2024年2月 Archives

私は茶道を始めてまだ1年足らずの初心者で(かなりハマってはいますが)、お茶について公の場で話すことに不安を感じています。まだまだ知らないことばかりで、知らないことを自慢げに話す無知な人間だと思われたくないのです。

でも、お茶には興味があるので、エンジン01の事務局からこのパネルに参加しないかと誘われたとき、承諾しました。しかも今はお茶に熱狂している状態なのので、話が盛り上がると止まらなくなってしまいました。

このポッドキャストを配信したことで、お茶の先生や生徒さんたちがこれを聞いて私を批判するのではないかと、ちょっとヒヤヒヤしています。

ともあれ、熱心な数人の初心者の会話として楽しんでいただければと思います。

- Joi

高校生の部室トークならぬ大人の控室トークを盗み聞き

ここからはシナダがお届けしてまいります。

はい、今週はCrypto Barを飛び出して、千葉県市原市にロケしてまいりました。エンジン01(ゼロワン)文化戦略会議というボランティア集団が主催するオープンカレッジの会場へ。

このイベント、かなーり充実していて驚きました。大学のキャンパスを貸し切って、実際の大学の教室で講師の方々が様々な講義を提供されるのです。今回登場いただいた落合陽一さんや、マネックスグループの松本大さんはもちろん、茂木健一郎さんや勝間和代さんなど様々な文化人がユニークなテーマで次々と講義をこなしていくんです。しかも1コマなななんと、800円で生の講義が聞けちゃうんです。「仕事じゃなかったら、みたい講義がたくさんあるわー」とスタッフと話しながら諸々の作業をしていたくらい、本当に市原の方々が羨ましい!と思いました。なんだか宣伝みたいになってますが、全く宣伝ではなく。それくらい充実のイベントで、各会場は満席でしたよ。

そして今回は講義の合間にポッドキャストの収録もちゃっかり実施させていただきました。今回の収録は「今こそ茶道!茶の湯にまつわるいろんな話」の直前に控室で行われたもの。講義の前ってこんなこと話してるんだなあ、とにんまりしながら聞いていただけるとよいかと。

しかも、3人の楽しそうなこと!部室トークならぬ大人の控え室トークの楽しそうな雰囲気をお楽しみいただければ。

あ、そうそう。番組でもお伝えしましたが、次回のエンジン01によるオープンカレッジは11月!22日(金)~24日(日)の3日間、和歌山県有田市で開催されるそうなので、ポッドキャストチームも収録とかこつけてまた押しかけようと思います。

お近くの方、1000円札を握りしめて11月は有田市へ。

都をどり

4月1日〜5月10日,京都市祇園歌舞練場で行われる芸妓の舞踊。1872年に開催された京都博覧会でスポンサーの余興として行われたショーが人気となり、翌年から毎年4月に開催することにしたもの、なんだそうです。

ヌル庵

正式名称は、「ヌル庵:騒即是寂∽寂即是騒」で、麻布台ヒルズで行われている展示になります。静寂が騒がしさの中から生まれ,また静寂によって騒がしさも生まれるという図を表現しているそうです。一部のお部屋や展示などは有料だそうですが、無料でも展示は見ることはできるそうです。ヌルはヌルヌルなのもあるようですが、nullの意味もあるそうな。

遠州流

私、シナダ。お茶所静岡で独自に発生した新しい茶道を遠州流と呼ぶのかと思っていたら全然違いました。小堀遠州という茶人が起こした流派で、武家を中心に広まったそうです。わびさびではなく遠州流テイストをくわえた「きれいさび」と呼ばれる美意識が存在するそうです。

立体曼荼羅

京都にある東寺が所蔵する21体の仏像からなる、空海の最高傑作といわれる作品。なかにはVRで展示されてるものもあるとか。

淡交

裏千家の書籍を多く出版されている「淡交社」が出している月刊誌。私も読みましたが、ものすごく深いです。茶道をここまで切り込むか!!といった鋭い特集が組まれています。

高野山の武将のお墓

高野山にある奥之院には武田信玄や伊達政宗、明智光秀など戦国武将のお墓が並んでいるそうです。

今週のおさらいクイズの申請先

「おさらいクイズ」の申請先は以下の通りとなります。

番組オリジナルNFTを無償で配布中!

