最近、僕の健康状態を高めることで僕の意識状態も変わってきている事を実感する。僕の意識状態がどんな風に変わったかって言うと、至福感を得たり、ストレスに対して強くなったり、良く寝れるようになったり、すごいエネルギーが出るように感じるんだ。その他の変化としては、たまに僕が高校生の時にいい天気の中で電車を待ってるシチュエーションの記憶がよみがえって来たりするようになった。

僕が思うにはこういう変化はきっと菜食をするようになることと、運動をすること、摂取カロリーが少なくなった事、そしてダイエットのゴールに向けて突き進む僕の性格に起因するんじゃないかってことだね。ま、何が原因だったとしても僕の意識状態が変わったっていう事は事実だけど。

まだ治ってないものとしては首、肩、背中の凝りがあるんだよね。だからストレッチを多くするようにしてる。前にヨガをやってたことがあった。ヨガを始める時に僕の友達で僕に強い影響を与えてくれたDhananjaya "Jay" Dvidediにヨガについて聞くことにした。Jayは僕の知人の中では一番幸せそうに生きてる人のひとりで、彼の家族はインドでは良く知られた僧侶だったらしい。

彼が僕に教えてくれたのはKriya Yogaについてなんだ。Kriya Yogaっていうのは長いこと秘密とされていて、最近になってEnnio Nimisの本とウェブサイトによって明らかにされたもの。Jayは僕にハーバードメディカルスクールのBenson氏が書いているBeyond the Relaxation Responseっていう本を読んでみるように勧めてくれた。(Herbert Benson, M.D., an Associate Professor of Medicine, Harvard Medical School)この本には精神状態がいかに健康に対して重要な役割を果たしているかが説明されているんだ。

Benson氏が前に書いた本のRelaxation Responseでは瞑想をすることが頭痛、胸の痛み、背痛、高血圧、高コレステロール、不眠症、不安症に効くっていう事が書いてあった。呼吸法を使った瞑想の仕方が書いてあって、これはインドとか中国、日本で行われている瞑想の方法と似たようなものみたいだ。

Benson氏が書いたこの新しい本の中で彼が説明しているのは信仰とか信頼とかが瞑想の効果を高めるってこと。Benson氏がダライラマと謁見した時にダライラマが彼にチベットの薬について解説した。この時にダライラマはチベットの薬には3つの重要なポイントがあることを説いた。1.治療する人の信仰、2.患者の信仰、3.治療する人と患者との関係。このことは僕が今まで経験してきたことと一致する点がある。

僕の母は1995年に亡くなったんだけど、母は長期間ガンの病におかされていて、何度も医者に数ヶ月の余命しかないことを宣告されていた。母はスピリチュアルな性格でガンに対して戦えると信じていて、ガンが進行するにつれて母の戦う自信が強くなっていった。この自信とか信じる事によって母は彼女の死期とか死に方をある程度操作できていたのかもしれないと思ったよ。その事があったから母の死後、僕はスピリチュアルな事について深く考えるようになった。自分自身の持っているスピリチュアルな面についてもね。

このBenson氏の本は面白い。西洋の科学者としてBenson氏はプラセボ効果について研究した。プラセボ効果は偽物の薬をもらうことで心理的な効果が働いて、人の頭痛や胸痛を治すことで知られているよね。Benson氏は信じることが物理的に体に及ぼす影響について調査した。彼が説明しているのは、患者が患者自身を信じたり、医者を信じたりすること自体が、体に対して影響を与えているっていうこと。プラセボっていう言葉はあんまりいい意味で社会にとられてないんだけど、瞑想をするとかの意識の状態が健康に影響を及ぼすことは疑う余地がないんじゃないかな。

こういう事を考えるとなぜ僕に意識状態の変化が起きたのかが説明できるよね。ま、原因なんてなんでもいいんだけどね。本当に重要なのは運動する量が増えて、至福な状態になったり、血液が健康になったりすることだからね。

僕は意識状態を向上させて健康を向上させることにとても興味を持ってる。このまま瞑想することを続けてみたいな。それから精神状態に関する本をもう少し読んでみたいと思う。

経過についてはまた報告するよ。

2007/2/18 Joiの英語版ブログより
訳:Taiichi Fox