All Things Digitalに行ってから、僕はあることを考える機会があった。大きなメディア企業はWeb2.0に対してVCやスタートアップ企業なんかよりもずっと今のバブルを作り出すことに加担してるんじゃないかってこと。 前回のO'Reilly Web2.0 Expoに行って以来、今はバブル状態にあるんじゃないかって考えさせられることがあったんだけど、Dに行ってからは実際にはあまりバブルの状態じゃないことがわかったよ。それで、CBSとか、News Corp、Time、Viacomとかのメディア企業の重役達から聞いた話には、彼らはまだ買収に手をつけることをはじめたばかりだっていうんだ。彼らは毎週数億ドル規模の買収を予定してて、彼らの会話の中ではGoogleが購入した9億ドルのMyspaceの広告の事とか、News Corpの行った5億8千万ドルの買収が本当に安かったとかそういうことを話してるんだ。
John Markoffが僕に教えてくれたことにGoogleのIPOの時にAppleの株を買っていれば、Googleの株を買うよりも良かったっていうんだ。
大きなメディア企業の重役が話してることを見たり聞いたりしてると、彼らはショーをやってるんだってことがわかる。もしそうじゃなければシリコンバレーの投資家達に対してExitのシナリオを提供してるんだね。GoogleとかYahooの友達と話してると、大きなメディア企業は買収をする時にGoogleとかYahooが企業を査定する金額よりもずっと大きな金額で買収するみたいなんだ。
僕はこのトレンドについて話したりするけど、メディア企業同士の会話を聞いてるとこのトレンドは僕が思ってたよりも長い間続くんじゃないかっていう気になってくる。少なくとももっと大きなマーケットの大変動があるまではね。それはいいことだと思うけどね。;-)
2007/6/5 Joiの英語版ブログより
訳:Taiichi Fox