2022年1月 Archives

私はこれまで、ニューロダイバーシティ(神経の多様性)についていろいろ執筆したり、考えたりしてきました。ニューロダイバーシティは、メディアラボの所長として仕事を始めて以来、私を魅了したテーマのひとつでした。MITの学生や研究者たちは、自分の自閉症やニューロダイバシティを誇りに思っていました。MITとメディアラボはニューロダイバシティを祝福する特別な場所だったのです。私は、それ以来、なぜもっと多くの世界がこのようになれないのかと考えるようになりました。

この記事は、2018年に私の観察の多くに基づいて書いたものになります。後に娘が自閉症であることを知り、今は親としてもコミュニティに参加するようになりました。この時は、MITでの経験もあったので、なんだか心構えもできていたように思います。それに、コミュニティに参加できることを嬉しく思いました。

今回配信となったポッドキャストは、私にとって非常に特別なものとなりました。それに、この対談は個人的にも、また日本社会にとっても重要なものだったように思います。

このポッドキャストが、私が日本で公私ともに続けていきたいと思っている、より広い意味での対話の始まりであることを願っています。

- Joi

IMG_0301.jpg
池上英子先生と伊藤穰一

脳や神経の多様性を受け入れる

ここからは、番組スタッフのシナダがお届けしていきます。

今週は、歴史社会学者の池上英子先生をお迎えして、ニューロダイバーシティと日本社会についてお話いただきました。

池上先生はニューヨークを拠点とする歴史社会学者で、日本社会を比較文化の視点からネットワーク論的に見直す研究を行っています。近年は、仮想空間「セカンドライフ」での自閉スペクトラム症(ASD)の方々と交流を行い、そこから日本の歴史や社会における自閉症スペクトラムの考察などを著書「ハイパーワールド:共感し合う自閉症アバターたち」(NTT出版)、「自閉症という知性」(NHK出版)などで発表し話題となりました。

これまでとはがらりと趣向が変わり、多様性と教育に焦点を当ててお届けしましたが、みなさまいかがでしたでしょうか。

今回のJoiさんは「お父さん」としての色が濃かったかもしれませんね。自閉スペクトラム症のお子さんを本当に愛し、親としてどうにかしたい。という強い思いが伝わってきて、編集しながらジーンと胸が熱くなってしまいました。

シナダの娘(実はママなんです)もニューロダイバーシティがしたたる程に溢れているので、噛み締めながら聞いていました。このポッドキャストは同じような境遇の親御さんに聞いてもらいたいなと強く思っています。どうか、沢山の人に届いてほしい...。

「発達障害」という言葉でなく「ニューロダイバーシティ」という言葉が広がるだけでもきっと世の中は変わるはず。当番組は、ここから一歩一歩積み上げていきたいなと思っています。

変革の道への基礎知識

Neurodiversity

脳神経系の多様性を指す言葉。思考や感じ方、行動などに「正しい」方法は多様にあり、そこに違いがあるというだけで「障害」とはみなさないという考え方。多くの場合、自閉スペクトラム症(ASD)や、ADHD、学習障害などの他の神経疾患や発達障害の文脈で使われます。

Chuck Vest

サチューセッツ工科大学の名誉学長であり、機械工学の教授。1990年から2004年までマサチューセッツ工科大学の学長を務めたそうです。宇宙ステーションの再設計に関する大統領諮問委員会の議長を務め、科学技術に関する大統領諮問委員会のメンバーも務めました。

Atlantic

1857年にボストンで「The Atlantic Monthly」として創刊された雑誌。教育や奴隷制度の廃止など、当時の主要な政治問題に関する一流の作家のコメントを掲載する文学・文化雑誌でした。20世紀後半に財政難に陥り、何度か所有者が変わった後、実業家のデビッド・G・ブラッドリーに買収され、主に国内の真面目な読者や「思想家」を対象とした総合的な編集雑誌として生まれ変わりました。

Harvey Blume

アメリカ在住のフリーランス作家。1998年に発行されたThe Atlantic(前述)に寄稿した記事でNeurodiversityという言葉を広めた人と言われています。The Atlanticの記事では「神経多様性は、生物多様性と同様に、人類にとって極めて重要なものと言えるだろう。どのような脳の配線が最適なのか、誰にもわからないからだ」と述べています。

Temple Grandin

コロラド州立大学の動物学博士。自閉スペクトラム症の当事者としても知られています。2010年には自身の物語がクレア・ディーンズ主演でドラマ化されています。 TEDでのニューロダイバーシティに関するスピーチはこちらからどうぞ。

自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム(ASD)

DSMーIVというアメリカ精神医学会の診断基準があり、社会的コミュニケーションに困難があり、現局された反復的な行動が見られるという二軸で診断されるものになります。対人関係の構築の困難や、顔の表情理解の困難などの特徴があるとされています。 ちなみにスペクトラムというのは、グラデーションで続いている、みたいな意味になります。虹を見たときに、色の境目がわからないまま7色に展開しているようなはっきりとした境界線はなく、ずるるるっと広範囲に展開している、みたいなイメージです。

レインマン

1988年公開のアメリカ合衆国の映画で、トム・クルーズとダスティン・ホフマンとの交流を描いたロードムービーです。ある特定の分野に長けているサヴァン症候群を登場人物で描いた作品としても知られています。ダスティン・ホフマン演じる兄のレイモンドが記憶力を発揮してカジノでボロ儲けするシーンを覚えている方も多いかもしれませんね。

Minecraft

デジタル版のブロック遊びとも言われるビデオ・ゲーム/オンラインゲームで、仮想空間の中で冒険したり建物を建てたりしていくもの。小学生の間で大人気で、特に、自閉症の子供たちが社会的スキルを学ぶ場にもなっているそうな。自閉症の子とその家族のために作られた「アウトクラフト」はそんな子供たちのサードプレイスになっているそうです。アウトクラフトを創設したスチュアート・ダンカンさんのTEDスピーチはこちら。