こちらのMintRallyのJoi Ito's Podcast特設イベントページでゲットしてください。正解された方には、NFTをプレゼントします。NFTは無料です。NFTを取得するにはウォレットアドレスをゲットする必要があります。

特設ページの中からお聞きの配信回をクリックし、NFT受け取りのひみつの「あいことば」と書かれた部分に今日の問題に対する答えを記入してください。

ヒント:大文字半角英数字で入力ください。ヒント:アポストロフィーはいりません。

KAMONホルダーには引き続き100HENKAKUをプレゼント

KAMONホルダーの方はHENKAKU COMMUNITYのこちらのQuestサイトから申請してください。正解した方には100HENKAKUをプレゼントします。こちらのサイトは新バージョンのポッドキャスト会員証を持っている人のみが対象となります。Kamonをゲットしたい方は、頑張ってコミュニティに入るか、おたよりを採用されるまで送り続けましょう。

デジタルガレージ/次世代戦略事業とweb3のコア人材を探しています

Joiさんが取締役を務めるデジタルガレージでは、web3時代を牽引する新しい人材を募集しています。ここ最近ではChief ArchitectにJoiさんが就任するなど、web3周りでなにやら動きがある様子。新しいことに挑戦したい方、こちらから問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

為末さんとの対談配信はこれで最後となります。この会話をしていた時の興奮を、みなさんも楽しんでいただければうれしいです。為末さんと僕は経験や興味が重なる部分が多いことに気づきました。

その中でもブータンに関する興味が重なっているのはとても意外でした。ブータンについてはまだまだ語りたいことがあるのですが、それはまた今後のエピソードで紹介していこうと思います。

- Joi

為末さんとのトーク、もっと聞きたかった!

3週にわたってお届けしてきました為末大さんとの対談。今週で最終回となりました。 為末さんのトーク、いかがでしたでしょうか。正直もっと聞いていたい2人の会話ですが、今回で終了です。

為末さんは会話の返しや展開が予測不可能で、でもすごく気持ちいいところに刺さり横で聞いていてとても爽快でした。シナダは編集で、同じトークを何度も何度も聞くのですが、為末さんの会話はいつ聞いても新しい発見があり、何度もハッとしました。

お二人の会話、何度もリピートでお愉しみいただくことを、おすすめします

ネオテニー

成長と発達の段階の開始や終了のタイミングがばらつくヘテロクロニーの一種で、幼児期や幼年期の形質を成人期まで保持することを指すそうです。ヒトの進化はネオテニーの一種だそうです。一説によると、ヒトはチンパンジーの幼児期に相当する発達段階で成熟するといわれているそうです。Joiさんもネオテニーに関する文章をブログで書いています。ちなみに、番組でも言ってましたが、Joiさんはかつてネオテニーという会社の社長でもありました。

アメリカのスポーツシーズン制

アメリカではシーズンごとに異なるスポーツをやります。秋はアメフト、バレーボール、サッカー。冬はバスケ、レスリング、春は野球やソフトボール、陸上など。シーズンごとに部活が変わって人が混ざるので、結構友人関係も変化するので、そこもいい点だなあと思っていました。また、シーズンごとに、学校の男女がいろんなスポーツギアをまとって学校にやってきます。男子は秋はアメフトのトレーナーをきていて、冬はレスリングのシューズを履いて授業を受けていたり。よそ者のシナダは、なんだかなんとかヒルズ高校白書のような風景だなあとぼーっと眺めておりました。

地面を踏みしめる力

フォース・プレート(床反力計)などで計測できるらしいんえすが、最近では、AIを活用して簡単に計測できる靴なんかも開発されてるらしいですよ。 ちなみに、為末さんによる地面を踏めているのかをデバイスなしで確認する方法も、ビデオで説明されていました。

カーボンネガティブ

国や企業の炭素の排出量が吸収量を下回ることを指します。ブータンは、国土の70%を森林が占めるため、二酸化炭素の吸収量が生産量を上回っているのだそう。また、高低差が大きく水力発電も盛んなため、この電力を使ったビットコインのマイニングなども行われているそうです。

ダショー西岡さん

故・西岡京治さんは、ブータン農業の父といわれ、1964年に農業指導者としてブータンに赴任し、農業の機械化を進めたり、新しい作物を取り入れたりしたそうです。また植物学者でもあったそう。その功績が認められ、1980年にダショーの称号が与えられたそう。

今週のおさらいクイズの申請先

「おさらいクイズ」の申請先は以下の通りとなります。

番組オリジナルNFTを無償で配布中!

