ゆうべのクリエイティブ・コモンズの記念日パーティーでアニルがrebecca's pocketのレベッカ・ブラッドを紹介してくれた。僕がウェブログを始めるときにも彼女のよいウェブログのための10のTipsを読んだものだ。ここに書いてあることはずっと僕のブログの指針になっている。もし「ウェブログを始めようと思っているけど、どういう風に書けばいいのかわからない」という人がいたら、これを読むことから始めてみるといいと思うよ。
Tip #3まずは自分の意図する読者層を決めること。友だち、仕事のお仲間、あるいは見知らぬ他人、顧客、さらにはお婆ちゃんに向けて書くのとでは、それぞれに当然書き方も変わってくるはずだから。
誰に向けて書くのかわかっていれば、それに適した文体で書けるようになるでしょう。
これが、簡単なようでいて難しい。意図していなかった人を刺激しちゃったり、文脈を逸脱しちゃったりというようなことはよくあることで、みんな一度は頭を悩ませる問題だ。
こういう問題については、最近ダナとよく議論している。社会学者アーヴィング・ゴッフマンの言ってることとも関連するんだけど、アイデンティティって実はひとつじゃなくて、対する人によって変化するものだよね。多面体であるアイデンティティをどう自己管理していくのか──難しいところだと思う。
訳注:レベッカ・ブラッドの著作については邦訳が出ています(『ウェブログ・ハンドブック—ブログの作成と運用に関する実践的なアドバイス』)。
2004年3月24日 12:11