セカンドライフ

2008年のごろ大ブームとなった米リンデンラボが運営する仮想空間。いわゆるメタバースのはしり。アバターを使って仮想空間の中でユーザー同士が交流したり買い物したりできるものです。当時すごく話題となって一瞬で萎んでしまった印象ですが、今でも運営は続いています。しかも、昨今のメタバースブームに乗ってか、創業者のフィリップ・ローズデール氏が復帰となる模様。

Autism Speaks

2005年2月、自閉症の子どもを持つ祖父母であるボブとスザンヌ・ライトによって設立された団体で、「自閉症の人々に対する世界的な理解と受容を深めること」や「人生を豊かにする研究のブレークスルーのきっかけとなること」などを目的とする団体です。

Neurotypical

脳神経の定型発達という意味で、ニューロダイバーシティの対義語のように使われています。

Web3's Summer of Love

ニュースのセクションでJoiさんが「これは是非読んだ方がいい!」と力説していたのは、こちらのブログ記事となります。 NFTの盗難事件からスタートし、Web3の時代性をヒッピー文化となぞらえて考察する非常に興味深い内容となっております。

おたよりを募集しています

番組では、リスナーの皆様からお便りを募集しています。番組に対する意見はもちろん、Joiさんへの質問があればぜひ投函ください。番組に貢献してくださったリスナーには番組オリジナルのNFTをプレゼントしています。メッセージはこちらよりお寄せください。

アーティストを探しています。

番組では、なんらかの形でNFTアートを絡めた実験を行おうと企んでいます。「せっかくやるんだから、カッコいいものにしたい!」ということで一緒に作品作りにご協力いただけるアーティスト(絵画、イラストレーション、デザイン等)を探しております。「我こそは!」という方がいらっしゃいましたら、ポートフォリオを、こちらまでお送りいただけないでしょうか?文中に「#ポートフォリオ送付」と記載いただけるとありがたいです。

女性の社会進出についてどう思いますか?

番組では、近日中に「女性の社会進出」をテーマにする回を予定しています。ゲストは、女性向けキャリア支援を手掛けるSHE株式会社の福田恵里さん! このインタビュー収録に際してみなさまからメッセージを募集したいと思います。女性の社会進出はここ数年で変わったのでしょうか?今後はどうなっていくと思いますか?番組をお聴きのみなさまのご意見や、福田さんへの質問などがあれば[こちら]まで、ぜひお寄せください。(https://airtable.com/shrKKky5KwIGBoEP0)「#女性の社会進出に関して」と記載いただいた上で投稿いただければ、ありがたいです。「これは!」というメッセージや質問はインタビュー収録時に採用させていただく可能性がございます。

コミュニティ醸成実験の概要

これまで番組やこのブログなどで小出しにお伝えしてきたコミュニティ醸成実験。ようやくその中身をお伝えできるようになりました。番組という枠を飛び出して、リスナーの方々同士が交流できる場となっています。私シナダももちろん参加しております。詳しくは、こちらをご覧ください。

結構いろんな方が参加されていて、あんな方やこんな方もコミュニティにいらっしゃって、濃ーーい会話が展開されています。

この実験に参加をご希望の方はこちらから参加メンバーの登録をお願いします。メンバーのダイバーシティを考慮しながら、徐々にメンバーを拡大していく予定です。参加時期がきましたら、スタッフから個別に連絡をさせていただきます。興味のある方、まずは登録だけでもしてみてはいかがでしょうか。

ETHアドレスの取得方法

ETH取得には、ウォレット(お財布)をインストールする必要があります。このウォレットはブラウザに拡張機能として導入したり、スマホにインストールすることで、仮想通貨やNFTの管理や送金、受け取りなどが可能になります。

代表的なウォレットはmetamaskと呼ばれるもので、使用料は無料です。もちろんこれ以外のウォレットを使用する場合も、もちろんOKです。

ここではmetamaskを例に登録方法を説明します。

1)まずは、metamaskにアクセスしてみましょう。

https://metamask.io/

2)サイト内に記載してあるdownloadをクリックし、インストールします。

downloadボタンをクリックした後は、インストール先を選択します。ios、andoroidへのインストールのほか、google chromeに拡張機能として導入することも可能です。

任意のInstallボタンを押して、必要事項を記入しインストールを進めてください。

また、登録の段階でパスワードとシークレットリカバリーフレーズをきちんとメモするのをお忘れなく!!

3)パブリックアドレスを確認

インストールが無事済むと、アカウントのホーム画面が表示されます。

Chrome拡張機能版の表示内容

スマートフォン版アプリの表示内容

赤枠で囲まれた暗号のような数字とアルファベットをクリックしてください。この暗号みたいなものが、あなたのパブリックアドレスとなります。銀行預金でいうところの、預金番号のようなものですね。

4)パブリックアドレスをコピーし、メールフォームにペーストしてください

ウォレットを登録したら、ETH アドレスをコピーし、メールフォームにペーストしたら完了です。

お送りした番組オリジナルNFTの確認方法

walletは、日本語にするとお財布なので、送られてきたNFTが見れる...、と思いきやそうではありません。NFTを見るには、OpenSeaなどのプラットフォームをwalletと連携させる必要があります。