こちらのMintRallyのJoi Ito's Podcast特設イベントページでゲットしてください。正解された方には、NFTをプレゼントします。NFTは無料です。NFTを取得するにはウォレットアドレスをゲットする必要があります。

特設ページの中からお聞きの配信回をクリックし、NFT受け取りのひみつの「あいことば」と書かれた部分に今日の問題に対する答えを記入してください。

ヒント:大文字半角英数字で入力ください。

KAMONホルダーには引き続き100HENKAKUをプレゼント

KAMONホルダーの方はHENKAKU COMMUNITYのこちらのQuestサイトから申請してください。正解した方には100HENKAKUをプレゼントします。こちらのサイトは新バージョンのポッドキャスト会員証を持っている人のみが対象となります。Kamonをゲットしたい方は、頑張ってコミュニティに入るか、おたよりを採用されるまで送り続けましょう。

デジタルガレージ/次世代戦略事業とweb3のコア人材を探しています

Joiさんが取締役を務めるデジタルガレージでは、web3時代を牽引する新しい人材を募集しています。ここ最近ではChief ArchitectにJoiさんが就任するなど、web3周りでなにやら動きがある様子。新しいことに挑戦したい方、こちらから問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

本日はシナダがお届けしてまいります。 為末大さんが引退してしばらく経った頃、知り合いから「どうやらビジネスを立ち上げたらしい」という話を聞いたのはもう大分前のこと。その時は、引退した選手の再就職を斡旋しているという内容だったので、ああ、そんなビジネスを始めたのかと思っていたのですが、なにやら今はいろんなことをやってらっしゃるようですね。

特に今回話にあった、パン食い競争を公式競技にするアイデアや、利他性をスコアに組み込むオリエンテーリングのアイデアとか、多様性も保たれそうで、とっても面白くてなんだかワクワクしてしまいました。

トークンやNFTなどを活用して、なにか面白い競技ができたらきっと楽しいですよね。これから個人的にもとっても応援したいアイデアでした。Joiさんが9月からスタートさせるという学校で実現するととってもおもしろそうですよね。

為末さんとのトークは来週もまだまだ続きます。引き続きお楽しみくださいませ。

AI x パン食い競争を考えるための9つのキーワード

グレコローマン

レスリングのスタイルのことで、腰から下を攻撃と防御に使うことが禁止されているもの。相対するスタイルは、フリースタイルと呼ばれるもので、全身を攻防に用いることが出来るそうです。

Navy SEALs

アメリカ海軍の特殊部隊。第二次大戦中につくられた水中破壊工作部隊を前身としてスタートしたもので、水上作戦だけでなく、陸空などあらゆる任務を遂行できる部隊なんだそう。

協調

手と目の協調運動など、自分の体の異なるパーツをシンクロさせることを協調といいますが、それ以外にも他者と自分の中で影響し合うという協調というものがあるそうです。ポッドキャストでも登場する、レース中に相手の動きとシンクロするというお話は、ウサイン・ボルト選手とタイソン・ゲイ選手が同じレースで走っている中で足の回転の動きがシンクロしてしていた、という論文がでているそうです。詳しくは、こちらの映像で為末さんが説明しています。

パン食い競争

パン食い競争の歴史は意外にも古く、およそ100年ほど前と言われています。発祥の地は諸説ありますが、築地説によりますと、失敗したアンパンをつかってレースをした、なんて記録も残ってるそうな。しかし、私シナダは為末さんとほぼ同世代なんですが、実はパン食い競争に出たことがありません。テレビで見ただけ。。。そんな競技を公式競技にしようという為末さんのアイデア、とっても面白いですよね。

リード・ホフマン

テクノロジー界におけるシリコンバレーの重鎮。ペイパルの創業に関わったほか、2002年にはビジネス系SNSのLinkedInを創業。投資家としても、FacebookやAirbnbといった象徴的な企業の成功に貢献し、AuroraやConvoyといった急成長中の新企業の規模拡大を支援しています。2009年にはベンチャーキャピタルのグレイロックのパートナーに。人気ポッドキャストの「Masters of Scale」のナビゲーターとしても活躍中です。

