昔、インターネットはほぼ全体を理解できるほどシンプルでした。しかし今では、はるかに複雑になり、その一部分だけをフォーカスするようになってしまいました。インターネットの創設者たちが年を重ね引退していく中で、なぜ私たちが分散化と分散型ガバナンスにこれほど重点を置いたのかを理解する人はますます少なくなっています。web3にはそのビジョンがありますが、web3でさえもより中央集権的になってきています。村井純さんとのこの最終回では、分散化とオープンソースの重要性について語ります。

- Joi

番組は各種ポッドキャストプラットフォームからお聞きいただけます

インターネットの人たちの理念

インターネットというものを色んな障壁を乗り越えて獲得した村井さんのお話。AIについても楽観的なご意見をお持ちで新鮮でした。村井先生のおっしゃる通りに動いたか、そうじゃないか。。。数年後に答え合わせしたいと思います。

番組をもっと理解するための3つのキーワード

Tim

ティム・バーナーズ=リーのこと。ワールド・ワイド・ウェブ(WWW)の発明者として知られるイギリスの計算機科学者。HTML(ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ)、HTTP(ハイパーテキスト転送プロトコル)、URLの基本3技術を考案。オープン性を推し進めたウェブの生みの親。W3C(World Wide Web Consortium)の設立者でもあり、World Wide Web Foundationの創設者として、ウェブがすべての人にとって自由で開かれた空間であり続けることを目指している。村井先生はファーストネームで呼び合う仲なんですね。

one web

分断されず、誰もが自由にアクセス・参加できるオープンなウェブ空間を守るという思想のこと。ティム・バーナーズ=リーがWorld Wide Web Foundation設立時に掲げた「One Webの推進」という理念で、複数の小さなウェブに分断されるのではなく、ハイパーテキストリンクが潜在的に何でもリンクできる統一されたウェブこそが、はるかに興味深く価値のあるものだという考えに基づいている。

IETF

Internet Engineering Task Forceの略。1986年に創設された、インターネットの技術仕様や標準(プロトコルなど)を策定・維持している国際的なオープン標準化組織。TCP/IPをはじめとするインターネットプロトコルスイートの標準化を担当し、「インターネットをより良く機能させる」ことをミッションとしている。誰でもワーキンググループのメーリングリストに参加したり会議に登録したりすることで参加可能な開放的な組織で、インターネットソサエティの支援を受けて運営されている。ポッドキャストでは、インターネットのアーキテクチャーをポリシメーカー(政策立案者)にきちんと理解してもらう必要性について言及される文脈で登場します。

今週のおさらいクイズの申請先

「おさらいクイズ」の申請先は以下の通りとなります。

番組オリジナルNFTを無償で配布中!

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NFT受け取りのひみつの「あいことば」と書かれた部分に今日の問題に対する答えを記入してください。

ヒント:大文字半角英数字で入力ください。

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KAMONホルダーの方はHENKAKU COMMUNITYのこちらのQuestサイトから申請してください。正解した方には100HENKAKUをプレゼントします。こちらのサイトは新バージョンのポッドキャスト会員証を持っている人のみが対象となります。Kamonをゲットしたい方は、頑張ってコミュニティに入るか、おたよりを採用されるまで送り続けましょう。