現代を代表する茶人のお一人、千宗屋さん。宗屋さんにはこれまで何度かお会いする機会がありましたが、一対一でお話させていただくのは今回が初めてでした。これまで宗屋さんの著書を読ませていただいていたので、いろいろ質問をさせていただくのを楽しみにしていました。実際の対話は想像以上に面白く、とても勉強になりました。皆様にもぜひ楽しんでいただければと思います。

- Joi

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やらせとかじゃないです。本当のサプライズ

ここからはシナダがお届けしてまいります。 いやー、今回のポッドキャストはいかがでしたでしょうか。Joiさんがめちゃめちゃ焦っていたの、わかりましたよね? 今回本当に番組制作スタッフも宗屋さんがサプライズでお茶を点ててくださるなんて全く想像しておらず。突然始まった茶会に、収録現場はものすごい焦りとワクワクと緊張感で包まれておりました。 いやしかし、そんなサプライズとか可能なの?と思われてるかもしれませんので、収録当日の様子をお伝えいたします。 収録当日、Joiさんは午前中に千葉工大で用事を終え、車でクリプトバーまで移動していました。首都高はものすごい渋滞で、Joiさんはギリギリの到着になるかもしれないと少し焦っていました。 そして収録当日の20分ほど前のこと。予定していた時刻より少し早めにいらっしゃった宗屋さん。手には紙袋が。ご挨拶などを済ませた後は、「キッチンをお借りしていいですか」「お湯をお借りしていいですか」と、なにやらごそごそと用意を始めたのです。我々スタッフは宗屋さんの指示に従うばかり。 スタッフの中では「え、もしかしてお茶を点ててくださるのかしら!!!」と期待が膨らみます。「宗屋さん、これは!?」とお話ししてもにんまりされるだけ...。 そして、Joiさんは本当に時間ギリギリに収録場所であるクリプトバーに到着。ギリギリの到着でそもそもドキドキしていたJoiさん、到着後、挨拶を済ませて席についた直後、テーブルにお茶菓子があるのに気がつきます。Joiさんのあの大きな目が3倍ぐらいに開いた気がしました。「え、これは...」 そこから、あれよあれよという間に宗屋さんのお茶会がスタート。なんとも楽しいお茶会でありました。是非是非今回の配信、楽しんでいただけると嬉しいです。

今回のエピソードを理解するための7つのキーワード

松華堂

文政6年創業の愛知県半田市にある和菓子屋さん。今回宗屋さんがお持ちいただいたお菓子は、枯露柿というもの。羽二重餅にもろこし粉を混ぜてあり、柿の形になっています。 一つ私もいただいたんですが、本当に美味しかった...。

文化庁文化交流使

芸術家や文化人などを世界に派遣し日本文化を伝える、文化庁が推進していた事業。宗屋さんは2008年に行かれたそうですね。残念ながらこのプロジェクトは令和3年度で終了となったようです。

赤木明登さん

石川県輪島で漆の作品を作られている作家さん。もう、なんというか素敵です...

抹茶を入れる容器のこと。

仕覆

茶道具類を入れる袋のこと。宗屋さんの仕覆、とっても素敵でした。収録後ものすごい近くでじろじろ観察してしまいました。ため息がでるほど美しかった。。。

JURGEN LEHL

日本で活躍したテキスタイルデザイナー/ファッションデザイナー。1974年に立ち上げたブランドJURGEN LEHLは現在も多くの人に愛されています。残念ながら2014年、不慮の事故でお亡くなりになられています。

唐津

佐賀県唐津市で作られる陶器で、国の伝統工芸品なんだそうです。

長谷川一望斎

名古屋の銀細工の名工。初代である青龍斎は尾張徳川家のお抱え金工師として仕えていた由緒正しい家系なんだそう。

立花大亀

大徳寺の管長代務などを務めた人物で、松下幸之助と長く交流を保った臨済宗の僧侶。仏教が大好きだった宗屋少年にとってはスーパーヒーロー的存在だったとか。

大徳寺

茶の湯の創始者とされる村田珠光が茶を道として修道するようになった場所。このため茶道ととてもゆかりがあるお寺なんだとか。茶道は大徳寺を中心に栄えたんだそうです。 大徳寺って中にめちゃくちゃ小さいお寺が詰まってますよね。ちっちゃい寺がなんだか一杯あるお寺というイメージしかなかったのですが、そうか...。そんな場所だったのか...。

お道具屋さんの戸田さん

はい、前回、前前回に登場した谷松屋戸田商店の戸田貴士さんのことですね。

眼の力

雑誌"和樂"2001年10月号より2003年9月号に掲載されたものがまとめられた本。戸田貴士さんのお父さまである戸田博さんとお祖父様の戸田鍾之助さんの対談形式で茶道具が語られています。すごく面白い話がいっぱい詰まっています。

今回宗屋さんが持ってこられたお道具をご紹介

はいそして、ここからは完全に個人的な企画! 宗屋さんがお持ちになったお道具の数々がめちゃめちゃ素敵でため息が出るほどだったので、こちらに掲載しようかと思います。もう、なんというか素敵なものばかりすぎて!

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宗屋さんの茶箱。ほら、こんなにコンパクトなんです。

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茶筅は茶箱には入っておらず、別の仕覆に収まっています。

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袋の中からは、コンパクトな茶箱が。右に刺してあるのは茶杓。

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茶箱は、能登の赤木明登さんの作品ですね

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銀色のものは建水。長谷川一望斎さんの作品です。

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建水の中には、お茶碗が。そしてお茶碗の中にも巾着が入ってる!!マトリョーシカみたい

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棗が入っています。

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ピンボケなのが残念ですが、棗が顔を出しました。

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そして茶巾鋏も。長谷川一望斎さんの作品です。

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そしてこちらが、松華堂の枯露柿。

今週のおさらいクイズの申請先

「おさらいクイズ」の申請先は以下の通りとなります。

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ヒント:大文字半角英数字で入力ください。

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