ピボット

英語でいうと回転軸のこと。バスケの試合で軸足を置いてあっち向いたりこっち向いたりするのをピボットといいますよね。スタートアップの世界ではビジネスが立ち行かなくなると結構ピボットというのをするそうです。日本語にすると路線変更とか、地形転換とかになるそうですよ。

web3概論

千葉工業大学で2023年春学期に実施したweb3の技術を学ぶ講座。社会人と大学生が一緒に学ぶとても活発な授業でした。その中で活躍したのが、cJPYと言われるブロックチェーン上のトークンでした。貢献度に合わせてトークンを支払うことで、成績が決定するというゲーム性を持たせた授業となりました。

メタゲーム

メタとは高次元の、という意味があり、メタゲームとは、「ゲームを超えた次元で展開されている別のゲーム」というものだそう。

Gudiyの石川裕也さん

web3企業のGaudiyのCEOであり、ガンダムメタバース技術顧問/毎日新聞技術顧問 /C4C Labs 共同代表 /ex LINE Pay ブロックチェーン技術顧問 などなど、さまざまな肩書きを持つ方。AIエージェントをつかったPluralityDAOの構想はとても面白かったです。石川さん出演回はこちらからお聞きいただけます。

今週のおさらいクイズの申請先

「おさらいクイズ」の申請先は以下の通りとなります。

番組オリジナルNFTを無償で配布中!

こちらのMintRallyのJoi Ito's Podcast特設イベントページでゲットしてください。正解された方には、NFTをプレゼントします。NFTは無料です。NFTを取得するにはウォレットアドレスをゲットする必要があります。

特設ページの中からお聞きの配信回をクリックし、NFT受け取りのひみつの「あいことば」と書かれた部分に今日の問題に対する答えを記入してください。

ヒント:大文字半角英数字で入力ください。

KAMONホルダーには引き続き100HENKAKUをプレゼント

KAMONホルダーの方はHENKAKU COMMUNITYのこちらのQuestサイトから申請してください。正解した方には100HENKAKUをプレゼントします。こちらのサイトは新バージョンのポッドキャスト会員証を持っている人のみが対象となります。Kamonをゲットしたい方は、頑張ってコミュニティに入るか、おたよりを採用されるまで送り続けましょう。

デジタルガレージ/次世代戦略事業とweb3のコア人材を探しています

Joiさんが取締役を務めるデジタルガレージでは、web3時代を牽引する新しい人材を募集しています。ここ最近ではChief ArchitectにJoiさんが就任するなど、web3周りでなにやら動きがある様子。新しいことに挑戦したい方、こちらから問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

新シリーズのフォーマットを楽しんでもらえたらうれしいです。フォーマットや内容、ゲストの可能性についてご意見があればお知らせください。

- Joi

新シリーズは、なんと台本なし!

ここからはシナダがお届けしてまいります。 さあ!始まりました。Joi Ito's Podcast新シーズンです。 今シーズンから、原点回帰。Joiさんが各界のプロフェッショナルとantidisciplinaryなトークを繰り広げる番組となりました。

なんと、こちら一切台本はありません。Joiさんとゲストの方々がその時の空気や興味関心をもとに会話が繰り広げられています。

第1回目のゲストは、為末大さん。400メートルハードルの記録保持者であり、オリンピック選手であり、メダリストでもある、あの為末大さんです!

Joiさんと為末さんは今回が初対面。でも、はじめましてとは思えないぐらいとっても話が盛り上がりました。

お二人の話はまだまだ続きます。次回もぜひ、お楽しみに。

パンク x 最適化を考えるための8つのキーワード

熟達論

為末さんが、宮本武蔵の五輪書の現代版を書いてみたい、という思いで引退後に書き上げた心と体の本。為末さんが実践で感じたことや、論文や専門家から学んだ知識などがぎゅっと詰まった一冊になっています。

ラディカルマーケット

政治経済学者でマイクロソフトの主席研究員であるグレン・ワイルと法学者のエリック・ポズナーが2018年に出版した本。経済格差が広がり、民主主義と資本主義に対する疑問が頻出する中、財産権と投票制度を再構築することで、より効率的な市場とより公正な社会をどうやったら実現するのかを模索しています。またブロックチェーンを使うことで、この方法を実験することが可能であるとしているそうです。