ここではOpenSeaでwalletをリンクさせ、送られてきたNFTを確認する方法をお伝えいたします。

1)OpenSeaとWalletをリンクさせる

OpenSeaにアクセスいただき、一番右のお財布マークをクリック。 お使いのウォレットを選択し、同期させます。

2)コレクションを表示させる

お財布の隣にある丸いマークを押すことで、現在お持ちのNFTを確認することができます。

3)Hidden に入っているNFTをコレクションに移す

「Hidden」と記載された欄をクリックいただくと、送られてきたNFTが表示されます。ここで、3つ点が表示されているエリアをクリック。すると、Unhideという項目がでてくるので、これを選択してください。

imagenft.jpg

山極先生と松井先生との鼎談パート2では、これまで私が執筆したり議論してきたトピックスを扱いました。これらのトピックスについては、さまざまな箇所で仲間と共に議論をしてきたものではあります。しかし、山極先生や松井先生という、これまでとは異なるジャンルのお二人と話すことで、進化や物理学の文脈でシンギュラリティをどのように捉えているのかを知ることができました。これは、本当に興味深い体験でした。(これは2017年にシンギュラリティと社会について書いたものです:還元に抗うマニフェスト - 機械と共に歩む複雑な未来を設計する)

私は大学の運営や教育に携わった経験が少しあるものの、現在も学長を務める松井先生や、つい最近まで総長を務めた山極先生というお二方を前にしたら、私なぞ赤ん坊のようなものです。このような先輩方の変革的な意見を聞いて、心が洗われると同時に、変革は一筋縄ではいかないかもという意見を聞いてなかなか難しいものだと改めて考えさせられるきっかけとなりました。

- Joi

sannin.jpg
左から、山極壽一先生、松井孝典先生、伊藤穰一

小中学校の教育の行方を考える

ここからは番組スタッフのシナダがお届けいたします。

今週は、前週に引き続き、霊長類学者で総合地球環境学研究所の所長山極壽一先生と、惑星科学者で千葉工業大学の学長の松井孝典先生のお二人との鼎談をお届けしました。

もう1月も後半に差し掛かってしまいましたが、一応、新春鼎談的な雰囲気にしたいなあと思い、いくつかトピックを立ててそのテーマに沿って議論を展開いただいたものになります。私、スタッフのシナダも現場で立ち合いをしていたのですが、用語やらなんやらがどんどん出てきて、話に着いていくのが精一杯でした。

でもなんでしょう。3人の会話を聞いているだけで、なんだか自分がちょっと頭が良くなった気がするのは。この仕事に携わる上で、脳の老化を抑える役目になっているような気がします。ありがたい!!

そして、今回の鼎談の中で気になったのは、やはり教育についてのテーマですね。山極先生は京都大学の総長を6年間務め、松井先生も現在、千葉工大の学長を務めています。Joiさんも日米で研究所を運営していました。それぞれ、大学の運営に深く関わった経験から「教育」については並々ならぬ思いがあるようでした。

「もう横並びで勉強するのは時代に合わない」ということは、私も思います。ダイバーシティ豊かな社会を築く上で、習熟度に合わせた勉強というのはきっと必要なんだろうなと思います。私も小学校の時を振り返ってみると、算数の繰り下がりぐらいでつまづき、黒板をぼーっと眺めていたことを思い出します。きっとあの頃きちんとケアされておれば、私の算数嫌いはもっとマシだったなかなと思います。生徒一人ひとりの得意不得意を考慮した教育、きっと予算やオペレーションの関係から実現は難しいのだろうとは思いますが、いつか実現してくれるといいなと思います。

今週の変革の道への基礎知識!!

今週も登場した難解な単語をピックアップしております。ポッドキャスト副読本としてお楽しみくださいませ。

シンギュラリティ

コンピュータのプログラムが高度に発達し、人工知能(AI)が人間の知能を超え、人間とコンピュータの境界がなくなることを指すそうです。しかしこれは、テクノロジーの分野での言葉。自然科学の分野では、小さな変化が巨大な影響を与えるような動的システムや社会システムをシンギュラリティと呼ぶこともあるそうです。

分割可能な時間

時間というものはずーっと永遠につながっているもの、と私シナダは思っていましたが、科学の世界ではそうではないようです。時間というのは、最小単位があり、それが連なって構成されているもの、という考え方があるそう。量子物理学の世界では、プランク定数というものがあり、これを時間にも当てはめてみたら、時間の最小単位というのが割り出されるそうな。一説によれば、これが正確にわかればタイムトラベルは不可能ではない...ということだそう。高校では物理の授業など校内に存在もせず、中学では物理っぽい理科の単元は全滅だったシナダにとってはこれが限界です。ご不明点あれば、お便り欄からメールくだされば、私から松井先生に確認いたします。

Probabilistic Computing

日本語では、確率論的コンピューティング。生成モデリングと確率論的推論の長所を、記号的プログラミングやニューラルネットワークと組み合わせた、新しい統一的な人工知能(AI)のパラダイムを提案するもの。応用例としては、自動化されたデータモデリング、知識ベースのデータクリーニング、常識的な3Dシーンの理解などがあるそうです。MITの確率論的コンピューティングの研究所はこちらになります。

Rebecca Saxe "Theory of Mind"

「人間の脳は、どのようにして他人の考えを解釈し、道徳的な判断を下し、信念体系を理解しているのか?」従来では、哲学者や詩人の領域だった命題について科学的な調査によって答えを探し出そうとしているのがレベッカ・サックス博士。もともとは、オックスフォード大学で哲学と心理学を専攻していたそうですが、2003年にMITで脳・認知科学の博士号を取得しています。

心の理論とは、他者の心を類推し、理解する能力のこと。サックス博士は、fMRIという技術を用いて、心が大脳皮質の一部分である右側頭頂接合部に司令部が存在することを発見したそうです。サックス博士のTEDスピーチがとっても興味深い内容だったので、こちらも是非ご覧ください。

Physics Engine

日本語でいうと、物理演算エンジンのこと。力学の法則にのっとって、モノの動きをシミュレーションするソフトウエアのこと。質量・速度・摩擦・風などを考慮した上で再現が可能。3Dグラフィックやゲームなどで利用されるらしいです。

