2007年12月 Archives

サンリオタウンの皆から、一足遅れのメリークリスマス。;-)

先日、Larryと一緒にDean Ornishに会いに行った。僕らは、フリーカルチャーと健康をめぐり、いろいろな話をした。ミーティングの後、Deanは「The Spectrum」というタイトルが付いた彼の新しい本を僕にくれた。この本でメインに取り上げられている話題ではないものの、Deanは栄養学と環境問題の関連について指摘してくれた。それはとても興味深いものだった。

...according to the U.N. Food and Agriculture Organization's report Livestock's Long Shadow, animal-based agribusiness generates more greenhouse gasses than all transportation combined. The livestock sector generates more greenhouse gas emissions as mesured in carbon dioxide (CO2) equivalent than does transportatino (18 percent versus 13.5 percent). Also, it accounts for 9 percent of CO2 derived from human-related activities. It generates 65 percent of human-related nitrous oxide, which has 296 times the global warming potential of CO2. It's also responsible for 37 percent of all human-induced methane, which is twenty-three times more warming than CO2. Nitrous oxide and methane come mostly from manure. Imagine about 56 billion "food animals" pooping every day.

Also, livestock now use 30 percent of the earth's land surface, mostly for permanent pasture, but also including 33 percent of global arable land to produce feed for them. Clearing forests to create new pastures is a major driver of deforestation - some 70 percent of forests in the Amazon have been turned over to grazing.

全部読み終わったら、この本についてもっと書こうと思っているけれど、少なくとも今まで読み進めた範囲では、僕がこれまで読んだ本の中で一番実用的な栄養学の本だと思う。僕自身が実践しているダイエット方式についても、そのうち少し見直そうかという気になっている。

追記: 彼が本の中で紹介しているレポート(2006年に発表)が、オンラインに上がっていることを知った。


My new bike - Photo copyright Mission Bicycles - CC BY-NC

Zack Rosenと彼の友達が自転車のビジネスを始めたことをZackのブログで知るやいなや,僕は即座に1台注文した。基本構成は790ドルだが,ヘッドセットとクランクをよいものにしたので総額は850ドルになった。それでもお得だと思う。Zackは古い友人でとてもクールなやつだ。彼の作る自転車はとっておきのものに違いないと確信した。実際,がっかりしない出来映えだったよ。僕は,彼らのWebデザイン事務所兼,組み立て工房に行って,自分の自転車を受け取り,それに乗ってホテルまで戻ってきた。なんて贅沢なんだろう。

彼らの店は,Mission Bicycleという名前だ。すでに事業を始めていて,注文を受け付けている。新しい自転車にはまだほんの数マイルしか乗っていないけれど,とても気に入った。

Le Web 3 で、 Dopplr がサービスを正式に開始し、招待状なしでの登録を受け付け始めたと発表したBBC がなかなかいい報道をしていた

Dopplr を使えば旅程が友達どこで重複しているかを確認できるため、僕にとってはたまたま旅先で友達に会えるかどうかを判断するのにとても役立っている。

唯一の問題は、まだどの日が忙しいかまでは指定できないため、ただでさえタイトなスケジュールが友人との再会によってさらにきつくなってしまうことだ。
個人的な印象として、総じてDopplrの利用者は選択の判断材料と機会をより多く得られるようにはなるのだけれど、一方でこれらを使うためのツールや社会規範は今後作り上げていく必要がありそうだ。常につながっているともいえるモバイルでのインターネットの場合と同様にね。

追記:なお、僕は Dopplr に投資している。

Mozilla Japan は現在 ,「GET Firefox ビデオアワード」というイベントを開催中だ。これは Firefox のオンラインでのプロモーションの一環で、100人以上の日本の映像アーティストやアニメーターが30秒以内でFirefox を宣伝するすごい映像を作っている。ちょうど何年か前の「 Firefox Flicks」 コンテストにも似ている。僕は中野裕之氏、林千晶氏、アンドリュー・トーマス氏および Mozilla Japan の滝田佐登子氏 と共に審査員を務めている。
 このイベントの入賞者を発表するパーティが12月18日火曜日の19:30から、東京の「スーパー・デラックス」で行われる。イベントは入場無料で、とても楽しめるものになるはずだ。僕自身は出席できるか分からないけれど、いいイベントになるはずなので、ぜひ足を運んで日本の誇る素晴らしいアーティストやクリエイターたちを支持してあげてほしい。イベントへの参加登録は GET Firefox Video Award のホームページから行うことができる。

Loic and Geraldine listening to talks at Le Web

フランスで開催しているLe Web 3 の2日目。あいにく僕は今週後半に開かれるCreative Commons の理事会とCreative Commons設立5周年を記念するパーティに出席するため、数時間後にはサンフランシスコに向けて出発しなければいけない。

