長野県知事の田中康夫氏は、特に中央政府の住民基本台帳システムに重点をおいたネットワークのセキュリティ監査を行うよう指示を出した。僕はその監査結果について第三者的意見を求められていたんだけど、中央政府の基本台帳システムのセキュリティに関するパネルにも参加しているので、ちょっと問題になったみたいだ。中央政府はセキュリティ問題を否定しているので、日本に帰ったらこの問題に対処しないといけない。
セキュリティ監査はまだ進行中で、僕がやった「監査の監査」も、途中経過報告に基づくただの意見に過ぎない。東京に戻ったら両方のサイドに会って話をするつもりだし、最終的な監査結果が出た後で、中央政府側の意見も聞いた上で、もう一度意見書を書くことになると思う。