真鍋淑郎博士

昨年、ノーベル物理学賞を受賞した真鍋博士は、二酸化炭素濃度の上昇が地球温暖化に影響するという予測を立て、気候変動対策の基礎となる研究開発に尽力したことで知られています。実は、真鍋博士はかつて、山極先生が現在所長を務める地球研と長く一緒に研究を進めていたそうです。

ベイジアン

18世紀のイギリスの数学者であり牧師だったトーマス・ベイズ氏にちなんで名付けられたベイズの定理のこと。条件付き確率を求めるための数学的公式を指します。条件付確率とは、ある結果が発生したときに、その結果が発生する可能性を示すもの。ベイズの定理は、融資のリスク評価や、迷惑メールの振り分け、マーケティングのデータ解析などに使われているそうです。

ホモハビリス

アフリカに240万〜180万年前まで存在していたヒト属の一種。ラテン語で「能力あるヒト」という意味があるそうです。長い腕を持っていたそう。アウストラロピテクスから枝分かれしたと考えられている。石同士を打ちつけてつくるオルドバイ型石器を使っており、石器を発明したと言われています。

おたよりを募集しています

番組では、リスナーの皆様からお便りを募集しています。番組に対する意見はもちろん、Joiさんへの質問があればぜひ投函ください。番組に貢献してくださったリスナーには番組オリジナルのNFTをプレゼントしています。メッセージはこちらよりお寄せください。

Newspickで語られていた「秘密の内容」とは?

先日、Newspicks「成毛眞 2040 未来からの提言」にJoiさんが出演しましたね。番宣動画でなにやら意味深なフリがされていると思います。下記ツイート内の動画は要チェックです!

この「秘密の内容」の詳細について、何だろうと思って検索して来た方。正解です!実は、番組ではコミュニティ実証実験を行っています。 詳しくは下記項目をご覧くださいませ。

コミュニティ醸成実験の概要

これまで番組やこのブログなどで小出しにお伝えしてきたコミュニティ醸成実験。ようやくその中身をお伝えできるようになりました。番組という枠を飛び出して、リスナーの方々同士が交流できる場となっています。私シナダももちろん参加しております。詳しくは、こちらをご覧ください。

結構いろんな方が参加されていて、あんな方やこんな方もコミュニティにいらっしゃって、濃ーーい会話が展開されています。

この実験に参加をご希望の方はこちらから参加メンバーの登録をお願いします。メンバーのダイバーシティを考慮しながら、徐々にメンバーを拡大していく予定です。参加時期がきましたら、スタッフから個別に連絡をさせていただきます。興味のある方、まずは登録だけでもしてみてはいかがでしょうか。

ETHアドレスの取得方法

ETH取得には、ウォレット(お財布)をインストールする必要があります。このウォレットはブラウザに拡張機能として導入したり、スマホにインストールすることで、仮想通貨やNFTの管理や送金、受け取りなどが可能になります。

代表的なウォレットはmetamaskと呼ばれるもので、使用料は無料です。もちろんこれ以外のウォレットを使用する場合も、もちろんOKです。

ここではmetamaskを例に登録方法を説明します。

1)まずは、metamaskにアクセスしてみましょう。

https://metamask.io/

2)サイト内に記載してあるdownloadをクリックし、インストールします。

downloadボタンをクリックした後は、インストール先を選択します。ios、andoroidへのインストールのほか、google chromeに拡張機能として導入することも可能です。

任意のInstallボタンを押して、必要事項を記入しインストールを進めてください。

また、登録の段階でパスワードとシークレットリカバリーフレーズをきちんとメモするのをお忘れなく!!

3)パブリックアドレスを確認

インストールが無事済むと、アカウントのホーム画面が表示されます。

Chrome拡張機能版の表示内容

スマートフォン版アプリの表示内容

赤枠で囲まれた暗号のような数字とアルファベットをクリックしてください。この暗号みたいなものが、あなたのパブリックアドレスとなります。銀行預金でいうところの、預金番号のようなものですね。

4)パブリックアドレスをコピーし、メールフォームにペーストしてください

ウォレットを登録したら、ETH アドレスをコピーし、メールフォームにペーストしたら完了です。

お送りした番組オリジナルNFTの確認方法

walletは、日本語にするとお財布なので、送られてきたNFTが見れる...、と思いきやそうではありません。NFTを見るには、OpenSeaなどのプラットフォームをwalletと連携させる必要があります。

ここではOpenSeaでwalletをリンクさせ、送られてきたNFTを確認する方法をお伝えいたします。

1)OpenSeaとWalletをリンクさせる

OpenSeaにアクセスいただき、一番右のお財布マークをクリック。 お使いのウォレットを選択し、同期させます。

2)コレクションを表示させる

お財布の隣にある丸いマークを押すことで、現在お持ちのNFTを確認することができます。

3)Hidden に入っているNFTをコレクションに移す

「Hidden」と記載された欄をクリックいただくと、送られてきたNFTが表示されます。ここで、3つ点が表示されているエリアをクリック。すると、Unhideという項目がでてくるので、これを選択してください。

imagenft.jpg

以前の配信では、千葉工大の学長・松井孝典先生との最高に面白い対談の模様をお届けしました。対談後に松井先生から「京都に行って山極先生と鼎談しよう」と誘われました。山極先生は、霊長類学者で元京都大学の総長。現在は総合地球環境学研究所の所長をされているほか、千葉工大の特別教授もされています。お話を戴いた当初は、宇宙と霊長類とデジタルの話題がどのように混ざり合うのか見当もつきませんでしたが、とても面白くエキサイティングな内容となりました。もしかしたら京都の文化的なムードが会話の流れを作ってくれたのかなとも思います。皆さんもこの鼎談を、ぜひお楽しみいただければと思います。

