Doc Searls Weblogより~カルフォルニア大学サンタバーバラ大学の長谷川教授による第二次世界大戦時のアメリカの原爆投下理由に対する新説が紹介されています。歴史の通説によると日本は広島と長崎への原爆投下を受けて全面降伏へと至ったとなっているものの、一方で原爆投下はアメリカにとってのソ連への威嚇の意味で実験的に利用されたという修正派の意見が今までありました。

今回紹介されているロシア・ソ連専門家の長谷川教授によると、今までの見解は「アメリカ的な史観である」とし、実は太平洋の紛争に最終的な終焉をもたらしたのはソ連指導者スターリンの日本に対する最後通牒であったと述べています。

最近のテロと紛争についての議論の中で是非歴史を振り返ってみる必要性がありそうです。詳細をご覧になりたい方はDoc Searls WebLogへ。
「Race to the Finish: Stalin, Truman and Japan's Surrender in the PacificWar」というタイトルの本がハーバード大学出版から来年出版されます。
(translated by ichi)