グレン・ワイル

マイクロソフトのスペシャルリサーチプロジェクトであるPlural Technology Collaboratoryを立ち上げ、主任研究員を務めています。ハーバード大学エドモンド&リリー・サフラ倫理センターのGETTING-Plurality研究ネットワークのシニア・アドバイザーも務めています。過去には、マイクロソフトのOffice of the Chief Technology OfficersでWeb3の技術戦略を指揮し、ハーバード・エドモンド&リリー・サフラ・センターのCovid-19に関するRapid Response Task Forceの共同議長兼技術リーダーを務め、シカゴ大学、プリンストン大学、イェール大学で経済学を教えていたそうです。

Quadratic Voting

日本語では二乗投票とも呼ばれている投票方法。政治経済学者であるグレン・ウェイルが提唱したもので、なんでも最初にある一定のクレジットを購入し、1票を投じる度に票数の2乗分のポイントを消費するという仕組みだそうです。

オードリー・タン

台湾のデジタル大臣。コロナ禍でのマスクの在庫管理システムは話題となりましたね。過去には番組にも出演いただいています。 当時の音源はこちら。

Plurality

台湾のIT担当大臣オードリー・タンが提唱するテクノロジーのこと。日本語では複数・多次元性と呼び、さまざまな背景を持つ人々がテクノロジーに使われるのではなく、テクノロジーを活用して民主主義を実現していこうという考え方のようです。Gaudiyの石川さんはこのPluralityを応用し、PluralityDAOという研究をされています。

台湾のひまわり学生運動

2014年3月18日に中華民国の学生と市民らが、中国との貿易に関する立法について、過程の透明性を求めた学生運動の総称。学生たちは、立法院を23日間に渡って占拠し改正を訴えました。オードリーももちろん立法院の中にいて、ブロードバンドのラインをせっせと設置していたそうです。

Arab Spring

日本語では「アラブの春」と言いますね。チュニジアで発生した民主化運動に端を発し、2011年初頭から中東・北アフリカ地域の各国で本格化した一連の民主化運動。そういえばあの時期、次々に民主化運動が各地で発生していましたよね。

今週のおさらいクイズの申請先

「おさらいクイズ」の申請先は以下の通りとなります。

番組オリジナルNFTを無償で配布中!

こちらのMintRallyのJoi Ito's Podcast特設イベントページでゲットしてください。正解された方には、NFTをプレゼントします。NFTは無料です。NFTを取得するにはウォレットアドレスをゲットする必要があります。

特設ページの中からお聞きの配信回をクリックし、NFT受け取りのひみつの「あいことば」と書かれた部分に今日の問題に対する答えを記入してください。

ヒント:大文字半角英数字で入力ください。

KAMONホルダーには引き続き100HENKAKUをプレゼント

KAMONホルダーの方はHENKAKU COMMUNITYのこちらのQuestサイトから申請してください。正解した方には100HENKAKUをプレゼントします。こちらのサイトは新バージョンのポッドキャスト会員証を持っている人のみが対象となります。Kamonをゲットしたい方は、頑張ってコミュニティに入るか、おたよりを採用されるまで送り続けましょう。

デジタルガレージ/次世代戦略事業とweb3のコア人材を探しています

Joiさんが取締役を務めるデジタルガレージでは、web3時代を牽引する新しい人材を募集しています。ここ最近ではChief ArchitectにJoiさんが就任するなど、web3周りでなにやら動きがある様子。新しいことに挑戦したい方、こちらから問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

80〜90年代当時のファッションや人々の発言を思い出すと、今でもゾッとすることがあるので、チームからサイバーパンクとその時代についてのインタビューを依頼されたときは実は少し警戒していました。しかし、インタビューを受けることで、さまざまなアイデアがどこから来たのかが再確認することができましたし、当時取り組んでいたことが最終的にどこに帰結したのかや、どう変遷を遂げたのかを振り返ることができたように思います。

しかも面白いことに、90年代の音楽やファッションへの関心が再燃しているようですね。

できることなら、当時の私たちのビジョンやいい部分だけを吸収して、ダメだった部分やダサかった部分は、そおっとそのままにしておいてくれることを願います。 ;-)

- Joi

Joi Itoとサイバーパンク

ここからはシナダがお届けしてまいります。 そして、お久しぶりです!