あまりにも面白かったので、この会をシリーズ化していきたいと思っています。今後も皆さんとご一緒できればと思っています。

今回の対談は2部構成になっており、その第1部を今回配信します。

- Joi

sanin.jpg
左から、山極壽一先生、松井孝典先生、伊藤穰一

霊長類・宇宙・デジタルの視点から社会の問題点を見つめてみよう

今週は、霊長類学者で総合地球環境学研究所の所長・山極壽一さんと惑星科学者で千葉工業大学の学長の松井孝典先生をお迎えしてトークを行ないました。今回のトークは、第10回目の配信で登場した松井先生のご紹介で実現したものになります。

制作スタッフのシナダも収録現場にお邪魔させていただいたのですが、なんだか3人とも初めて会ったとは思えないぐらいに楽しそうにお話をされていました。収録中はどんどんと知識が溢れ出していて、知識の洪水が起きていました。もう少しで溺れるところでした。

ゴリラ学。とっても強い言葉ですよね。山極先生はゴリラの社会から見る人間社会ならほとんど何でも語っていただけるそうです。「ゴリラから学ぶ現代の婚活事情」とか「ゴリラから学ぶ、パワハラに負けない心」などいろんなお話を伺いたい!と思いました。

またこの3人で定期的に会う予定だそうなので、私も頷き隊として参加していければと思っております。

さて続いては、地味に人気のこちらのコーナーです。

変革の道への基礎知識

フォーラム地球学の世紀

松井先生が1996年から2017年まで行なっていたフォーラムで、文明、政治、経済、科学、技術、文化、宗教などを考え、地球学という学問体系を構築するために定期的に開催されていたもの。

京大の総長

私立の大学は大体、経営というのは理事長が行い、教育に関しては学長が行うものですが、国立大学は理事長も学長も「総長」と呼ばれる方が兼任するそうな。山極先生はかなり長い間京大の総長でいらしたようですが、かなり大変だったようで、この本にはその苦労話が詰まっていました。先生曰く、大学はジャングルなんだそうです。それだけで、その大変さがよく分かりますね。

霊長類研究所

京都大学の中に1962年に設立された研究所で、霊長類に関する研究を行なっていました。言葉や数字を理解するチンパンジーのアイちゃんの研究はよく知られていますよね。同研究所は、今年3月に解体が決まっています。

今西錦司教授

京都大学の人類学者で霊長類学を築いた方で、霊長類研究所の創始者なんだそう。登山家、探検家としても知られ、世界各地を探検したそうです。

アフリカでゴリラの研究

実際にゴリラの群れの中に入って行って、ゴリラになりきって研究をしたそうです。ゴリラの鳴き声を真似したり、咳払いでコミュニケーションをとったりしたそう。

ユネスコのパリ総会

00年の加盟国文化相会議で、世界のさまざまな文化を理解し合うという目標を明確な文章にしよう!ということから、2001年に開催されたパリ総会で「文化的多様性に関する世界宣言」が採択されています。

総合地球環境学研究所

英語名はResearch Institute for Humanity and Nature、略称は地球研。『地球環境問題の根源は、人間文化の問題にある』をテーマついて、総合的な研究を行なっているそうです。京都に施設があります。

日高敏隆教授

動物行動学の草分けで、翻訳者としても知られています。もともとは、昆虫に関する生理学的研究を行なっていたそうな。主な著書に、「チョウはなぜ飛ぶか」「ネコはどうしてわがままか」など。さらに、「利己的な遺伝子」「ソロモンの指環」などの翻訳も手掛けられています。

Nia Tero

米国を拠点とした世界中の先住民とその運動に連帯する非営利団体。植民地化や破壊から人々の故郷を守るために、先住民を永続的に支援し、先住民の土地に対するケアの方法を非先住民のコミュニティと共有しているそうです。

マッカーサー財団

イギリスに拠点を置く団体で、世界の循環型経済を推進しています。気候変動、生物多様性の損失、廃棄物、汚染などの地球規模の課題に取り組んでいます。

人新世(anthoropocene)

2000年にドイツの大気化学者クルッツェンが地質時代の区分の一として提唱した時代を指します。人類が農業や産業革命を通じて地球規模の環境変化をもたらした時代と定義されています。

ホメオスタシス

生物体や生物システムが外的な影響を受けながらも、個体またはシステムとしての秩序のバランスを保つ働きをのこと。別名、恒常性。

全球凍結

別名、スノーボールアース。1992年に米国のジョー=カーシュビンクが提唱したもので、かつては地球表面全体が(もちろん赤道付近も)カチンコチンに凍っていた、という仮説のこと。

適応放散

=adaptive radiation アメリカの古生物学者オズボーンが提唱さ進化の現象のこと。同一の原種生物が、異なった環境に生息すると、それぞれの環境に適した変化を遂げ、多数の異なった系統に分れることを指します。あ、これこないだ同じようなやつやりましたね。"Information is the Difference that Makes Difference"にちょっと近いですね。

おたよりを募集しています

番組では、リスナーの皆様からお便りを募集しています。番組に対する意見はもちろん、Joiさんへの質問があればぜひ投函ください。番組に貢献してくださったリスナーには番組オリジナルのNFTをプレゼントしています。メッセージはこちらよりお寄せください。

番組コミュニティ醸成実験を行っています

番組では、リスナーの方々とコミュニティを作る実験をしています。この実験に参加をご希望の方はこちらから参加メンバーの登録をお願いします。メンバーのダイバーシティを考慮しながら、徐々にメンバーを拡大していく予定です。参加時期がきましたら、スタッフから個別に連絡をさせていただきます。興味のある方、まずは登録だけでもしてみてはいかがでしょうか。

ETHアドレスの取得方法

ETH取得には、ウォレット(お財布)をインストールする必要があります。このウォレットはブラウザに拡張機能として導入したり、スマホにインストールすることで、仮想通貨やNFTの管理や送金、受け取りなどが可能になります。

代表的なウォレットはmetamaskと呼ばれるもので、使用料は無料です。もちろんこれ以外のウォレットを使用する場合も、もちろんOKです。

ここではmetamaskを例に登録方法を説明します。

1)まずは、metamaskにアクセスしてみましょう。

https://metamask.io/

2)サイト内に記載してあるdownloadをクリックし、インストールします。

downloadボタンをクリックした後は、インストール先を選択します。ios、andoroidへのインストールのほか、google chromeに拡張機能として導入することも可能です。

任意のInstallボタンを押して、必要事項を記入しインストールを進めてください。

また、登録の段階でパスワードとシークレットリカバリーフレーズをきちんとメモするのをお忘れなく!!

