スプツニ子さんとお会いできたのは、本当に久しぶりのことでした。
- Joi
久しぶりの再会を果たした二人
ここからは、番組の裏側の模様を私シナダがお届けして参ります。
NHKの番組「スーパープレゼンテーション」でお馴染み、Joiさんとスプツニ子!さんの名コンビが帰ってきました。当時スプツニ子!さんは、JoiさんとMITの助教授として同大学に在籍。研究所で収録を行なっていたようですね。
Joiさんが日本に帰国してからも、お二人はコロナの関係もあって、実際に会うことはできず、今回の収録で数年ぶりに再会を果たしたようです。久しぶりに会った二人は、感動してハグ!となるかと思いきや、案外あっさりしていました。というのも、Joiさんの姿がびっくりするぐらい現場に馴染んでいたからなんです!
Joiさんは、ポッドキャストを始めてからというもの、元DJの血が騒ぐのか、かなり機材にこだわりを見せており、どんどん新しい機材を買い足し、マイクや収録に関する知識をものすごいスピードで吸収していっています。もちろん、現場には自前の機材を背負って登場し、設営も自分で行うこだわり様。
このため、私たちが様々なメディアで見かけるようなお馴染みのスーツではなく、Tシャツにジーンズという動きやすいスタイルで会場にもやってきていました。スプツニ子!さんが会場入りしたタイミングはちょうど設営の真っ最中。スタッフに混じって作業していたので完全に「ウォーリーを探せ」状態になっていたようです。目の前にJoiさんがいるのも気づかず、スプツニ子さんも「あれ?Joiさん、いない?」とつぶやいておられました。
しかし、その後は終始仲睦まじく、息もピッタリ。テレビ番組でもお馴染みだった挨拶も披露くださいました。そして、アーティストとして最前線を走り続けるスプツニ子!さんの経験談も、とてもリアルで私もすごく勉強になりました。そして、私もまずはNFTアートを買ってみよう!と思い始めております。まずは、イーサリアムを購入しないといけませんけどね...。
変革の道への基礎知識
ここからは、番組で登場した人物名や用語集などを解説して参ります。
スペキュラティブ・デザイン
アンソニー・ダンとフィオナ・レイビーが提唱するデザイン手法で、問題を定義し議論するきっかけを与えることを目的としているそうです。
Infoseek
アメリカ発のポータルサイト。日本部門のInfoseek Japanは、Joiさんが会長でした。当時はかなり過激なテレビCMも打っていたようです。現在、日本のInfoseekは楽天が運営しています。
Eccosys/エコシス
Joiさんが取締役として在籍するデジタルガレージの前身である会社のこと。東京都渋谷区富ヶ谷に会社があり、日本初のホームページを1993年に設立したことでも知られています。ファンが作成したというエコシスのアンオフィシャルページが残されているそうです。なんだか、HTML感満載で懐かしい空気が流れています。が、当時は最先端だったんですよね。不思議...。
ニコラス・ネグロポンテ
Joiさんが所長を務めていたMITの研究室メディアラボの創設者。スーパープレゼンテーションでもお馴染みのTEDトークの常連としても知られています。特に1984年に行ったスピーチは、いまだに語り継がれているとか。1995年に出版された「Being Digital」はベストセラーとなり、現在では40カ国以上で出版されています。2005年には、非営利団体「One Laptop per Child」を設立し、開発途上国の初等教育のためにノートパソコンを提供しています。実のお兄様は米国の初代国家情報長官ジョン・ネグロポンテ氏とのこと。
長谷川愛さん
MIT時代のスプツニ子!さんの教え子で、現在はアーティストやデザイナーとして活躍されています。スペキュラティブ・デザインに関する作品をを多く発表しているそう。「富士山噴火茶席」は、実に考えさせられる作品だな、と思いました。
スタートバーン
アートやブロックチェーンを基軸にさまざまな事業を展開されている会社です。今回のスプツニ子!さんが参加された国内初のNFTオークションも協力企業として参加されているそうです。
ムーンウォーク マシーン
2013年にスプツニ子!さんが発表した作品で、映像のほかラムダプリントなどで構成されるもの。今回はこれをNFT化したものがオークションで出品されました。
「私が22歳の時に撮ったビデオのNFT」
22歳のときの作品をNFT化したもので、こちらから確認することができます。ちなみに、こちらはスプツニ子さんが初めて作成したNFTアートとなります。
リード・ホフマン
ビジネス型SNSであるLinkedInの創業者。Joiさんのお友達なんだそうです。最近では、Masters of Scaleという番組がとても人気で、スタッフにも愛聴者がいるほど。この番組にはJoiさんも第38回に登場しています。すごく面白い内容なので、オススメです!
ETHアドレスの取得方法
ETH取得には、ウォレット(お財布)をインストールする必要があります。このウォレットはブラウザに拡張機能として導入したり、スマホにインストールすることで、仮想通貨やNFTの管理や送金、受け取りなどが可能になります。
代表的なウォレットはmetamaskと呼ばれるもので、使用料は無料です。もちろんこれ以外のウォレットを使用する場合も、もちろんOKです。
ここではmetamaskを例に登録方法を説明します。
1)まずは、metamaskにアクセスしてみましょう。
https://metamask.io/
2)サイト内に記載してあるdownloadをクリックし、インストールします。
downloadボタンをクリックした後は、インストール先を選択します。ios、andoroidへのインストールのほか、google chromeに拡張機能として導入することも可能です。
任意のInstallボタンを押して、必要事項を記入しインストールを進めてください。
また、登録の段階でパスワードとシークレットリカバリーフレーズをきちんとメモするのをお忘れなく!!
3)パブリックアドレスを確認
インストールが無事済むと、アカウントのホーム画面が表示されます。
赤枠で囲まれた暗号のような数字とアルファベットをクリックしてください。この暗号みたいなものが、あなたのパブリックアドレスとなります。銀行預金でいうところの、預金番号のようなものですね。
4)パブリックアドレスをコピーし、メールフォームにペーストしてください
ウォレットを登録したら、ETH アドレスをコピーし、メールフォームにペーストしたら完了です。
お送りした番組オリジナルNFTの確認方法
walletは、日本語にするとお財布なので、送られてきたNFTが見れる...、と思いきやそうではありません。NFTを見るには、OpenSeaなどのプラットフォームをwalletと連携させる必要があります。
ここではOpenSeaでwalletをリンクさせ、送られてきたNFTを確認する方法をお伝えいたします。
1)OpenSeaとWalletをリンクさせる
OpenSeaにアクセスいただき、一番右のお財布マークをクリック。 お使いのウォレットを選択し、同期させます。
2)コレクションを表示させる
お財布の隣にある丸いマークを押すことで、現在お持ちのNFTを確認することができます。
3)Hidden に入っているNFTをコレクションに移す
「Hidden」と記載された欄をクリックいただくと、送られてきたNFTが表示されます。ここで、3つ点が表示されているエリアをクリック。すると、ベロロロとboxが表示されますので、その中からUnhideという項目を選択してください。
裏で行われるゲーム!?
そして、番組でJoiさんが発表した新しい実験的試みについて。なんだかワクワクしませんか?裏で新しいゲームがスタートしたんです。何か知りたいそこのあなた!まずは、番組にメッセージとETHアドレスをお送りください。メッセージはこちらで募集しています。
それでは、今週はここまで!
文:シナダミホ