僕のブログでは、クリエイティブ・コモンズ (Creative Commons: CC) ライセンスのバージョン "2.0" を採用しています。つまり、その帰属が僕となっている限り、誰でも僕のブログから許可なしにコピーまたは派生著作物を作ることができます。
NECがブログを開始するにあたり、僕のブログコンテンツの使用について相談を受けました。
ただ残念ながら、僕の書く内容はほとんどが英語です。掲載内容の翻訳を僕自身で試みたり、何名かのボランティアに頼んで翻訳してみてもらったこともありますが、翻訳作業というのはあまり楽しいものではなく、僕としては、翻訳に時間を費やすくらいなら、その時間を使って英語の記事をもう 1 本書きたいのです。
今回は、僕のブログに対する NEC の熱意と、クリエイティブコモンズ・ライセンスの概念のコンビネーションにより、NECブログへの掲載が実現されることになりました。NECは翻訳費用を負担する形で自由に僕のブログを翻訳して掲載する。一方、僕はお金は払われないけど、その代わりに僕の文章が日本語でも提供されることになる。
さらにNECは、半年たったコンテンツについては、非営利目的の利用を認める帰属ライセンス(Creative Commons by-nc-sa/2.0/jp)で再びクリエイティブコモンズに提供してくれるので、僕は自分のブログに再びコピーすることもできるのです。
翻訳は文化間の架け橋として不可欠ですが、大きな問題となるのは、時として翻訳は元の記事を書くより費用がかかる点です。今回のようにクリエイティブコモンズを利用して、翻訳費用を負担して成り立つビジネスモデルを構築するのは、非常に良いアイディアだと思う。NECさん、ありがとう!
ラッキーですね~。けど確かに、企業が欲しいコンテンツであれば翻訳代金を負担するのも分ります。私も日・英のブログを書こうと試みることがありますが、そう長くは続きません。多言語使用に問題はないのですが、やはり一度に二つの言語を扱うとなると脳みそがマヒします。(笑