私の師であり友人でもある藤幡先生と会話する時間は本当に楽しくて、ワクワクしてしまいます。
藤幡先生は、常にインターネットの可能性について考えるきっかけを与えてくれる素晴らしいアーティストだと思います。メディアアーティストは、新しいメディアをツールとして使うだけではありません。新しいメディアをツールとして、それを伸ばしたり、壊したり、曲げたりして、アートの道具そのものを芸術に変えてしまいます。そうすることで、新しいメディアやテクノロジーが、アートや社会にとってどのような意味を持つのかを想像することが可能となるのです。
NFTやブロックチェーンは華々しく登場しましたが、まだまだ多くの人々はその影響を十分に理解したり、単にJPEGを売るだけではない用途を考えるのに苦労しています。藤幡先生は、私たちが未来を想像する手助けをしてくれるように思います。
こうして藤幡先生と対談できたことを本当に喜ばしく思います。
- Joi
「NFTアートって、こうでなくっちゃ!」を考える
ここからは番組スタッフのシナダがお伝えして参ります。
今週は、メディアアーティストの藤幡正樹さんをお迎えして、NFTアートの未来についてトークを展開しました。
藤幡さんは昨年、自身初となるNFTコレクション「Brave New Commons」を発表。1000件を超える購入申し込みがあり、大盛況のうちに販売を終えています。
藤幡さんの作品、本当に面白くて、大爆笑で見ていました。クスクス笑えるアート作品っていいですよね。社会の矛盾とか、問題定義とか、本質とかを全部突いてくる藤幡さんって本当にカッコいい!お話を伺っていると、NFTアートのあるべき姿を真剣に考えているのがすごく分かりました。
JoiさんもNFTアートを一過性のものとして終わらせたくない!という思いが強いよう。だからか、最近Joiさんと藤幡さんはとっても楽しそうで、なにやら色々と企んでいるみたいです。また近いうちに面白いプロジェクトが発表されるのでは?とシナダはみています。詳細が分かりましたら改めてお知らせしますね。
それでは、根強い人気のこのコーナーにまいりましょう。
変革の道への基礎知識!
マクルーハン
Herbert Marshall McLuhan(1911年7月21日 - 1980年12月31日)は、カナダの英文学者。メディア論が有名ですね。Medium is Message(後述)という言葉を残しています。ちなみに、ウッディ・アレンの映画「アニーホール」にちょい役で出てきています。
Medium is Message
マクルーハンが著書「メディア論:人間の拡張の諸相(Understanding Media: the Extensions of Man)」の中で述べた言葉で、媒体そのものにメッセージがある、という意味になるそうです。
Brave New Commons
藤幡さんによる初のNFTコレクションになります。なんとも面白くて、天才的!しかも、価格設定も独特で、完全にNFTを面白がっている感じがとってもユニーク!最初にこのコレクションを見た時は、かなり衝撃を受けました。
3331
旧千代田区立練成中学校をリノベした建物に展示スペースやコミュニティスペースなどがひしめく総合アートセンターです。
OpenSea
最大手のNFTマーケットプレイスのこと。ただ、最近ではウォレットに入っているNFTをネット上で表示させることができるため、持っているNFTを自慢するプラットフォームとしても機能しているようです。ちなみに当番組ののOpenSeaは、こちら。
Beeple
昨年3月にクリスティーズのオークションで、出品したNFTアートが6930万ドル(約75億円)で落札されたアーティスト。本名はMike Winkelmannという1981年生まれのグラフィックアーティスト。ビデオグラファーとしても知られ、2017年には日本にも来日しているようです。
Discord
グループチャットのソフト。誰でもサーバーを無料で立ち上げることができ、密なコミュニティを作ることができます。また、いろんなプログラミングを実装できるので、NFTやトークンなどを活用しながら、コミュニティ形成が可能。ま、いわばカジュアル版slackみたいなものですね。
村井さん
第3回目の配信と4回目の配信でご出演いただいた村井純先生のこと。デジタル政策担当の内閣官房参与であり、デジタル庁顧問、そして慶應義塾大学教授を務めていらっしゃいます。
WIDE
1985年に慶応大学・東京大学・東京工業大学の大学間でデータ網を構築したことがきっかけとなって結成された、インターネットに関する研究・運用プロジェクト。インターネットに関係する技術の開発や人材の育成などを行なってきたそうです。
アルスエレクトロニカ
1979年にオーストリア、リンツで設立された団体で、世界中のアーティスト、科学者、技術者、デザイナー、開発者、起業家、活動家などと共にデジタル革命についての分析や助言などをおこなっているそうです。新しいテクノロジーが私たちの生活や仕事をどう変えていくのか?を中心に考えているそう。同年には、芸術家や科学者などが集うスエレクトロニカフェスティバルを開催しているそう。
ナム・ジュンパイク
韓国生まれのアメリカ合衆国の現代アーティスト。世界で初めてビデオを使った芸術作品を手がけたことでも知られ、「ビデオアートの父」とも呼ばれています。
ビットコインのATM
アメリカや南米なんかでは結構存在しているようですね。いやはやすごい時代です。
おたよりを募集しています
番組では、リスナーの皆様からお便りを募集しています。番組に対する意見はもちろん、Joiさんへの質問があればぜひ投函ください。番組に貢献してくださったリスナーには番組オリジナルのNFTをプレゼントしています。メッセージはこちらよりお寄せください。
技術者を探しています。
今回ご出演いただいた藤幡正樹さんのプロジェクトに参加いただける技術者を探しています。今回の配信を聞いて、面白そうだな、やってみたいなと思った方は、こちらまでご応募ください、文中に「#技術者募集」と記載いただけるとありがたいです。
アーティストを探しています。
番組では、なんらかの形でNFTアートを絡めた実験を行おうと企んでいます。「せっかくやるんだから、カッコいいものにしたい!」ということで一緒に作品作りにご協力いただけるアーティスト(絵画、イラストレーション、デザイン等)を探しております。「我こそは!」という方がいらっしゃいましたら、ポートフォリオを、こちらまでお送りいただけないでしょうか?文中に「#ポートフォリオ送付」と記載いただけるとありがたいです。
女性の社会進出についてどう思いますか?
