茂木さんは昔からの友人で、話し出すと止まらなくなるほどの間柄です。ですが、今回はかなり久しぶりの再会となりました。ニューロダイバーシティを体現し、理解している彼との会話はタイムリーでとても楽しいものでした。
AIと神経科学は今、web3と並んで社会を変える重要なトピックとなりつつあるように思います。その両方の専門家である彼は、まさにうってつけの人物だと思います。
- Joi
定型にハマることの美しさと恐ろしさ
ここからは、制作スタッフのシナダがお届けして参ります。
さて、私のライフワークになろうとしているニューロダイバーシティに関する話題。番組で大きく取り上げるのは3回目となります。
茂木健一郎さんとインタビューしよう!という話になったときに、真っ先に思い浮かんだのがこのテーマによるものでした。一体脳の中や外で何が起きているのか?茂木さんに聞いてみたいと思ったのです。
一方の茂木さんも普段からこの番組を聞いていただいているようで、web3に関する質問がたくさんあったよう。
インタビューでは、脳の多様性 X web3というなんともユニークな内容となりました。お二人の話は行ったり来たりしながらどんどんと深い世界に入っていくのが特徴的でしたが、全部聴いてみて思ったのは「定型にハマることを美とする時代は終わり。そこにハマることにばかり執着していると、きっとネガティブな結果になる」ということかと。
今は多様性な時代が始まろうとしているのですから、ぎゅーーーっと押し込めるような教育は合ってないのかもなと思ったりしました。
お二人のスーパーインテリジェントな会話、是非お楽しみいただければと思います。
それでは今週もこのコーナーに参りましょう。
変革の道への基礎知識
今回の基礎知識は、今週から新たに制作スタッフに加わったLuluが中心となってまとめました。
ディスラプション
一般的に、分裂や混乱を意味します。podcast中では破壊的イノベーションとも言い換えられていました。
アラブ・スプリング(アラブの春)
2010年末から2011年頃にかけて北アフリカ、中東諸国で起こった反政府デモによる民主化運動です。急激な政治体制の変化による治安の悪化などの副作用もあるようです。ちなみに、アラブの春というネーミングは1968年に起こった「プラハの春」にちなんで名付けられたそう。
ポンジ・スキーム(Ponzi scheme)
投資詐欺の一種です。出資したお金を運用し、利益を配当すると言いつつも運用しないで他の出資者のお金を配当として渡す詐欺です。最近では暗号通貨関連でも被害が増えているようです。
ピラミッド・スキーム(Pyramid scheme)
ねずみ講とも呼ばれる詐欺の一種です。簡単にお金が手に入る話を広げて勧誘し、騙す方法です。組織の一番上に立つもののみが恩恵を受けられることからピラミッド・スキームと呼ばれるようです。
ミネルヴァのフクロウ
ギリシャ神話で知恵をつかさどる神のミネルヴァの使いがフクロウでした。フクロウは夜行性なので、一日の終わりを一時代の終わりと表現することでその時代の意味を俯瞰するものとして比喩されていたようです。
DBA
経営学博士課程、Doctor of Business Administrationの略です。一般的に博士課程は取得後学術界に進む人が多いですが、この博士号を取得した人は学術会に限らず、幅広いキャリア築くために取得する人が多いようです。
ロックドイン・シンドローム
意識はあるが、体が動かせない状態のこと。
キース・ジャレット(Keith Jarrett)
有名なジャズやクラッシック音楽のピアニストです。podcast中ではキース・ジャレットの名盤の中でも、コンディションの悪い中1975年に開催されたことで有名な「ザ・ケルンコンサート」について言及されていましたね。こちらに当時の状況が詳しくレポートされていました。
スノウ・クラッシュ
作家のニール・スティーブンソンが1992年に発表したSF小説で、この小説の中で初めてメタバースという言葉が使われたと言われています。スティーブンソンによれば、メタバースとは、現実世界と並行して存在する、すべてを包含するデジタル世界なんだそうな。メタバースは、拡張現実、仮想現実、ビデオゲームなどの技術を使って作られるもの。現在メタバースの開発に取り組んでいる企業としてば、Epic Games、Microsoft、Metaなどなど。メタバースに対する考え方も、それぞれ異り、Epicはコンサートを見る場所と考えて、Metaは友人と遊べる場であると考えているようです。
コリイ・ドクトロイ(Cory Doctorow)
カナダのSF作家であり、ジャーナリストであり、アクティビストでもある方で、「Walkaway」など、多数の作品を執筆しているようです。
グレゴリー・ベイトソン(Gregory Bateson)