3)パブリックアドレスを確認

インストールが無事済むと、アカウントのホーム画面が表示されます。

Chrome拡張機能版の表示内容

スマートフォン版アプリの表示内容

赤枠で囲まれた暗号のような数字とアルファベットをクリックしてください。この暗号みたいなものが、あなたのパブリックアドレスとなります。銀行預金でいうところの、預金番号のようなものですね。

4)パブリックアドレスをコピーし、メールフォームにペーストしてください

ウォレットを登録したら、ETH アドレスをコピーし、メールフォームにペーストしたら完了です。

お送りした番組オリジナルNFTの確認方法

walletは、日本語にするとお財布なので、送られてきたNFTが見れる...、と思いきやそうではありません。NFTを見るには、OpenSeaなどのプラットフォームをwalletと連携させる必要があります。

ここではOpenSeaでwalletをリンクさせ、送られてきたNFTを確認する方法をお伝えいたします。

1)OpenSeaとWalletをリンクさせる

OpenSeaにアクセスいただき、一番右のお財布マークをクリック。 お使いのウォレットを選択し、同期させます。

2)コレクションを表示させる

お財布の隣にある丸いマークを押すことで、現在お持ちのNFTを確認することができます。

3)Hidden に入っているNFTをコレクションに移す

「Hidden」と記載された欄をクリックいただくと、送られてきたNFTが表示されます。ここで、3つ点が表示されているエリアをクリック。すると、Unhideという項目がでてくるので、これを選択してください。

imagenft.jpg

dev2.jpg
Dev Protocolの原麻由美さんとAggreさん

私はこれまでずっと、オープンソースやフリーソフトウエア、さらに広い意味でコモンズをサポートする方法を90年代から模索してきました。Firefoxは、検索ボックスから検索エンジンに送ったトラフィックに対して報酬を得ることで持続可能になりました。Wikipediaは、ほとんどが寄付によって持続可能になりました。フリー&オープンソース・プロジェクトの大半は、ボランティアの参加によって存続しています。

大手テック系企業の中には、フリー・オープンソース・ソフトウェアを使用したり作成したりしているところもありますが、まだまだ企業や政府の支援は十分ではありません。これはまさに「コモンズの悲劇」と言える状態です。

web3のアイデアを使ってオープンソースの開発者を支援するというdev.protocolのアイデアを聞いたとき、素晴らしいアイデアだと思いましたし、どのようにアプローチしているのか非常に興味が湧き連絡を取ってみることにしたのです。

麻由美さんとAggreさんにお会いして、プロジェクトをより深く理解することができました。また、仕事を通じて世界をより良くしようとする前向きで積極的な2人の若者にお会いできて、とてもエキサイティングでした。

このポッドキャストを聴いているリスナーの皆さんに、フリーでオープンなソフトウェアの未来に希望を与える彼らのプロジェクトをお伝えすることができることを本当に嬉しく思います。

- Joi

OSS開発者によるOSS開発者のための新しい経済圏

さて、ここからは番組スタッフのシナダが今日のおさらいをして参ります。

今週は、オープンソースの分散型ミドルウェア「Dev Protocol」の開発会社、フレームダブルオー株式会社CEOの原麻由美さんと、CTOのAggreさんにご出演いただきました。

Dev ProtocolはDeFiと呼ばれる分散型金融のプロトコルで、オープンソースソフトウエア(OSS)の開発者支援を目的としています。

オープンソースソフトウエアはこれまで、ボランティアや僅かな寄付によって支えられてきました。しかし、資金が続かずソフトウエア開発が中断してしまうことも多く、サステナビリティに課題があるとされてきました。

Dev Protocolは「オープンソースの持続性問題を解決する大きな可能性を秘めている!」と、全世界から注目を集めているサービスなんです。

ここで注目したいのは、Dev ProtocolがTokenomicsと呼ばれる、暗号通貨を使った経済学を応用してオープンソースの開発者と支援者の両方をサポートしている点にあります。

簡単にいえば、独自の通貨をつくり、マネーサプライやインフレ率、他の通貨との為替などを利用して、通貨の価値を上げ、それをOSS開発者と支援者に還元するというもの。私シナダにはAggreさんや原麻由美さんたちが、OSS開発者によるOSS開発者のためのひとつの王国を作ってしまったように思えました。

「これって、暗号通貨やDefiを使えば誰もが中央銀行になれる。つまり、だれもが独自の経済を形成し、国を作れるってことなんですね。なんか、すごくないですか!!」と熱くJoiさんに話したのですが「ああ、そうね。」と返されてしまいました。きっとJoiさんにとってはシナダの理解度は5周ぐらい遅れだったのでしょう。Joiさん、シナダはこれが全速力です...。おバカなプロデューサーでごめんなさい...。

