数寄の世界と趣味の世界の関係性や違いについて考えることが、最近とても多い。 その接点に位置するのがまさに『目の眼』だ。 そして今回は、私が最近ますます没入している"無知の数寄"の世界をともに語り合った『目の眼』の井藤さんとの対談。
- Joi
番組は各種ポッドキャストプラットフォームからお聞きいただけます
本エピソードは目の眼のウェブサイトで「見る」ことができます!
雑誌「目の眼」の特集 今週は特別企画!雑誌「目の眼」との連動企画となります。今回取材いただいた内容は雑誌でもご覧いただけます。
ウェブサイトでも特集が! Joiさんの楽しそうな顔を見てください!!
オンラインサブスクもおすすめです!申し込みはこちらのリンクから
今回のPodcastの理解度をより深めるための12のキーワード
雑誌「目の眼」
骨董・古美術の"鑑賞眼"を磨くことを目的とした月刊の専門誌です。1977年の創刊以来、読者が「美をどう見るか」「何を感じ取るか」という視点を育てることを軸に編集されてきました。
長らく里文出版が刊行していましたが、2013年4月号より発行元が株式会社目の眼へと引き継がれ、現在は番組にもご出演いただいている井藤さんが運営を担っています。専門誌としての芯を保ちながらも、現代的な編集方針へと進化を続けています。
同じく2013年には、白洲信哉氏を新編集長に迎え、大幅なリニューアルが行われました。白洲氏は、コレクターを"モノの一時預かり人"と捉え、古今東西・ジャンルを超えて「現代性」をもって美を見つめる姿勢を提案。従来の"骨董の世界だけに閉じた視野"から脱却し、読者の鑑賞眼をより深く広げる誌面を目指しました。白洲氏の退任後も誌面の刷新は続いています。
井藤丈英編集長(いとう たけひで)
雑誌「目の眼」の編集長。古美術・骨董の世界で豊富な知識を持ち、伝統文化を現代に伝える編集者として活動。自身を「完全に文系のアナログ」と話してらっしゃいますけどね。実は面白い過去を持つ方でもあります。 私はこの動画で井藤さんの凄さに圧倒されました。いや、まじですごいんで。なんならJoi Ito's Podcastのお茶特集はほぼ井藤編集長が調べ上げた情報を拝借してるだけにすぎません。いやーすごい。
戸田商店(谷松屋戸田商店)
江戸時代より続く、大阪・伏見町の道具商で、Joiさんもお付き合いをされています。はい、14代目当主の戸田貴士さんには、番組にも出ていただきましたよね。
ライフロング・キンダーガーテン
MITメディアラボの教授で、プログラミング言語「Scratch」の開発者ミッチェル・レズニックが提唱する概念で、「生涯幼稚園」を意味するもの。幼稚園で行われるような、創造的で遊び心のある学びを、子ども時代だけでなく大人になっても続けることの重要性を説く。
4つのP
ライフロングキンダーガーテンが提唱する創造的学習の4原則。Projects(プロジェクト):プロジェクト型で学ぶ、Peers(ピア):仲間と協力して学ぶ、Passion(パッション):情熱を持って学ぶ、Play(プレイ):遊びながら学ぶ。この4つの要素が揃うことで、最も効果的で創造的な学びが実現するとされます。
Interest Driven Learning
「興味駆動型学習」。自分の興味・関心に基づいて学ぶアプローチ。教師や教科書が決めたカリキュラムではなく、学習者自身が「知りたい」「やりたい」と思うことを追求することで、より深く、持続的な学びが可能になるという考え方。これってJoiさんの学びのスタイルそのもの!従来の詰め込み型教育への批判的視点から生まれた教育アプローチで、近年注目されています。
水屋
茶道において、茶道具の洗浄や準備を行うための作業空間を指すそうです。同時に、その場所で行われる茶道具の管理や準備などの作業自体、またはそれらの作業を担当する人を指す言葉としても使われます。
大徳寺
茶の湯の創始者とされる村田珠光が茶を道として修道するようになった場所。このため茶道ととてもゆかりがあるお寺なんだとか。茶道は大徳寺を中心に栄えたんだそうです。 大徳寺って中にめちゃくちゃ小さいお寺が詰まってます。私の中ではお寺のテーマパークと呼んでいます。
気づきの原則
ダライ・ラマの教えを学ぶチベット仏教の僧侶テンジン・プリヤダルシと共同で行われる授業で、千葉工大で提供されています。西田幾多郎などの日本の哲学や禅、瞑想を通じて「気づき(awareness)」を深める内容になってます。
西田幾多郎
日本の哲学者。千葉工業大学の前身となる興亜工業大学の設立趣意書を作成したことでも知られています。西田は日常的な体験と坐禅の経験を融合させ、主観と客観が分かれる前の原始的な純粋経験という新しい視点を提供しています。はい、シナダも2年前に「気づきの原則」の授業をとっておりましたので、読みましたよ。善の研究を。めちゃめちゃむずかしかったです。青空文庫にありますので、是非読んでみてください。
沼津倶楽部
静岡県沼津市にあるリゾート施設。Joiさんが茶道を始めるきっかけとなった場所でもあります。
取り合わせ
茶道において、複数のお道具を組み合わせて一つの美的世界を作り上げること。茶碗、茶入、花入、掛物、茶杓などをどう組み合わせるかは、亭主の美意識とセンスが問われる重要な要素なんだそう。季節感、テーマ、客の好み、道具同士の時代や産地の調和などを考慮しながら、全体として統一のとれた空間を作るとか。
今週のおさらいクイズの申請先
「おさらいクイズ」の申請先は以下の通りとなります。
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