2007年4月 Archives

Comme ça Ism
ちょっと前にChuoism(中央イズム)について記事を書いたんだ。僕の住んでいる近くにできた千葉ニュータウン中央は何にも無い場所にできたコミュニティー。この街は日本の消費者文化の考えかたから、「中央イズム」ってスローガンを掲げてる。僕はいつもこれを聞くたびにおかしな言葉だなって思う。

今日、家に帰るときに千葉ニュータウンで電車を降りて、ISMをハント(見つける)に行くことにしたよ。カメラでISMを探すんだ。Flickrにイズムハンティングした写真を何枚か載せておいたよ。

僕はイズムハンターだ!

2007/4/11 Joiの英語版ブログより
訳:Taiichi Fox
コメント:目の付け所がおもしろい。

最近、瞑想についての本を読んだり、考えたり、実践したりしてる。時間が空いてる時はいつも座って数時間の瞑想。今まで以上にひとりでいる孤独を楽しんでいるよ。今までひとりでいる事を楽しむなんて事はなかった。今までは他の人といることを楽しみとしていたし、他の人といることを自ら望んで必要としてたのも事実だよ。いままでいろんな人を見てきたけど、CEOになるタイプの人は特に他の人といることに時間を割いたり、コミュニティーの中にいることにエネルギーを注いでばかりいて、他の人と関わりを持たないことについてはできるだけ避けるようにしてるよね。僕の今まで持っていた寂しくならないようにっていう考え方もソーシャルソフトウェアとか、オンラインゲームに興味を持つ事を後押ししたと思う。

それで、僕の瞑想とか孤独感を楽しむ事がどのぐらい続くかは解らないんだけど、今現在の状況としては「孤独でいる問題」は問題じゃなくなってるよ。ホントの事をいうと、今は一人でいることが本当に幸せで完璧に楽しい。

それはどんな感じかって? たとえばあやつり人形がいたとすると、まるであやつってくれる人形師を失ってしまったような感覚?

ま、この感覚はちょっと違うとしても、僕の家がある千葉から東京への電車での1.5時間の移動が楽しく感じられるんだよね。
でもこのブログを書いてるって事はまだ社会とのつながりを持っていたいっていう興味は失せていないって事だね。 

2007/4/10 Joiの英語版ブログより
訳:Taiichi Fox
コメント:僕も瞑想やってみよ~。

Playing Wataridori
Mizukaと僕は僕のはとこの圭吾と彼のバンド(彼はコーネリアスとして知られてるんだ。)が渋谷で演奏するのを見に行った。この東京のショーはちょうど家族がみんな集まるから、小さかったMiloがどれぐらい成長してるかとか、おばが元気にしてるかなってのが解るいい機会だよ。

ショーはいつも通り素晴らしかった。彼の演奏した「Wataridori」の曲は僕が大好きな曲で、WiredのCDではCreative Commonsのライセンスで提供したものだよ。

ショーでは光を絞った写真とか写真を使ったアニメーションを使ったクールなビデオがたくさん使われていたよ。

彼がたくさん使ったのは古いエルビスのハワイでの映像なんだけど、エルビスの顔の部分がイソギンチャクの映像になってるたんだよね。これにはかなりウケた。
この映像の後にはテルミンを使った「My Way」の演奏が始まった。

このショーでは観客も一緒に参加できるような仕掛けがあって、彼が観客と一緒にグループ写真を撮ったりしたよ。観客がビデオに登場したりとかの仕掛けもあった。

僕は二階席から見てたんだけど、90ミリレンズを使ってたからステージの画像はあんまり良く写らなかったんだ。写真はFlickerに載せておいた。

2007/4/7 Joiの英語版ブログより
訳:Taiichi Fox

Leica M8 IR Madness
グレーと黒の色が
紫やマゼンタに変わっている。

Leica M8の問題についてのFlickrグループを始めたよ。

Leica M8のマッドネス(狂気)について

Leica M8のセンサーは赤外線について敏感すぎる。この問題は特定の黒色に反応して、マゼンタの色相に問題を及ぼす。特に黒い布に対しての反応が見受けられる。この色は赤外線の強い照射を浴びているものに問題がおきる傾向がある。

現在、この問題の解決として、ファームウェアのアップデートが確約されているのと、IR/UVフィルターがM8の購入者に対して発送されはじめている。

フィルターが届くまではこの問題を「機能」として扱って、Leica M8 Magentaを皆で大いに楽しまないかい?