番組では、近日中に「女性の社会進出」をテーマにする回を予定しています。ゲストは、女性向けキャリア支援を手掛けるSHE株式会社の福田恵里さん! このインタビュー収録に際してみなさまからメッセージを募集したいと思います。女性の社会進出はここ数年で変わったのでしょうか?今後はどうなっていくと思いますか?番組をお聴きのみなさまのご意見や、福田さんへの質問などがあれば[こちら]まで、ぜひお寄せください。(https://airtable.com/shrKKky5KwIGBoEP0)「#女性の社会進出に関して」と記載いただいた上で投稿いただければ、ありがたいです。「これは!」というメッセージや質問はインタビュー収録時に採用させていただく可能性がございます。
コミュニティ醸成実験の概要
これまで番組やこのブログなどで小出しにお伝えしてきたコミュニティ醸成実験。ようやくその中身をお伝えできるようになりました。番組という枠を飛び出して、リスナーの方々同士が交流できる場となっています。私シナダももちろん参加しております。詳しくは、こちらをご覧ください。
結構いろんな方が参加されていて、あんな方やこんな方もコミュニティにいらっしゃって、濃ーーい会話が展開されています。
この実験に参加をご希望の方はこちらから参加メンバーの登録をお願いします。メンバーのダイバーシティを考慮しながら、徐々にメンバーを拡大していく予定です。参加時期がきましたら、スタッフから個別に連絡をさせていただきます。興味のある方、まずは登録だけでもしてみてはいかがでしょうか。
ETHアドレスの取得方法
ETH取得には、ウォレット(お財布)をインストールする必要があります。このウォレットはブラウザに拡張機能として導入したり、スマホにインストールすることで、仮想通貨やNFTの管理や送金、受け取りなどが可能になります。
代表的なウォレットはmetamaskと呼ばれるもので、使用料は無料です。もちろんこれ以外のウォレットを使用する場合も、もちろんOKです。
ここではmetamaskを例に登録方法を説明します。
1)まずは、metamaskにアクセスしてみましょう。
https://metamask.io/
2)サイト内に記載してあるdownloadをクリックし、インストールします。
downloadボタンをクリックした後は、インストール先を選択します。ios、andoroidへのインストールのほか、google chromeに拡張機能として導入することも可能です。
任意のInstallボタンを押して、必要事項を記入しインストールを進めてください。
また、登録の段階でパスワードとシークレットリカバリーフレーズをきちんとメモするのをお忘れなく!!
3)パブリックアドレスを確認
インストールが無事済むと、アカウントのホーム画面が表示されます。
赤枠で囲まれた暗号のような数字とアルファベットをクリックしてください。この暗号みたいなものが、あなたのパブリックアドレスとなります。銀行預金でいうところの、預金番号のようなものですね。
4)パブリックアドレスをコピーし、メールフォームにペーストしてください
ウォレットを登録したら、ETH アドレスをコピーし、メールフォームにペーストしたら完了です。
お送りした番組オリジナルNFTの確認方法
walletは、日本語にするとお財布なので、送られてきたNFTが見れる...、と思いきやそうではありません。NFTを見るには、OpenSeaなどのプラットフォームをwalletと連携させる必要があります。
ここではOpenSeaでwalletをリンクさせ、送られてきたNFTを確認する方法をお伝えいたします。
1)OpenSeaとWalletをリンクさせる
OpenSeaにアクセスいただき、一番右のお財布マークをクリック。 お使いのウォレットを選択し、同期させます。
2)コレクションを表示させる
お財布の隣にある丸いマークを押すことで、現在お持ちのNFTを確認することができます。
3)Hidden に入っているNFTをコレクションに移す
「Hidden」と記載された欄をクリックいただくと、送られてきたNFTが表示されます。ここで、3つ点が表示されているエリアをクリック。すると、Unhideという項目がでてくるので、これを選択してください。