アメリカの文化人類学者です。「情報」を「difference that makes difference」と定義したことでも有名です。これは、情報システム上で、フィードバックが何度も行われるうちに「違い」がどんどん新たな差異を生み続け、最終的には個性や特性を生む、という言葉だそうで、つまり「違いということそのものが情報なのだ」ということなんだそうです。
テネシー大学の研究
テネシー大学のプリスクールに行った子供とそうでない子供の成績との関連性がないことを示す論文に関する記事です。
GNH
国民総幸福量(Gross National Happiness)の略です。幸せの国ブータンではGDPよりも重要だと考える人もいるそうです。
アニマルスピリッツ
経済学者のケインズが1936年、「雇用・利子および貨幣の一般論」の中で使用した、合理的に決定されることの多い経済活動において、非合理的な意思決定をすることを示すようです。
数学の解き方の話
Joiさんがインタビュー中に言及していた、一晩寝ている間に脳みそが効率的な方法を探ったり、別のやり方を探ったりするグループが出る、という論文はこちらの「To sleep, perchance to gain creative insight?」になります。
Indistinguishability
見分けがつかないこと、という意味を持つ英単語。長らく療育の世界では「いかに定型児と見分けがつかないようになるまで成長させるか」というのがテーマになってきたそうです。しかし、昨今そういった療育を受けてきた子どもたちが大人になって「当時のあの療育は本当に嫌だった」と発言をする人が増えてきたんだとか。まあ、そりゃそうですよね。無理して「普通になれ」なんて、そりゃ負荷がかかるのは当然なこと。もちろんルールを守ることは大前提ではありますが、その範囲の中であれば「変わってる」というのはむしろ尊重されるべきものだと思います。ま、そうは言っても「変わってる人」を目の前にすると面食らいますけどね。人間だから...。でも、多様性を重んじる社会が今後求められているのであれば「あいつ、ちょっと変だから」という理由だけで排除するのもおかしな話ですし、「この子は変だから普通なフリをしてほしい」と親の願いを押し付けるのも違うはず。私たち全員が意識の変革を起こすことが求められているように思います。
Joiさんの特製ドリンク
おたよりのコーナーでJoiさんが言及していた特製ドリンク。Joiさんのトレーナー松田 干城さんのHPに大体のレシピが掲載されていました。ちなみにJoiさんが言っていたミネラルのサプリはこちらのDrink LMNT, INCで、アミノ酸は、Thorne Research。あと睡眠アプリは、Whoopというものだそうです。ちなみに、Whoopは日本ではnot available。ですが、代わりにOuraなんかもオススメ、とのことでした。
松田 干城さん
ボストンを拠点に活動するプロ格闘家であり、Joiさんのトレーナー。日本人バイオハッカーの第一人者として知られていて、HENKAKU COMMUNITYにもファン多し。ポッドキャストもやられていて、今回のドリンクに関する回もあったようです。
イケてる求人リストをつくりました
番組にご出演いただいた方々と聞いている方々を結ぶプラットフォームとして、ジョブマーケットを作ってみました。今、実は仕事を探している、なんてあなた!ぜひこちらを確認してみてください。ぴったりの仕事がみつかるかもしれませんよ。
兄弟番組がBS放送で放送中です
Joiさんがナビゲーターを務めるテレビ番組が放送中です。その名も「Earthshot 世界を変えるテクノロジー」。毎週月曜日の夜10時30分からBSテレビ東京で放送となります。毎週月曜日にポッドキャストを聴いた後は、テレビをチェックを習慣づけましょう。
NFT会員証が新しくなりました。
番組に貢献してくださったリスナーの方々や、出演者、そしてコミュニティメンバーにお渡ししているNFT会員証が新しくなりました。番組コンテンツを「ちゃんと聞いた人」にHENKAKUトークンをプレゼントしています。どうやって「ちゃんと聞いた」かどうかを判断するのかって?詳しくは番組をお聴きください。
今週のシークレットキーワードの申請先
もう今週のシークレットキーワードはゲットしましたでしょうか?申請先は、HENKAKU COMMUNITYのこちらのQuestサイトになります。新バージョンのNFT会員証をゲットした皆さん、頑張って聴いて、HENKAKUを稼ぎましょう。ちなみに!シークレットキーワードを申請できるのは新バージョンを持っている人のみとなります。まだお持ちでない方は、頑張ってコミュニティに入るか、おたよりを採用されるまで送り続けましょう。