さて、番組にも登場したステーキングの仕組みについて少しご説明いたします。

ステーキングの仕組み

Dev ProtocolではDevトークンという暗号通貨を発行しています。このトークンは少しずつ供給量が増えている状態となります。つまり貨幣の供給量(マネーサプライ)が増えるということで、この結果インフレになります。 ステーキングとは、支援者がある一定の期間、この暗号資産をデポジットとして使えなくすることを指します。 ステーキングが増える→市場に出回るトークンが減る→インフレーション率が減る→Devトークンの価値が上がる となります。この仕組みを利用してステーキングした支援者にデポジット期間終了後に利息をつけることができるようになっています。

変革の道の基礎知識

今回は結構たくさん用語が出てきました。番組を聴きながらいろいろと確認してみてください。

Mozilla

オープンソースのウェブブラウザ「Firefox」の開発元。実は、Mozillaはあの懐かしのウェブブラウザー「ネットスケープ」がベースにあるそうです。というのもネットスケープがブラウザー戦争でインターネットエクスプローラーに敗北した後、同社はブラウザーのコードをオープンソースで公開。Mozillaがこれを引き継ぎ無償で公開したのがFirefoxとのこと。し、知りませんでした。ネットスケープって、本当に懐かしい!ブラウザーって案外移り変わりがありますよね。

Tokenomics

ざっくりいえば、暗号通貨をベースにした経済学のこと。トークンとは、暗号通貨のデジタル単位で、ブロックチェーン上で特定の用途を表すために使用されます。トークンは主に、セキュリティ、ユーティリティ、ガバナンスを目的として使用されます。例えば、ビットコインは徐々に供給量を減らしているそうです。こうすることで通貨の「希少性」を生み出し、価格の上昇圧力となるように設計されているそう。

OSS

オープンソースソフトウエアの略。オープンソースとは、ソフトウェアを構成しているプログラム「ソースコード」を無償で一般公開されたものになります。

分散型

政府や銀行といった中央集権的な機関を介さない独立した組織のこと。

ミドルウエア

2つのアプリケーションやサービスの間を仲介して、それらのコミュニケーションを促進するソフトウェアのこと。「ソフトウェアの接着剤」とも呼ばれるそう。位置的には、アプリケーションとOSの中間に存在します。

ステーキング 

暗号資産をデポジット(一時的に使えない状態)することでネットワークに貢献し、報酬を得る仕組みになります。DEVプロトコルではクリエイターが発行したProperyトークン(後述)にDEVトークンをステーキングすると、ステーキング報酬がクリエイターとサポーターの両方に還元されるそうです。

ソーシャルトークン

ソーシャルトークンとは、パーソナルトークン、コミュニティコイン、クリエイターコインとも呼ばれ、ブロックチェーン上で管理されるコミュニティ内で流通する通貨のこと。共同プロジェクトへの貢献を奨励する方法でもあります。ソーシャルトークンは他の仮想通貨に交換したり、デジタル通貨と紐づけられたコミュニティ内の特別な権利と交換したりできる

プロパティトークン

Dev Protocol内で流通しているソーシャルトークンの名称。プロジェクトごとに異なるトークンを発行でき、プロジェクトのオーナーシップの証明、収益化、収益分配の全てをブロックチェーン上で自動化できるそうです。詳しくはこちらに記載されています。

プロトコル

当事者間の「取り決め」を指す言葉。二酸化炭素の削減を目指した京都議定書はKyoto Protocolと呼ばれています。ITでは、ネットワーク上でコンピューター同士がデータをやりとりするための通信規約を指します。

GitHubのレポジトリ

Githubとはソフトウェア開発プロジェクトのためのソースコードを管理できるオープンソースのサービスのこと。レポジトリとは、ファイルやディレクトリの状態を保存する場所を指します。

npm

JavaScriptの開発者がパッケージ化されたコードモジュールを簡単に共有できるようにするためのオープンソースプロジェクトとして、2009年に作成されたもの。npm レジストリは、Node.js、フロントエンドのウェブアプリ、モバイルアプリ、ロボット、ルーターなど、JavaScriptコミュニティのニーズに応えるオープンソースコードのパッケージを集めた公開コレクション。世界最大級の開発者エコシステムを支えているそう。そしてちょうど昨日、npmに変なバグあったようで、ライブラリが破損し大変なことになっているようです。ニュースにもなっていました。

オンチェーン

簡単にいえば、「ブロックチェーン上で行われる取引」のこと。つまり、取引は全てブロックチェーン上に記録されており、改ざんできず不可逆的なものになります。ちなみにオフチェーンはブロックチェーンの外で行われる取引を指します。

コンポーザビリティ

番組中、Aggreさんも「レゴブロックの様」と呼んだりされていましたが、様々なシステムをレゴのようにガッチャンコして組み立てることができる快適な状態のこと。

ガス代

イーサリアム・ブロックチェーン上での取引手数料のこと。燃料と呼ばれることもあります。ガス代は、ネットワーク上のマイナーと、処理能力を求めるユーザーとの間の需給バランスによって決定しているそうで、価格は変動します。ま、簡単にいうと取引の承認や記録を行うマイナーに対して支払う報酬となります。

Discord

グループチャットのソフト。誰でもサーバーを無料で立ち上げることができ、密なコミュニティを作ることができます。また、いろんなプログラミングを実装できるので、NFTやトークンなどを活用しながら、コミュニティ形成が可能。ま、いわばカジュアル版slackみたいなものですね。

アービトラム

近年高騰するイーサリアムのガス代問題を改善するため、米プリンストン大学の研究チームが主体となった企業Offchain Labsによって開発された、レイヤー2(後述)のプロジェクト。簡単に言うと、イーサリアム系の手数料が安い暗号通貨、と言った感じです。