Joi Ito's Podcastロスに陥ってるみなさんに!特別編をお届けすることとなりました。今回は、ポッドキャストの収録中にちょろちょろ登場したものの、シナダ自身がよく分かってなかった「サイバーパンク」についてドキュメンタリータッチで描いてみました。

当時、私は中学生ぐらいだったのですが、よく深夜の番組とかで、バーチャルリアリティとか、コンピューターグラフィックスとかなんだか尖った番組をたくさんやっていたよなあというのを思い出しました。そうか、Joiさんはあの時代の先頭を走ってたのか!!と調べながら何度もびっくりしました。

いやーすごい。 当時の音源を探すのもすんごく面白かったですよ。今回は調査中に出てきたものの、番組では含められなかった内容をピックアップしたいと思います。もちろんいつも通り難解な言葉も解説して参ります!

サイバーパンクの世界に浸れるプレイリスト

今回は、Joiさんが監修したプレイリストも作りました。本編と併せてお聞きいただくことで、サイバーパンクの世界をお愉しみくださいませ。

サイバーパンクを知るための16のキーワード

Neuromancer

ウィリアム・ギブスンによる長編SF小説。いわゆるサイバーパンク運動の火付け役、と言われているそうです。黒丸尚さんの翻訳がカッコ良いと評判ですね。Joiさんも出てすぐに読んだそう。この小説は何度も映画化が企画されたものの、結局実現していません。ただし、あのキアヌ・リーブス主演の映画「The Matrix」はニューロマンサーにオマージュを捧げた作品と言われています。物語も似ている箇所が多いとか。映画化は実現しなかったニューロマンサーですが、ゲーム化は実現したそうです。しかも!このゲームの開発にはJoiさんも少し関わってたそう!当時のゲームはこちらで体験できます。

Anarchic Adjustment

Joiさんがインポーターをやっていたというストリートウエアブランド。1986年にメディアアーティストのNick Phillipによって創設されました。ティモシー・リアリー先生がモデルになってたそうです。当時の尖った若者は結構着ていたようですよ。ストリートにポジティブなメッセージを伝えることをブランドの柱としていたようです。ブランド名も直訳すると、アナーキーな調和とか、無秩序の調和みたいな意味になりますが、混沌とした社会の中でも仲良くやっていこうよ、みたいな気持ちが込められているのかもしれませんね。こちらに当時のシーンがまとめられていました。

ブレードランナー

リドリー・スコット監督によるSF映画。多くの人類が宇宙に移住してしまった地球で繰り広げられる物語。人造人間「レプリカント」が反乱を起こし、人間を殺して逃亡。彼らを捕まえるため、ハリソン・フォード扮する捜査官が奔走する。というお話しです。日本と香港を足したような空気感が当時とってもかっこよかったとか。というか、今見てもかっちょいいですね。

マルチメディア時代

1985年、日本電信電話公社が民営化され、NTTが発足しました。当時普及しはじめていたパーソナルコンピューターの将来性を見越してさまざまなインフラ整備が行われました。民営化によって始まった革新と飛躍の時代の象徴だったのかもしれませんね。

Hyperdelic Video

Andrew FrithとDavid Richardsonによるビデオユニット。Joiさんも関わってたそうです。そしてこちらは、Timothy Learyさんをフィーチャーしたビデオ作品。

ティモシー・レアリー

ハーバード大学の心理学の教授だったものの、ヒッピーワールドに染まり、大学も辞め、ヒッピーのグルとして活動。ヒッピー世代以降のカウンターカルチャーの形成に影響を与えた人物として知られています。後年はバーチャルリアリティにハマり、相当研究をしていたようです。Joiさんがティモシー・レアリーと意気投合した本の執筆については、未完のままなんだそう。

ちなみに、こちらは予告編をつくったものの、結局完成しなかったというティモシー・レアリー先生のドキュメンタリーだそうです。

「Turn on, Tune in, Drop Out」

ティモシー先生の名言。「覚醒して、波長を合わせて、脱落せよ」というなんともヒッピーなお言葉。まあ、時代だったんでしょうねえ。後年は、「Turn on, Tune in, Take over」という言葉に変えているそうな。ま、これも時代ですね。

リドリー・スコット&トニー・スコット

リドリーさんは先述のブレード・ランナーの監督。トニー・スコットは映画プロデューサーでトップガンの生みの親として知られています。トニー・スコットとティモシー・リアリーはとても仲が良かったようですよ。その交流については、こちらのブログに詳しく記載されています。実はこれを書いたのはティモシー・リアリーの息子さんのザックさんなんだそうです。