おたよりを募集しています
番組では、リスナーの皆様からお便りを募集しています。番組に対する意見はもちろん、Joiさんへの質問があればぜひ投函ください。来週の番組から、採用されたお便りをお寄せいただいた方にはオリジナルのNFTの会員証の取得方法をお送りしています。メッセージはこちらよりお寄せください。また、お便りが採用されると500HENKAKUがもらえます。ぜひお便りをどんどんお寄せくださいね。 会員証発行にはイーサリアムアドレスが必要になります。会員証をご希望の方はお便りをお寄せになる際に明記するようにしてくださいね。
コミュニティ醸成実験の概要
番組という枠を飛び出して、リスナーの方々同士が交流できるコミュニティを醸成する実験を行っています。私シナダももちろん参加しております。詳しくは、こちらをご覧ください。
結構いろんな方が参加されていて、あんな方やこんな方もコミュニティにいらっしゃって、濃ーーい会話が展開されています。
この実験に参加をご希望の方はこちらから参加メンバーの登録をお願いします。メンバーのダイバーシティを考慮しながら、徐々にメンバーを拡大していく予定です。参加時期がきましたら、スタッフから個別に連絡をさせていただきます。興味のある方、まずは登録だけでもしてみてはいかがでしょうか。
ETHアドレスの取得方法
ETH取得には、ウォレット(お財布)をインストールする必要があります。このウォレットはブラウザに拡張機能として導入したり、スマホにインストールすることで、仮想通貨やNFTの管理や送金、受け取りなどが可能になります。
代表的なウォレットはmetamaskと呼ばれるもので、使用料は無料です。もちろんこれ以外のウォレットを使用する場合も、もちろんOKです。
ここではmetamaskを例に登録方法を説明します。
1)まずは、metamaskにアクセスしてみましょう。
https://metamask.io/
2)サイト内に記載してあるdownloadをクリックし、インストールします。
downloadボタンをクリックした後は、インストール先を選択します。ios、andoroidへのインストールのほか、google chromeに拡張機能として導入することも可能です。
任意のInstallボタンを押して、必要事項を記入しインストールを進めてください。
また、登録の段階でパスワードとシークレットリカバリーフレーズをきちんとメモするのをお忘れなく!!
3)パブリックアドレスを確認
インストールが無事済むと、アカウントのホーム画面が表示されます。
赤枠で囲まれた暗号のような数字とアルファベットをクリックしてください。この暗号みたいなものが、あなたのパブリックアドレスとなります。銀行預金でいうところの、預金番号のようなものですね。
4)パブリックアドレスをコピーし、メールフォームにペーストしてください
ウォレットを登録したら、ETH アドレスをコピーし、メールフォームにペーストしたら完了です。
イーサリアムアドレスを扱う際の注意点
詐欺には気をつけましょう。怪しいリンクや、知らない人からのリンクはクリックしないでください。セキュリティの観点から、詐欺のリンクをクリックしたり、ウォレットを悪意のあるサイトに同期させたりすると、悪意のある人にトークンやNFT、またはアカウントそのものを盗まれる可能性があります。
お送りした番組オリジナルNFTの確認方法
walletは、日本語にするとお財布なので、送られてきたNFTが見れる...、と思いきやそうではありません。NFTを見るには、OpenSeaなどのプラットフォームをwalletと連携させる必要があります。
ここではOpenSeaでwalletをリンクさせ、送られてきたNFTを確認する方法をお伝えいたします。
1)OpenSeaとWalletをリンクさせる
OpenSeaにアクセスいただき、一番右のお財布マークをクリック。 お使いのウォレットを選択し、同期させます。
2)コレクションを表示させる
お財布の隣にある丸いマークを押すことで、現在お持ちのNFTを確認することができます。
3)Hidden に入っているNFTをコレクションに移す
「Hidden」と記載された欄をクリックいただくと、送られてきたNFTが表示されます。ここで、3つ点が表示されているエリアをクリック。すると、Unhideという項目がでてくるので、これを選択してください。
デジタルガレージ/次世代戦略事業とweb3のコア人材を探しています
Joiさんが取締役を務めるデジタルガレージでは、web3時代を牽引する新しい人材を募集しています。ここ最近ではChief ArchitectにJoiさんが就任するなど、web3周りでなにやら動きがある様子。新しいことに挑戦したい方、こちらから問い合わせしてみてはいかがでしょうか。