Twitter社は「Promoted Tweets」のアナウンスを行い、同時にサードパーティが タイムラインに挿入する広告やスパムについて、APIの利用規約にあるガイドラインを更新した。
日本では一部で、今回の発表に関する誤った解釈に基づいた報道があり、 Twitterが広告自体を禁止するかのような誤解が広まっているようだ。新たなポ リシーによって、デジタルガレージが関わるTwitter関連の事業が悪影響を受け ると断定する声すら聞かれる。
今回のAPI利用規約の変更では、Twitter社は引き続きTwitterサービスに関連す る広告について認めており、またイノベーションを推奨している。ポイントと なっているのは、広告によってユーザーの経験に戸惑いを与えたり、齟齬をきた すといったことがあるべきではないという主張だ。
Twitter日本語版やデジタルガレージが関連するすべてのTwitter関連広告は、 Twitter社がアナウンスしたガイドラインに準拠している。デジタルガレージは Twitter社と密接に連携し、ユーザーの経験に悪影響を与えずに、企業が自分た ちのファンとコミュニケーションするための革新的で新しいアイデアを開発して いる。
またデジタルガレージは、サービスの運用面でも幅広く米国のチームと連携して いるほか、共同創業者のBiz Stoneは、デジタルガレージがTwitterによる革新を 続けると共にソーシャルメディア全般について知見を広げることを助けるため に、デジタルガレージのアドバイザリーボードに加わったばかりだ。
日本という市場は、Twitterに関する新しいサービスやアイデア、広告手法を試 す場所としてとても面白い。Twitterによる今回の発表は、Twitter社が(そして デジタルガレージが)、ユーザーにとっての価値を最も重視していることの証で あり、こうした価値を重視しない一部の広告主やサービス事業者によって、サー ビスが使い勝手の良くないものになることを防ぐことを意図している。
免責条項:このブログ記事について、僕はTwitterの経営陣とは話をしていな い。Twitter社のリリースを解釈して書いている。彼らと話をした結果、Twitter 社としてこの記事に付け加えることがあった場合は、更新する。一部の日本のメ ジャーなメディアに、あまりに稚拙な憶測記事が載っていたので、ともかくそれ を正したいという気持ちから、この記事を書いた。