John Perry Barlow

Greatful Deadの歌詞を提供している作詞家。実は、電子フロンティア財団(EFF)の共同創設者であり、インターネットを世に広げた人物としても知られているそうです。またの名を「インターネットの吟遊詩人」。1996年にはサイバースペース独立宣言を発表。政府によるインターネット検閲に異議を唱えました。

彼の追悼イベントにはJoiさんも参加したそうです。当時のメッセージがJoiさんのブログに残されています。

Scott Fisher

1980年代はNASAの研究者として宇宙でバーチャルな書斎なんかを作ろうとしたVirtual Environment Workstationを開発していたそう。Joiさんと出会った当時はバーチャルリアリティの会社を設立し、Joiさんも手伝ったとか。しかし、驚くべきことはScott FisherさんがJoiさんの義理の弟だということ!!詳しくは本編をお聞きあれ。

Mondo 2000

テック系雑誌の走りで、Wiredのライバル誌。コンピューター系雑誌の原型を作ったといわれる伝説の雑誌だそうです。Joiさん曰く、Wiredよりもっとオタクっぽくてカルチャーな話題も多かったとか。当時の雑誌はこちらでご覧になれます↓。2ページ目にJoiさんは東京特派員としてクレジットされてます。

しかし、このMondo 2000はサイバーパンクの終焉とともに廃刊。ライバル誌だったWiredはシリコンバレーやインターネットの革命なんかを取り上げ、時代の波に乗ったわけですね。

New York Timesの記事

Joiさんの切り替えの速さに驚いた記事になります。サイバーパンクよりネットサーフィンのほうがいい!というJoiさん。そうか、時代は変わり、Joiさんも大人になったのかも。

Homebrew Computer Club

大衆向けのコンピュータの普及に関心を持つ趣味人の非公式グループのこと。1975年にゴードン・フレンチとフレッド・ムーアによって設立されました。コンピューターを自作するための情報交換をするために始まったそうです。メンバーには、スティーブ・ジョブズやスティーブ・ウォズニアックが名を連ねていたとか!そう、アップルコンピューター誕生のきっかけとなったコミュニティ!

Stewart Brand

アメリカの作家、未来学者、環境活動家で持続可能で自給自足的なライフスタイルを作るためのWhole Earth Catalogを出版したことでも知られています。1960年代のカウンターカルチャーとって重要なリソースとなったそうです。

Whole Earth Catalogue

個人が独立して生きていくためのツールを紹介していた雑誌とされています。 1968年の創刊号はこちらでご覧になれます。

ちなみに1974年に発売したWhole Earth Epilogは事実上の廃刊号と言われているらしく(実は、廃刊号は何号も出てるらしいんですが)その背表紙にStay Hungry, Stay Foolishと記載されているそうです。

そうこの、Stay Hungry Stay Foolishは、スタンフォード大学の卒業式で行われたスティーブ・ジョブスのスピーチでも引用されていますね。

翻訳文は日経新聞にも掲載されています。

Cypherpunk

特殊な方法でデータを暗号化・復号化するアルゴリズムを意味する「サイファー」とパンクを組み合わせた言葉から生まれたムーブメント。1970年代ごろまで暗号といえば、軍事利用が主な目的でした。ここからメールの暗号化やら、なんやらの開発が進む中で暗号通貨やブロックチェーンの技術が生まれていきます。これもサイバーパンクから生まれてるなんて、とっても興味深いですよね。いつかCypherpunkもテーマでポッドキャストが作れたらよいなと思っています。

今週のおさらいクイズの申請先

「おさらいクイズ」の申請先は以下の通りとなります。

このエピソードでのKAMONによるHENKAKU配布はありません。

NFTは配布しています!こちらのMintRallyのJoi Ito's Podcast特設イベントページでゲットしてください。正解された方には、NFTをプレゼントします。NFTは無料です。

特設ページの中からお聞きの配信回をクリックし、NFT受け取りのひみつの「あいことば」と書かれた部分に今日の問題に対する答えを記入してください。

ヒント:大文字半角英数字で入力ください。

それでは、特別編をご拝聴いただきありがとうございました。

お知らせ

数ヶ月に渡ってお休みをいただいていたJoi Ito's Podcastの新シリーズが2月より再び戻ってまいります。新シリーズの初回配信は2月6日火曜日!午前11時に配信となります。

是非、ご利用中のプラットフォームで購読をお願いします。