット文化、セキュリティ、行動主義、政治を取り扱ったすばらしい物語で、読んでいてとても楽しかった。Xboxの改造や代替現実ゲームなど、現実社会の要素が出てきたりして、Coryテイスト満載の作品だった。 小説はまもなく発売のはず。この手の話が好きな人にはお勧めだし、我々のテロリズムとの今の対決姿勢が未だに多少とも合理的なものだと信じ込んでいる人たちに勧めたい。 発売のタイミングも選挙前となかなかよく、アメリカ国民が「安全保障か市民権か」の争点に関して誰に投票すべきかを迷った場合の参考になるかもしれない...

2人のCCの友人達がオスカーを受賞 »

Lessigのブログより 2名のCreativeCommonsの友人達がオスカーを受賞した。 DavisGuggenheimのドキュメンタリー"An Inconvenient Truth(和名:不都合な真実)" とFlorian Henckel von Donnersmarckの作品のThe Lives of Othersの2作品。 CooksAndLiarsのページにDavisの受賞のビデオクリップがある。 YouTubeにはFlorianのビデオがある。 友人達には感化されられるよ。 ブラボー! 2007/2/27 Joiの英語版ブログより 訳:Taiichi Fox...

「個」を見つめるダイアローグ »

昨日僕と村上龍さんとの対談本「個」を見つめるダイアローグが出ました。Amazon.co.jp売ってます。 朝日新聞レビュー Epilogue  日本生まれで、アメリカで育ち。その後の人生も、二つの国を行き来しながらすごしているわたしには、それぞれの国を「外側」から見る習性がいつのまにかついたような気がします。アメリカはよく「巨大な民族の坩堝」といわれますが、わたしからすると、たしかに民族の坩堝ではあっても、けっして文化の癒合した国には見えない。一方、日本という国は、よく「均一国家」ととらえられがちですが、わたしのイメージは、シルクロードの東端に位置する、多様な文化の融合した国、それが日本です。  豊かで、懐の深い、多様な文化をもつ日本ですが、しかしその多様さゆえに、「複雑な国」として映るのもたしかです。わたしが複雑な思いにかられるのは、日本人自身が自らの国の多様な文化のよさに気づいていないのではないか、という点です。  一つは歴史的な背景があるでしょう。太平洋戦争での敗戦以来、日本は非常に奇妙な状況に置かれてきました。反共をかかげるアメリカの戦後政策のなかで、日本は東アジアの盾として、厚く保護されてきました。その間、日本人は独自の勤勉さと意欲で、他国が脅威を感じるほどまでに経済を成長させてきました。しかし、経済的な豊かさを背景にした優越感をもつ一方で、自立した精神性をもてず、歪んだままの劣等感を内在させてきた日本人も多くいたのではないでしょうか。それが英語でコミュニケーションがとれないことと相まって、国際社会との非常に奇妙な関係を生み出した――。わたしには、そんなふうに思えます。  それと、バブル崩壊の問題。これも日本人にとって大きな痛手でした。高齢化社会への対応が急がれる中で、日本人は「失われた10年」をさまよい続けました。小泉首相をはじめとする改革主義者たちは、行財政改革を御旗に改革を推し進め、いま回復の兆しがほのかに見えてきているかのようにいわれます。しかし、この景気回復は主に中国の急激な経済成長に支えられたもので、それによって潤ったのは、建設や機械、原材料といった旧来型の産業構造の中の企業群です。にもかかわらず、多くの日本人は「復活のきざしが見えてきた」と安堵の息をついています。 しかし、ここでわたしがまた心配するのは、日本という国を「外側」から見据えるチャンスを日本人は失いかねない、ということです。バブル崩壊はある意味で、そのチャンスでした。経済だけに頼らぬ、多様な文化をもつ国のあり方について、あるいは経済的な豊かさに頼らぬ「個」のあり方について、みんなで対話を重ねるチャンスでもあったのです。そのチャンスが、見せかけの景気回復の兆しが見えてきたことで、また遠くにかすんでいくのではないか。そして、日本人はまた、心地よい「内側」の世界に安住することになりはしないか。わたしには、それが心配なのです。 ちょっと視点を「外側」に置けば、日本の文化は世界の人から注目を集めていることはよくわかります。日本の製品やブランドには相変わらず高い評価があるし、坂本龍一さんのように、世界各国で厚い支持を集めている日本人アーティストもたくさんいます。しかしその一方で、「内側」にこもりつづける日本人が相変わらず多いのもたしかです。 一つは、先にも述べたコミュニケーション力の問題があるでしょう。そしてもう一つ、あえて言うとすれば、自ら考え、ときには権力に異を唱える覚悟。それが、いまの日本人には欠けてしまっているような気がしてならないのです。自らの視座をもって「外側」の人間とも対話を重ねることは、自立した国をめざすうえでも、自立した「個」を確立していくうえでも、欠かせないことはいうまでもありません。 世界的な視点で物事を考える習慣を多くの日本人がもたないまま、一方では日本の文化や製品は高い評価を受けている。このゆがんだ構造を修正していくことが、これからの日本にとっては、とても重要なのではないかと思います。 そんな日本という国へのさまざまな心配事を胸に抱えながら、忌憚なく、そしてフランクに、村上龍さんと対話を重ねたのが本書です。わたしは、むかしから村上龍さんの大ファンでしたが、坂本龍一さんに紹介されたのがきっかけで、以来、親しくおつき合いさせていただいています。龍さんは、日本にいながら、日本という国を「外側」から見据えることのできる数少ない作家の一人だと、わたしは思っています。そして、誰よりも、世界における日本の状況を理解し、日本の将来の姿を見つめてきた作家ではないでしょうか。 そんな龍さんと、日本という国を改めて「外側」から見つめることができたのは、わたしにとってとても貴重な体験でした。なによりも、対話を心から楽しむことができました。 こんなフランクな対話が日本のあちこちではじまることを、わたしは願っています。「忘れられた小さな島国」になる前に、もっともっと対話を積み重ねてほしい。それが、本当の幸せの形を見つめなおすことでもあると思うのです。...