Le Web 3 は今年僕が出席したこの種のカンファレンスの中では一番よかった。会場もスタッフもすばらしく、講演者の面々がまた最高だった。Loic と Geraldine とスタッフの皆さん、よい手際でした。ありがとう! 面白いことに僕が最も気に入った講演は、ウェブ業界に身を置かないお二人、Hans Rosling 氏と Philippe Starck 氏によるものだったが、他の皆さんの講演も素晴らしかった。

Twitterを創業したEvan Williams が、実装機能を絞ることの重要さについて話しをしたのだが、これが色々と考えさせられる内容だった(これについては最近僕もかなり考えている)。「Kevin Rose: DIGG と作家 Sarah Lacy との対話」も面白かった。確信はないけれども、これらはいずれオンラインにアップロードされるだろうと思う。そうなれば一聴の価値はあるよ。

僕は World of Warcraft と Creative Commons について話した。その通り。この二つを関連づけてみたんだ。 ;-)

僕にとって唯一不運だったのは、ファイルシステムが壊れてしまい、あれやこれやデータを消失してしまったことだった。カンファレンスのスタッフが調達してくれた Leopard をインストールすることで、プレゼンができるくらいの状態にはなったけど。

ところが、僕ときたら、今朝もまたいじっていたときに、旅行中に撮った RAW 画像を5GB分も削除してしまった。 :-\ 一部のデータを救出できたので、Flickr にセットで投稿しておいた

Creative Commonsを推進する非営利団体のiCommonsが,資金集めを目的にしたオークションを開催中だ。思わず入札したくなるクールな物がたくさん出ているよ。オークションに参加することでiCommonsにも協力できる。僕は,写真をいくつか出品している。

A set of five photographs from Joi Ito's Flickr collection, showing nature and landscape portraits from Japan.

Apart from being the chairman of the board of Creative Commons and a member of the board of iCommons, Joi Ito is an avid photographer. In this collection he shoots a Shinkansen station in Yamagata, a view of Shanghai from the JW Marriot, a bamboo thicket from his yard and detail of dragonfly wings.

僕の写真に入札したい人はこちらからどうぞ。オークションの案内が遅くなって申し訳ない。締め切りまでもうあまり時間がないんだ。

飛行機の中で手荒に扱ったら,パソコンが壊れてしまった。ほとんどのデータをリカバーできることが分かって安心した。だけど問題は,これから2,3日,MikaとFumiが予備の1台をサンフランシスコに持ってきてくれるまで,パソコンが使えないということ。そう,僕は今いるパリから,サンフランシスコに行く。

もうひとつ困ったことがある。壊れたパソコンに暗号化して格納してある,メインのメールアカウントのパスワードを覚えていないんだ。だから,メールのチェックはiPhoneを使ってときどきするしかない。もしきみが僕にすぐ連絡を取りたいなら,SMSを使うか,Webメールのアカウント(joiito at gmail.com)にメールを送るかしてほしい。

実は今回,家で荷物をパッキングするとき,バックアップ用のディスクを持っていこうといったんは手に取ったんだ。でも荷物が多すぎるのであきらめてしまった。ふぅ。

参加できるなら,することを勧めるよ。

CC 5th Birthday Party in SF

ドバイではTwitterへのアクセスが拒絶された。
こうなったらVPNを使うしかないね。


Lessig Blog
Some important news from Wikipedia to understand clearly

As you'll see in this video, there has been important progress in making Wikipedia compatible with the world of Creative Commons licensed work. But we should be very precise about this extremely good news: As Jimmy announces, the Wikimedia Foundation Board has agreed with a proposal made by the Free Software Foundation that will permit Wikipedia (and other such wikis) to relicense under a Creative Commons Attribution-ShareAlike license.

That is very different from saying that Wikipedia has relicensed under a CC license. The decision whether to take advantage of this freedom granted by the FSF when the FSF grants it will be a decision the Wikipedia community will have to make. We are very hopeful that the community will ratify this move to compatible freedoms. And if they do, we are looking forward to an extraordinary celebration.

Read the Wikimedia Foundation resolution here.

My endless thanks to everyone who has helped make this possible, from Richard Stallman and the FSF board, to the important leaders within the Wikipedia community who say yet another legal obstacle to freedom that they could remove.

このプロジェクトに関わったみんなに感謝したい。これはWikipediaとCCの相互運用性をより良いものにするための,大きな一歩といえる。そして,フリーカルチャーのコミュニティのために,僕たちがどのように協力できるかを示すすばらしい例でもある。ありがとう。ありがとう。ありがとう。

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Lessig Blog
From the Why-a-GC-from-Cravath-is-great Department: The lawsuit is over

We received this happy missive in the mail yesterday: The plaintiffs in the lawsuit about Virgin using a CC-licensed photo have dismissed CC from the case. This is not a settlement. It is not the product of negotiation. It is the recognition by plaintiffs counsel that the laws of Texas and the United States give the plaintiffs no cause to sue Creative Commons.

これはいいニュースだ。CCコミュニティーの何人ものボランティアを含め,この件について尽力したチームのすべての人に,おめでとうと言いたい。