2007/4/4 Joiの英語版ブログより
訳:Taiichi Fox

ICMからICANNに出されていた.xxxのsTLDの申請は9対5の反対多数で否決された。 Susan Crowfordがコメントを書いているんだけど、彼女がICMに.xxxを与えないという決議に反対の一票を投じた理由のコメントは僕の考え方と共感する部分がある。 僕は.xxxをICMに与えることに対しては賛成で、ICMに.xxxを与えないという決議に対しては反対だった。 ICANNはある特定のコンテンツが適当か適当ではないかを判断することに関わるべきではないと考えている。 ICANNがすべきことはあるTLDs(トップレベルドメイン)が世界の問題を解決するかしないかを優先に考えるべきだと思う。 ICANNのメンバーは申請書を読んで、その申請書がRFP(Request for Proposal:提案要請書)の基準に合致するかどうかを審査するように求められている。僕の見方はというと今回の申請書はRFPの基準に合っているし、.xxxのドメインを申請者に与えないのは間違っていると思う。 もしRFPが間違っていたのなら、これは次回に考えなくてはいけない問題で、今回の決定では考慮するべき問題ではないと思う。

その一方で、僕はICANNのボードメンバーである以上、ボードの決定を尊重するよ。 ICANNのメンバーはこの申請を何年も議論して来たわけだし、この議論を理解するのに多数の団体からの証拠が提出されたわけだからね。 今までこの問題を知らなかった人は今回の決議を見ただけで、これまでの議論を簡単に捕らえて理解して欲しくないな。そしてスーザンのコメントを良く読んでもらいたい。 この問題は私たちがポルノを肯定するとか否定するとかっていう問題じゃないんだ。これはICANNのプロセスの問題で、ICANNの果たす役割の問題なんだ。

2007/3/31 Joiの英語版ブログより
訳:Taiichi Fox

Swimp3
僕は水泳するのにSwiMP3っていうMP3プレーヤーをゲットして、今までに3回ぐらい使ったよ。でも最近はDolphin mp3っていうやつを使ってる。

この2つはぜんぜん違う物なんだ。どっちのプレーヤーもMacにつなげられてmp3を再生するところまでは同じ(ituneはダメ!)なんだけど、Dolphinの方は耳につける部分のゴムが外れて落ちそうになるんだ。SwiMP3は骨伝導の技術を使ってるんだけど、これがなかなかいい。でも高音域はDolphinの方がいいな。SwiMP3は音漏れもあるんだよね。

それに日本のプールは混んでるせいか、ジュエリーをつけちゃいけなかったり水泳帽をかぶってなかったりしなきゃいけないルールがあるんだよね。だからそのうち注意されそうなんだけど、それでも隠してMP3プレーヤーをを使ってるんだ。

水泳をしながら音楽を聴くのはリラックスできるし楽しいよ。でも水泳のフォームを直そうとしている時には邪魔になる事もときにある。

誰か他の種類のプール用プレーヤー使ったことある?


2007/3/23 Joiの英語版ブログより
訳:Taiichi Fox
コメント:僕がZiplocに入れた普通のmp3プレーヤーをプールで使ってることはJoiには言えない。。。

僕は先週ライカM8を手に入れた。僕は前からMシリーズのレンズはたくさん持ってたんだ。R8につけるデジタルのカメラを手に入れるまで、あまりに長く待ちすぎたせいで、僕が最終的に手に入れたときには既に解像度がかなり低いものになってたよ。だからM8を手に入れるのにはあんまり待ちたくなかったんだ。 全体的にはM8を手に入れて良かったと思ってるんだけど、いくつか直さなきゃいけないバグがあるんだよね。

僕がM8を手にしたときにはすでに1つ目のバグに気づいていたよ。 Apartureのソフトを使いたかったんだけど、AppleはライカM8のRawフォーマットをサポートしてなかったんだ。 だから偽のRawプロファイルを作って、AdobeRAWコンバーターを使って、Apartureに入れる前に形式を変換してあげないといけなかったんだ。(教えてくれたIanありがとう。) 推測するには、近いうちにAppleがM8をサポートしてくれると思うんだけどね。(当たらない推測かな。)

2つ目のバグはSXSWで写真を撮ってるときに気づいた。 コンファレンスにあった黒い布が黒に写らないで紫に写ったんだ。 黒いシャツを着てたはずのPhillip Torroneが紫に写ってたから僕はパニックになったよ。周りにいた皆も僕がパニックになってるのを見てたよ。誰かが僕にアドバイスしてくれたのは、googleで"IR Leica M8".を引くようにって。もう大変だよ。

ライカセンサーは赤外線に対して敏感でそれである周波のライトに当たると紫に見えるらしいことがわかった。これは色のバランスの問題ではないから、ホワイトバランスでは調節できないよね。ライカフォーラムが説明するにはCaptureOneのProバージョンでは、ほとんど問題なく使えているらしくて色も問題ないらしかった。 でも、それをするには特殊なUV/IRフィルターとまだテストされてないファームウェアのアップグレードが必要みたいなんだ。

