僕が茶道や日本文化に夢中になる前に、池坊美佳さんとは知り合い、よく一緒に過ごしました。2001年のEnjin01設立の頃から一緒に活動していた仲でもあります。 でも、僕の日本文化への理解が深まってからの深い会話や交流は今回が初めてでした。本当に楽しかった。番組を楽しんでもらえたら嬉しいです。 もうすぐ人生初の生け花展にお邪魔します。今から作品を見れるのが楽しみです。
- Joi
番組は各種ポッドキャストプラットフォームからお聞きいただけます
今回の収録で池坊先生とJoiさんが作り上げた作品はこちら
音声だけでいけばなを表現しようという実験的な今回の企画。頭の中で出来上がったそれぞれの作品と、実際に生けた作品、イメージは近かったでしょうか?それとも遠かったでしょうか?
いけばなを体験しテクノロジーを見つめる
ここからはシナダがお届けしてまいります。 今回のポッドキャスト、一見ならぬ一聴すると、「テクノロジーと全然関係なくない?」という感想をお持ちになられる可能性もあるので、ここでテクノロジー的な視点で少し解説をしたいと思います。
Joiさんがここ最近、茶道や書道、香道、そして華道などに挑戦していること。よく番組でも本人が説明している通り、完全にJoiさんがハマっているというのも理由のひとつだとは思うのですが、シナダは一つの仮説を立てました。多分Joiさんはきっとテクノロジーにおける日本文化との融合点を模索してるんじゃないか、と。
テクノロジーが急速に進化した今、私たちは膨大な情報に囲まれ、バーチャルなコミュニケーションが人間関係の主流になりつつありますよね。そんな中でもJoiさんは倫理とか、哲学とか、テクノロジーが進化した中でも人間が忘れてはいけないものや、テクノロジーに組み込むべきものを常に模索し、訴え続けています。そして日本文化の中には、その「大切にしなきゃいけない精神」が詰まっていると。
であれば、Joiさんが花を生けている過程を皆さんに番組を通じて追体験いただくことで、先人たちの知恵と美意識を感じていただき、その中から現代社会における日本文化の持つ意義みたいなものを感じてもらえるのではないか、と。
「生きた花」を生けるという行為は、「生きた時間」を感じること。花を選び、配置を考え、心を込めて生けるという瞑想的な体験から自然の美しさと儚さを感じ、自分自身と向き合うこと。この行為を通じて、テクノロジーと伝統文化が調和した均衡点みたいなものを探ろうとしてるJoiさんの気持ちを少し感じていただき、聞いている皆さん自身でテクノロジー時代における人間性の礎みたいなものを考えるきっかけにしていただけるのではないか?という壮大な狙いがあるんです。
はい、あるんですが、まあ、所詮ポッドキャストはポッドキャスト。そんなことは考えずに、普通に番組を楽しんでいただけるだけでもよいかな、と。
はじめてのいけばな教室を考えるための4つのキーワード
華道家元池坊
読み方は「かどういえもといけのぼう」。日本で最も古い歴史を持ついけばなの流派の1つ。華道の根源であることからその名称に「流」や「派」などを用いず、華道家元池坊という呼び方なのだそうです。
六角堂
正式名称は紫雲山頂法寺で、天台系のお寺で、聖徳太子によって587年に創建されたそうです。このお寺の北側に聖徳太子が身を清めたと伝えられる池があり、この池の近くに僧侶の住坊があり、これが「池坊」と呼ばれていたそう。池坊の住職が、花の名手だったことからいけばながスタートしたとか。 代々、池坊の家元は、六角堂の住職も兼ねることになっているそうです。
へそ石
もともと六角堂を支える基礎だったものが、794年の遷都で少し建物を移動しなくてはならず、石だけが残ったというものらしいです。この石は京都のまんなかを示すものとされているそうです。
自由花
華道には、立花(りっか)、生花(しょうか)、自由花(じゆうか)などがあるそうです。立花や生花は一定のルールをもった花形の中に日本人の自然観や美意識、生ける人の感性、感受性や思いを織り込みながらいけていくもの。自由花は、第二次世界大戦以降に成立したジャンルで、「どこが面白いか」「どこに心惹かれたか」ということにフォーカスするものなんだそう。高い/低い、大きい/小さい、詰まっている/粗いなどの陰陽を生かすことをよしとされるとか。フラワーアレンジメントと自由花の違いは、空間とともに花をみるかどうかにあるそうな。いけばなは花の数は最小限にとどめ、空間と共に愛でるそうです。
今週のおさらいクイズの申請先
「おさらいクイズ」の申請先は以下の通りとなります。
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ヒント:大文字半角英数字で入力ください。
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