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Bitcoin が勢いを増し、起業家、ハッカー、事業者、政治家、学界の関心を集める昨今、MITメディアラボでは Bitcoin 他、暗号通貨全般を中心に扱う『イニシアチブ』を設立することを決定した。MIT内から広く、教員、学生が参加する。

イニシアチブではメディアラボのメンバー企業の支援や参加を得て、教員や学生が重要な研究テーマに取り組むことになる。設立のきっかけは、MIT Bitcoin ClubMIT Bitcoin Project の運営に携わってきた学生たちと、 Bitcoin Expo など様々なイベントであった。MIT Bitcoin Clubの代表Jonathan Harvey-Buschel と Wellesley Bitcoin Club の代表 Jinglan Wang MIT によって今年開催されたBitcoin Expo は、まさに我々が今後進めていきたい Bitcoin 研究に関する学際的な連携や刺激の好例であった。

メディアラボでは、かつてホワイトハウスのモバイル/データイノベーションを担当したシニアアドバイザーBrian Forde 氏をこの取り組み全般のリーダーとして、また、研究と学術面でのコーディネーションに、セキュリティと分散システムの分野で高名なMIT CSAIL の Nickolai Zeldovich教授を雇い入れた。

MIT Bitcoin Project の運営に参加した学部生Jeremy Rubin 氏は、開発者コミュニティの全体とMITの学生の間のコミュニケーションを担当し、研究プロジェクトにも取り組む。MIT側の参加者に関する詳しい情報は Brian のブログ記事でお読みいただける。

イニシアチブの活動は主に、Bitcoin コミュニティや、企業、先見性のある政治家が積み重ねてきた知見・情報を多く活用するものとなるだろう。我々は、プリンストンなどによる素晴らしい先例に続き、この分野に学術的にも技術的にも貢献できればと考えている。位置づけとしては、Bitcoin の開発やガバナンスの全般に関わる長期的なソリューションを編み出すというよりも、MITコミュニティ内で関心を結集することに重点がある。

先のブログ記事に書き、MIT Bitcoin Expo でも講演したことだが、僕は、規格や政策まわりをコーディネートする機能にこそ、核心的なニーズがあると強く思っている。この取り組みは国家やステークホルダーの垣根をまたぐものでなければならない。ハーバードの Berkman Center および Stanford Center for Internet and Society, Oxford University等との対話を続けていくことが、このテーマに関するより大きな議論が拓かれることにつながると期待している。

Brian がメディアラボブログに書いてくれたブログ記事には、イニシアチブに関するより多くの情報が記載されているのでご覧いただきたい。IRCチャンネル irc.freenode.net/#mit-dci にも出没しているので遊びに来てほしい。皆さんのフィードバックや連携に関するアイディアもぜひともいただきたい。

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