なんてこった。ファームウェアが出たとしても僕の全部のレンズにはフィルターが必要だから、僕がLeicaで素晴らしいと思っているカメラと古いレンズの着装が失われてしまうよね。ライカはこれが売りなのに。

こんな問題をいろいろ試したあと、Flickrに写真を載せることにした。そこで気づいたのはFlickrに載ってる画像と撮った画像とは比較するとサチュレーション(彩度)が違うことに気づいたんだ。 僕がMacで使ってるFirefoxはIOCプロファイルのタグを理解していないのが原因で、僕はApartureを使って色を指定し直してからFlickrに入れないといけなかったんだ。(ケビンありがとう!) 僕はsRGB IEC61966-2.1でエクスポートしてみたら、なんとか直ったみたいだ。

これはsRGB IEC61966-2.1でエクスポートした方のイメージ
SET Players


これはしてない方でMacのFirefoxとSafari。
SET Players

Safariではほとんど一緒に見えるんだけど、Firefoxでは色が完全に違うよね。MacとWindowsでは違うガンマを使ってるから、Windowsで見ると色が変わっちゃうっていうこともわかった。 この事象をクリアに説明してるページがあったよ。

ここでわかったことはパーフェクトに近づけようと思うとだんだん難しくなっていくっていうこと。 僕はイメージングと色についていろいろと習得していることが多いし、最近の何日間かは難しい世界のデジタルフォトの世界に完全にはまっちゃってるよ。

アップデート:OSXの更新をしたら、Apartureが頻繁にクラッシュするようになった。誰か知ってる?

2007/3/14 Joiの英語版ブログより
訳:Taiichi Fox
コメント:カメラの事ぜんぜん知らないから難しい~!

John Poisson
僕はJohn PoissonがやってるTiny Picturesっていう会社に投資をしてる。この会社はRadarっていうサイトを開発運営してるんだけど、このサイトはフォトシェアリングのサイトで、僕みたいに他人に全部公開するのが好きじゃない人向けのサイトなんだ。 Johnと彼のチームは僕の妹みたいな人たちと一緒に携帯電話を使う若い人たち(若くない人も)が属する”Full Time Intimate Community”(FTIC)についてリサーチをしてる。FTICっていうのは何かっていうと、自分に近い関係の友達たちの集まりで、自分の生活の内容をシェアするグループのことを言うんだ。(通常は8人から10人ぐらいの集まりだね。) 携帯を使う若い人達は自分のFTICの友達が、起きてるか、学校に行ってるか、ハッピーでいるか、病気になってないか、宿題はもう終わったかっていう事とかを、常に知りたいと思っている。彼らは携帯のテキストメッセージを使っていつも自分の状態を逐一相手に報告してるんだ。 そこでRadarは写真を通じて近い友達とつながることで、もっと相手のことを知ることができたり、写真がチャンネルになって表示されることで、コメントを残したりすることができるものなんだ。 近い友達に向けて写真を発信するだけだから、そのコンテンツは質全的に濃くてプライベートで親密的なものになるしね。

僕はRadarのサイトで"joi"っていう名前で登録してる。もしRadarの友達リストに入れてほしければメールしてほしい。ただ最初に謝っておくけど、TwitterとかLinkedInと同じように僕をあんまり知らない人にはフレンドリストに入れるわけにはいかないよ。

2007/3/14 Joiの英語版ブログより
訳:Taiichi Fox

Web20Mirai Cover-1
WEB2.0の未来〔ザ・シェアリングエコノミー〕のムック本がインプレスより発行されました。この本は昨年東京で行われたデジタルガレージ、ニューコンテクストカンファレンスがベースになっています。この本に監修されている内容として、ミッチェル・ベーカー、ジョン・バックマン、タンテック・セリック、デービッド・アイゼンバーグ、ローレンス・レシッグ、村井 純、中野裕之、コーリー・オンドレイカ、(敬称略)を初めとする各氏のプレゼンテーションの内容が使われています。僕の出した内容もいくつか監修されています。それは僕のDBA(Doctor of Business Administration:経営学博士)に使う論文とかから抜粋したりした内容とかも使われています。

本当にクールな事はインプレスはこの本をCC BY-NC(v 2.1 JAPAN)のライセンスで発行してくれた事です。インプレスのサイトからこの本の各セクションのPDFバージョンがダウンロードできます。

2007/4/2 Joiの英語版ブログより
訳:Taiichi Fox