レイヤー2

既存のブロックチェーンシステムの上に構築される二次的な暗号通貨をさします。実は、ビットコインやイーサリアムなど主要な暗号通貨は取引が集中すると結構速度が落ちたりするそうで。「こんなんじゃだめだ!もっと素早く簡単に取引できるものが欲しい!」ということでスタートしたものがレイヤー2になり、これらはオフチェーン(前述)で取引されるそうです。また、ガス代が安いものが多いのが特徴です。NFTでよく使われるPolygonなんかもレイヤー2の通貨になります。

Airdrop

暗号通貨のトークンやコインを(通常は大規模に)ユーザーに無料で配布すること。ギブアップと呼ばれることもあるそう。 ちなみにMacやiphoneなどappleのデバイス間で簡単にファイル取引できる仕組みもAirdropですが、ブロックチェーンでは意味が違うことに注意です。

Coinvise

コミュニティでソーシャルトークンが発行できるだけでなく、エアドロップやクエストなどが行えるツールを揃えたプラットフォーム。インドの会社が運営しています。

エルコ・フィオール

Tezos財団(後述)CFOや、多くの著名プロジェクトのコンサルタントを務めたことで知られている方になります。投資管理および投資信託における役員へのリスクガバナンスを提供する国際信託サービスパートナーシップのAlpha Governance Partnersを2015年に共同設立。2017年よりブロックチェーンガバナンスに携わっており、現在、バルセロナ大学にてブロックチェーン技術の修士号取得に向けて研究をしています。バーゼル大学にて経済学の博士号を取得。ローザンヌ大学とヌーシャテル大学にて財務倫理学の兼任教授をしている。

Tezos

2014年に始まり、2017年7月にICO(新規通貨公開)を行った仮想通貨。略号はXTZ。ビットコインやイーサリアムの弱点をカバーすることを目的として公開されたものだそうです。

UniSwap

Ethereumのブロックチェーン上に存在する取引所で、通貨の自動取引が行われています。運営会社などが介在せず、投資家同士で取引を直接やり取りする分散型の取引所になります。

Defi

分散型金融(Decentralized Finance)の略で、暗号通貨で使用されている分散型台帳をベースにした新しい金融技術です。中央管理者のいない金融仲介アプリケーションで、銀行などを介さない金融取引が可能になります。

DAO

Decentralized Autonomous Organizationの略で、自律分散型組織のこと。選出されたメンバーによって作成された一連のルールによって統治され、仲介者を必要とせずに特定の行動を自動的に実行する、オープンソースのブロックチェーンプロトコルとも言えるそうです。

年賀状NFTをお送りしました。

年末までにイーサリアムアドレスを番組宛にお送りいただいたみなさまには、番組オリジナルの年賀状NFTをお送りしました。下記「お送りした番組オリジナルNFTの確認方法」を参考にしてぜひ確認してみてください。

おたよりを募集しています

番組では、リスナーの皆様からお便りを募集しています。番組に対する意見はもちろん、Joiさんへの質問があればぜひ投函ください。番組に貢献してくださったリスナーには番組オリジナルのNFTをプレゼントしています。メッセージはこちらよりお寄せください。

番組コミュニティ醸成実験を行っています

番組では、リスナーの方々とコミュニティを作る実験をしています。この実験に参加をご希望の方はこちらから参加メンバーの登録をお願いします。メンバーのダイバーシティを考慮しながら、徐々にメンバーを拡大していく予定です。参加時期がきましたら、スタッフから個別に連絡をさせていただきます。興味のある方、まずは登録だけでもしてみてはいかがでしょうか。

ETHアドレスの取得方法

ETH取得には、ウォレット(お財布)をインストールする必要があります。このウォレットはブラウザに拡張機能として導入したり、スマホにインストールすることで、仮想通貨やNFTの管理や送金、受け取りなどが可能になります。

代表的なウォレットはmetamaskと呼ばれるもので、使用料は無料です。もちろんこれ以外のウォレットを使用する場合も、もちろんOKです。

ここではmetamaskを例に登録方法を説明します。

1)まずは、metamaskにアクセスしてみましょう。

https://metamask.io/

2)サイト内に記載してあるdownloadをクリックし、インストールします。

downloadボタンをクリックした後は、インストール先を選択します。ios、andoroidへのインストールのほか、google chromeに拡張機能として導入することも可能です。

任意のInstallボタンを押して、必要事項を記入しインストールを進めてください。

また、登録の段階でパスワードとシークレットリカバリーフレーズをきちんとメモするのをお忘れなく!!

3)パブリックアドレスを確認

インストールが無事済むと、アカウントのホーム画面が表示されます。

Chrome拡張機能版の表示内容

スマートフォン版アプリの表示内容

赤枠で囲まれた暗号のような数字とアルファベットをクリックしてください。この暗号みたいなものが、あなたのパブリックアドレスとなります。銀行預金でいうところの、預金番号のようなものですね。

4)パブリックアドレスをコピーし、メールフォームにペーストしてください

ウォレットを登録したら、ETH アドレスをコピーし、メールフォームにペーストしたら完了です。

お送りした番組オリジナルNFTの確認方法

walletは、日本語にするとお財布なので、送られてきたNFTが見れる...、と思いきやそうではありません。NFTを見るには、OpenSeaなどのプラットフォームをwalletと連携させる必要があります。

ここではOpenSeaでwalletをリンクさせ、送られてきたNFTを確認する方法をお伝えいたします。

1)OpenSeaとWalletをリンクさせる

OpenSeaにアクセスいただき、一番右のお財布マークをクリック。 お使いのウォレットを選択し、同期させます。

2)コレクションを表示させる

お財布の隣にある丸いマークを押すことで、現在お持ちのNFTを確認することができます。

3)Hidden に入っているNFTをコレクションに移す

「Hidden」と記載された欄をクリックいただくと、送られてきたNFTが表示されます。ここで、3つ点が表示されているエリアをクリック。すると、Unhideという項目がでてくるので、これを選択してください。

imagenft.jpg