アメリカよ、おめでとう! 世界中の誰もがそうだろうけど、心底良かった。涙が出そうなくらいだよ。実際、何回か泣いたりもしてるけどね。ここのところ旅行続きだったんだけど、どこへ行ってもオバマ氏の当選を望む声が多かったのが印象的だった。
経済危機の余波として、世界全域でアメリカに対する疑念が広まってしまったように思える。アメリカが「超々大国」から「超大国」へと格下げされるのは避けられないことだろう。しかし、世界がそういった、より分権的な世界に適応する中で、我々は転換点に立たされていたわけだ。非常に反アメリカ的な方向に進むか、もしくはより合理的で多様性に富む世界の「一員」になれるように尽力していくか。
最近起こった経済危機から回復しつつある中、大統領選はアメリカに対する世界の尊敬を保つための鍵となっていた気がする。アメリカは今後数ヶ月間から数年間、やらなければならないことが非常に多くなるけれど、オバマ氏が当選したことで、まっさらな状態からの再出発を許され、多くの人々がアメリカの努力を見守ってくれるのではないだろうか。これは全世界に対し、アメリカがどれだけ理性的で、謙虚で、多様性を尊び、変化していく覚悟があるかを見せられる、素晴らしい機会だと僕は考えている。米国が再び尊敬される国家になれるようにみんなで尽力して、米国の核となっている価値観には学ぶべきものがあるのだと、世界に納得させようじゃないか。
本日付のワシントン・ポスト紙で僕の発言が紹介されていた。記事そのものはメンバー登録の壁の向こう側にあるみたいだけど、 WashingtonPost.com で 「Joichi Ito」 を検索してもらえれば記事が見つかるはずだ。
アメリカだけの話ではないと思うのですが
人間の世界には裏なのか表なのか分からないバランスの力が働いてるなと
最近ずっと感じてます、偏りすぎたものはどんなに良いものでも悪いものでも
一定の時期が来ると中間に戻るとでもいうのでしょうか?
アメリカの資本主義も良い方向に変わっていくことを祈ってます。
簡単な表現になってしまいますが、ブッシュ政権はあまりにも親子揃って武力で戦うという政治でしか見れませんでした。
オバマ政権は本当に人の為の政治をしてくれることを祈ってます。
アメリカの経済を復活させてくれることを信じてます