映画『交渉人 真下正義』のノートパソコン »

映画『交渉人 真下正義』のお手伝いを少ししました。映画に出てくるノートパソコンのステッカー集めも手伝いました。そのノートパソコンの写真をflickrにアップしました。 まだどの位このパソコンが実際の映画に出てくるか分からないけど、以前役者がパソコンの前に座って話をしているときは随分ステッカーはアップに映ってました。 UPDATE: flickrのsetに映画の写真とポスターを追加しました。...

Downloadable book about Iraq - great! »

I just received this email and downloaded the book. It's great.email from Ryuichi SakamotoFrom: Ryuichi SakamotoDate: Tue Feb 18, 2003 6:37:49 AM JapanTo: Joichi ItoSubject: Dear FriendsDear friends,recently one of my friends went to Iraq to meet the people and see their lives.Soon after he came back he published the book "On a small bridge in Iraq"which just came out in Japan.Please see the pictures of the Iraqi people and their lives.Those are beautiful pictures.Can we bomb them, the people just like us?Please go to http://www.cafeimpala.com/downloadbookE.htmland download the English version of the pdf file.Peace!!-- _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/Ryuichi Sakamotowww.sitesakamoto.com/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

Ejovi Nuwere »

Mr. Ejovi Nuwere と昼食をいっしょにしました。以前の弊社スタッフだったKenの紹介です。彼は最近Wired Newsでも紹介された(日本語版はこちら)Hacker Cracker という本のの著者です。ブルックリンの犯罪多発地区とも言われている地域で生れ育った技術が得意な少年が、いかにコンピュータを学び・マスターしていく中で人生を切り開いていったかという彼のライフストーリーです。最近の彼は日本を訪れ、政策やプライバシーに関しての記事を書いています。生まれた国や環境が非常に異なる彼と非常に多くの共感できる興味を持っていることを見つけることができ、とても有意義な時間でした。彼のブロッグサイト、そして彼の本に関するサイトはこちらです。
Whiplash by Joi Ito and Jeff Howe
Freesouls by Joi Ito

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